産後骨盤矯正の成功法則:今こそ始める理由|貝塚駅徒歩30秒!肩こり・腰痛でお悩みならスッキリ整骨院

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産後骨盤矯正の成功法則:今こそ始める理由

2025/11/21
ブログ
ここ数日、貝塚市泉佐野市にお住いの方からのお問い合わせで
スッキリさんでは産後の骨盤矯正してもらえますか?
産後の骨盤矯正っていつぐらいから受けるのが望ましいですか?
というお問い合わせを頂いたため、今回は産後の骨盤矯正について書いてみたいと思います。

1. 産後骨盤矯正の重要性


産後骨盤矯正は、出産後の女性にとって重要なケアの一環として位置付けられています。妊娠・出産によって骨盤は大きな変化を経験します。妊娠中には、リラキシンというホルモンの影響で骨盤周囲の靭帯が緩み、出産に備えて骨盤が開きやすくなります。その結果、出産後には骨盤が不安定な状態となり、様々な身体的不調を引き起こす可能性があります。

具体的には、骨盤の不安定さが腰痛坐骨神経痛股関節痛恥骨痛などの原因となることがあります。また、骨盤のゆがみが内臓の位置を変化させ、便秘尿漏れなどの症状を誘発することもあります。さらに、骨盤周囲の筋力低下が姿勢の悪化を招き、肩こり頭痛といった二次的な問題を引き起こすことも少なくありません。

産後骨盤矯正の目的は、これらの不調を予防または改善することにあります。適切な矯正により骨盤の位置と安定性を回復させることで、筋肉や靭帯のバランスを整え、身体全体の機能を正常化します。矯正は通常、柔道整復師や鍼灸師・理学療法士などの国家資格を保有しており、医学的専門的な知識を持つ施術者によって行われ、個々の症状や体質に応じたアプローチが取られます。

さらに、産後骨盤矯正は、長期的な健康維持にも寄与します。骨盤の安定は、将来的な腰痛予防や姿勢改善にも繋がるため、出産後の早期からのケアが推奨されます。以上のように、産後骨盤矯正は、出産後の女性が健康で快適な生活を送るために欠かせない重要なプロセスです。

2. 骨盤が及ぼす健康への影響


骨盤は身体の中心に位置し、上半身と下半身をつなぐ重要な構造体です。そのため、骨盤の状態は全身の健康に大きな影響を及ぼします。まず、骨盤は脊柱や下肢の土台となるため、その位置や角度の異常姿勢の不良を招きやすく、腰痛股関節痛・坐骨神経痛・膝痛の原因となることがあります。骨盤の傾きやねじれは、脊柱の彎曲に影響を及ぼし、長期的には腰椎椎間板ヘルニア脊椎側弯症・脊柱管狭窄症などのリスクを高める可能性があります。

また、骨盤内には重要な内臓器官が収まっており、骨盤の歪みはこれらの臓器の機能にも影響を及ぼします。具体的には、骨盤の不正な位置が腸の位置や形態に影響を及ぼし、便秘消化不良を引き起こすことがあります。さらに、骨盤の歪みは膀胱や子宮の位置を変化させ、排尿障害月経不順・月経時の腰痛腹痛を招く可能性も示唆されています。

筋肉や靭帯の面においても、骨盤の状態は重要です。骨盤周辺の筋肉が過度に緊張したり、逆に緩みすぎたりすると、全身の筋力バランスが崩れやすく、これが肩こり頭痛、さらには歩行時の不安定感につながることがあります。したがって、骨盤の適切な調整は、全身の筋骨格系の機能を維持する上で不可欠です。

以上のように、骨盤健康状態は多岐にわたる身体機能に影響を及ぼすため、定期的な評価と適切なケアが求められます。適切な骨盤の調整や強化は、これらの健康問題の予防や改善に寄与すると考えられています。

3. 産後に骨盤矯正を始めるベストなタイミング


産後の骨盤矯正を始めるベストなタイミングについては、産後の母体の回復状況と個々の健康状態を考慮する必要があります。一般的に、産後の骨盤は妊娠中に緩んだ靭帯や筋肉の影響で不安定な状態にあります。これにより、骨盤底筋群や腹部の筋肉が弱まり、腰痛尿失禁などの問題が生じることがあります。

臨床的には、産後6〜8週間つまり産後1か月半〜2か月後が骨盤矯正を開始する良いタイミングとされています。この時期は、産後のホルモンバランスが徐々に安定し、体の自然な回復プロセスが進行する時期です。特に、ホルモンのリラキシンの影響が弱まり、靭帯が再び安定し始めるため、骨盤矯正を受けるのに適した時期と考えられます。

しかし、個々の回復速度は異なるため、骨盤矯正を始める前に必ず産科医や柔道整復師・鍼灸師・理学療法士などの国家資格を保有している専門家に相談することが重要です。帝王切開を受けた場合や、産後の出血や合併症がある場合は、開始時期をさらに遅らせる必要があるかもしれません。

骨盤矯正の具体的な方法には、骨盤ベルトの使用、骨盤底筋群のエクササイズ、整骨院やリハビリで活躍されている理学療法士などによる施術などがあります。これらは骨盤の安定性を高め、全身の筋力バランスを改善する効果が期待されます。

