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親指MP関節の痛みを今すぐ撃退!信頼の最新ケア法
親指MP関節は、親指の付け根にある関節のことで、医学用語では「母指中手指節関節(Metacarpophalangeal joint)」と呼びます。親指の根元から数えて2番目の関節にあたります。物を掴んだり、つまんだりする際に非常に重要な役割を担っており、日常生活には欠かせない関節です。
この関節は、「尺側側副靭帯」と「橈側側副靭帯」という2つの靭帯によって両側から支えられ、安定性が保たれています。
①親指MP関節の痛みの原因
親指MP関節の痛みの主な原因は、これらの靭帯が損傷することです。特に、親指に横方向から強い力が加わることで靭帯が損傷します。
原因となる状況の例
スポーツ中の転倒:ボールを持った状態での転倒や、スキーでの転倒(スキーヤーズサムとも呼ばれます)。
不慮の事故や転倒時に手をついた際。
親指が外側に強く引っ張られるような動作。
重量物の落下など、強い外力が加わる場合。
② 親指MP関節靭帯損傷の症状
靭帯を損傷すると、以下のような症状が現れます。
急性期の症状
痛みと腫れ:親指の付け根の関節に痛みや腫れが出ます。
不安定感:靭帯が緩むことで、親指がぐらぐらするような不安定さを感じることがあります。
動かしにくさ:親指の安定性が失われるため、指を動かしづらくなります。
日常生活での影響
物をつまむ・握る動作の困難:物をつまんだり、ビンの蓋を開けたりする際に痛みを感じ、力が入りにくくなります。
握力の低下。
靭帯の損傷は、部分的な裂け目から完全に断裂してしまうケースまで様々で、ひどい場合は親指がほとんど動かせなくなることもあります。また、損傷に気付かないうちに靭帯が断裂していることもあり、不安定感がなくても痛みが続くことがあります。
検査と診断
痛みの部位や受傷時の状況などを伺った後、以下のような検査が行われます。
X線撮影(レントゲン):靭帯に付着した小さな骨のかけらの有無を確認したり、関節の不安定性を評価します。特に、親指に横方向の負荷をかけた状態で撮影する「ストレス撮影」は、不安定さをより明確にするのに役立ちます。
徒手検査:医師が実際に親指を動かして、痛みや不安定感を確認します。
超音波検査やMRI:X線では写らない靭帯の状態を詳しく確認するために用いられることがあります。
親指の付け根にあるMP関節は、様々な動作で負担がかかりやすい部位です。
①母指MP関節側副靭帯損傷
MP関節の側面にある靭帯(尺側側副靭帯、橈側側副靭帯)が損傷する状態です。
原因:
日常生活での動作
雑巾を硬く絞る
指をぶつける、圧迫される
親指を捻られる、引っ張られる
ものを持ったまま転倒する
スキーでストックを持って転倒する(スキーヤーズサム)
強い力が横方向に加わる
症状:
MP関節の腫れ、痛み
指を曲げる動作での痛み
親指の不安定感
損傷した靭帯と反対方向に傾けると痛み
物をつまむ、蓋を開ける際に痛みや力が入りにくい
②関節リウマチ
免疫の異常により関節に炎症が起こる病気です。
原因:
免疫システムの異常
遺伝的な要因も関係する可能性
症状:
MP関節の腫れ、痛み、熱っぽさ
特に朝の手のこわばり
倦怠感、食欲不振、体重減少などの全身症状
進行すると関節の変形
③ばね指(弾発指・腱鞘炎)
指を曲げる腱とその周りの腱鞘に炎症が起こる状態です。
原因:
指の使いすぎ
腱鞘の肥厚と屈筋腱の滑りの悪化
更年期、妊娠中、授乳中の女性に多い
加齢、ホルモンバランスの変化
症状:
指の付け根(MP関節部)の痛み、腫れ
指を動かす際の引っかかり、ばね現象
朝方に症状が強い傾向
悪化すると指が曲がったまま伸びない、または伸びきったまま曲がらない
MP関節痛のリスク要因