最適なタイミングで適切な骨盤矯正を行うことで、産後の回復を促進し、長期的な健康問題の予防に寄与します。したがって、産後の骨盤矯正は、国家資格を持つ専門家の指導の下で慎重に進めることが推奨されます。

4. 自宅でできる簡単な骨盤矯正エクササイズ

自宅でできる簡単な骨盤矯正エクササイズは、骨盤周囲の筋肉を強化し、柔軟性を向上させることで、骨盤の安定性を促進します。以下にいくつかの効果的なエクササイズを紹介します。

①ブリッジエクササイズ  
このエクササイズは、骨盤底筋群と臀部筋を強化します。仰向けに寝て両膝を立て、足を肩幅に開きます。手は体の横に置き、腹筋を軽く引き締めながら、ゆっくりと腰を持ち上げます。この時、肩から膝まで一直線になるように意識し、上げた位置で数秒キープします。その後、ゆっくりと腰を下ろします。これを10回から15回繰り返します。

②ペルビックティルト  
骨盤の動きを改善するためのエクササイズです。仰向けに寝て膝を立てた状態で、腰を床に押し付けるように骨盤を後傾させます。その際、腹筋を引き締め、腰の反りをなくします。この姿勢を数秒間維持し、元に戻します。これを10回から15回行います。

③キャットカウストレッチ  
このエクササイズは、背骨と骨盤の柔軟性を改善します。四つん這いの姿勢から始め、息を吸いながら背中を反らせ頭を上げます(カウポーズ)。次に、息を吐きながら背中を丸め、頭を下げます(キャットポーズ)。これをそれぞれ5回から10回繰り返します。

これらのエクササイズは、無理のない範囲で毎日行うことが推奨されます。各エクササイズは、正しいフォームを維持し、痛みを感じた場合は直ちに中止してください。個々の健康状態に応じて、医療専門家に相談しながら進めることが重要です。


5. 専門家による施術とセルフケアの併用のメリット


産後の骨盤矯正における専門家による施術とセルフケアの併用は、多くの女性にとって効果的なアプローチです。専門家の施術は、解剖学的知識と経験に基づき、個々の状態に応じた的確な矯正を提供します。これは、妊娠・出産による骨盤の歪みや不安定性を改善し、姿勢のバランスを整えることを目的としています。専門家による施術は、骨盤底筋群や腰椎周辺の筋肉に対する直接的なアプローチを可能にし、痛みの軽減や機能回復を促進します。

一方で、セルフケアの重要性も無視できません。セルフケアは、日常生活において自己管理を行うことで、施術の効果を持続させる役割を果たします。具体的には、骨盤周囲の筋肉を強化するためのエクササイズストレッチが推奨されます。これにより、骨盤の安定性が向上し、再度の歪みを防止することが期待されます。また、セルフケアを習慣化することで、長期的な健康維持にも寄与します。

このように、専門家による施術とセルフケアの併用は、相互補完的な関係にあります。施術による即効性とセルフケアによる持続性が組み合わさることで、産後の骨盤矯正はより効果的になります。これにより、産後の女性は身体的な快適さを取り戻し、育児や日常生活における活動をより円滑に行えるようになるでしょう。したがって、専門的な施術と日常的なセルフケアの併用は、産後の骨盤矯正において推奨されるアプローチです。


最後に、整骨院整体院などで「骨盤矯正」という文言を見かけることが多いですが、最低限以下の内容をしっかりと把握した上で矯正施術を受けることを推奨します。

国家資格を保有している施術者の矯正を受けること
解剖学や生理学など最低レベルの医学的知識を習得した国家資格を持っている施術者の矯正を受けるようにしましょう。
よく、
国家資格なんて持ってたところで治せなければ意味がない
とおっしゃる整体師やカイロプラクティックを提供している施設を開業している方からのお声を耳にしますが、我々国家資格保有者の立場から言わせると
そもそも国家資格を持っていなければ治す土台にすら立っておらず、人の体に触れること自体危険行為と言っても過言ではありません。
例えて言うならば
フグの調理師免許を持っていない人が捌いたフグを喜んで食べますか?

骨盤矯正と産後骨盤矯正の別々のメニューがある治療院は要注意
あなたがもし整骨院整体院などで骨盤矯正を受けてみようとお考えなら、通常の骨盤矯正と産後の骨盤矯正にメニューが分かれている治療院は注意が必要です。それぞれにメニューが分かれている理由を明確にしてから施術を受けられることを推奨します。

骨盤矯正に健康保険は適用されません
整骨院・接骨院で健康保険が適用されるのは、「急性外傷性の骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷」に対する処置のみとなります。出産はケガではありません。
健康保険にプラスして骨盤矯正
などと謳っている整骨院・接骨院は注意が必要です。受診者が知らぬ間に不正請求に加担している可能性があります。

産後の女性は育児に家事にただでさえ大変なため、産前産後から生じる体の不調を忙しさのために放置しがちです。悪化してからでは取返しのつかなくなることもあるため、何事も早めに取り組まれることをお勧めします。