MP関節の痛みのリスク要因は多岐にわたります。
使いすぎ:
手や指を頻繁に使う仕事やスポーツ
長時間のスマートフォンの使用
外傷:
転倒や衝突による衝撃
指が無理な方向に曲がる、捻られる
体質・疾患:
関節リウマチの素因
女性(更年期、妊娠・授乳期)
加齢
その他:
関節の柔軟性低下

MP関節の痛みには、セルフケアと専門家による治療法があります。痛みの原因や程度によって適切な方法を選ぶことが重要です。
①セルフケア
痛みを軽減し、関節を保護することを目指します。
a.テーピングによる保護
指の動きを制限し、関節を保護します。
手順:
幅5cmのテープを半分に切り、15cmに切る。
爪の付け根からMP関節を覆うようにテープを軽く引っ張りながら貼る。
親指の付け根を一周するようにテープを巻き、関節を固定する。
もう1本も同様に、少しずらして貼る。
ポイント:
皮膚を休ませるため、入浴時はテープを剥がし、寝る前に再度貼る。
日常生活で常時テープを貼る。
b.温める
血流を良くすることで痛みが軽減される場合があります。
方法:
温湿布や蒸しタオルで患部を温める。
お風呂などで温める。
c.自主トレーニング
指の根元を曲げる運動は、MP関節の柔軟性維持に役立ちます。
方法:
指先を伸ばしたまま、指の根元(MP関節)だけを曲げる。
目標は90度まで曲げる。
指先が曲がらないように注意する。
d.生活習慣の見直し
指への負担を減らすことが大切です。
注意点:
スマートフォンやパソコンの使用時間を制限する。
重い物を持つ際に親指に負担をかけない工夫をする。
定期的なストレッチで親指や手首の負担を軽減する。
②専門家による治療
痛みが改善しない場合や、診断が必要な場合は医療機関を受診します。特に、CM関節炎や関節リウマチの場合、放置すると重症化の可能性があるため、早期の受診が大切です。
a.保存療法
多くのMP関節の痛みは保存療法から開始されます。
b.薬物療法:
痛み止めの内服薬。
湿布
急性期の痛みが強い場合はステロイドの関節注射。
c.固定:
テーピングや装具で関節の動きを制限し、安静にする。
靭帯損傷の場合、2~3週間のギプス固定。
d.冷却:
受傷直後の炎症を抑える。
e.リハビリテーション:
物理療法や運動療法。
指の変形性関節症の場合、指をかばって働く肘から下の筋肉調整。
f.その他の治療
原因によっては、専門的な治療が検討されます。
エクオールの内服:
女性ホルモンの低下が原因の変形性関節症の場合に、痛みの軽減や更年期症状の改善。
手術療法:
重度の靭帯損傷や保存療法で改善が見られない場合。
関節リウマチで関節の変形が進み、機能障害が大きい場合。
MP関節の痛みが続く場合は、整形外科医などの専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。
整骨院・接骨院でMP関節の痛みに対して健康保険が適用されるのは、急性外傷性のケガのみとなります。
例えば、
「昨日グラウンドで野球をしていてボールが親指の付け根に当たって痛めた」
「2日前に自宅で玄関の扉を閉めようとした時に親指を扉に挟んで痛めた」
などのようなケースのみとなります。さらに整形外科などを受診していないものに限られます。
「仕事柄重い荷物を持つことが多く、だんだん気がついたら親指の付け根が痛くなってきた」
「子育て中で赤ちゃんを抱っこすることが多くて親指の付け根がだんだんと痛くなってきた」
などのケースはケガではなく、先日記事にした「疾病」という扱いとなります。
整骨院では疾病に対して健康保険は適用されません。
また、親指のMP関節や節々が痛いからと言っても、痛いところだけ何かしら処置をすれば痛みが解消される訳ではありません。
身体全体のバランスを整えることと、日々の生活習慣の見直しが大切となります。






