今年初となるか!?季節の変わり目に生じるぎっくり腰が・・・

季節の変わり目となるため、しばらくはぎっくり腰のネタで記事を書こうと思います。
当院に初めて来院される方のきっかけの一つにぎっくり腰いわゆる急性腰痛症が挙げられますが、ぎっくり腰になった時のポイントとして、自力歩行できないレベルの重度な症状の場合は自力歩行ができるようになってから整体を受けられることをお勧めしています。
なぜなら、炎症反応が強く出すぎているため、何かしら施術を加えようとしても少しでも動かそうとすれば激痛を伴うため、そんな状態では施術の効果も大したものをご提供できないからです。
まずは自力で立ち上がったり座ったりすることができるようになるまでは安静にしましょう。

そしてなんとか自力で歩いたり座ったりすることができるようになったら、今度はできるだけ痛みをかばいながらでも少しずつでも動かしている方が痛みから解放されるまでの時間は安静にしてばかりいるよりもずっと早く良くなります。
ですので自力で通院できるようになったらすぐに仙腸関節の調整を加えると比較的スムーズに回復します。

では整形外科などで痛み止めの注射を打ってもらったら即効で痛みが取れて自力歩行できるようになるか?
とよくご質問されますが、これまたそこまでひどい炎症反応が出ている間は効果も虚しく、注射の分だけ余計に痛い思いをされるだけかと思います。
これは自分自身が以前経験済みのため、痛み止め注射を打ってもらうにしてもやはり自力歩行で整形外科まで歩いて通院できるレベルでやっと注射の効果もあるのではないかと思います。

そこで今回は貝塚市からお越しの方についてお話しますね。
毎年この季節の変わり目に必ずぎっくり腰をしていたけど、今年は今のところなんとか凌げてい
とのこと。

当院には以前ご家族が通院されていて、ホームページを確認してから来院されました。
整形外科で『腰椎椎間板ヘルニア』と診断され、5年ほど前に椎間板の減圧手術をされたものの、術後も腰痛と下肢の痛み痺れは解消されず、定期的に痛み止めのブロック注射を打ってもらいながら、昨年10月まで貝塚市内の整骨院に併用して通院されていたそうです。

ですが整骨院電気を当ててもらったり、ローラーベッドでゴロゴロと背中マッサージしてもらっても改善の兆しが見られないため、整骨院への通院は止めてしまわれ、その後は鍼灸院鍼治療マッサージ治療をずっと受け続けておられたとのこと。

当院に来院された当日もブロック注射鍼灸マッサージを両方受けられた直後に来院されたため、よほどお辛い状態での来院だったことでしょう。
ですがあまりにも色々な治療を併用されているとスクランブルエッグ状態となり、身体に余計に負荷がかかってしまうため、
通院されるところをまずは一本化されて体の経過を観察されてはいかがですか?
とご提案したところ、当院一本で現在は定期的に通院されています。

そして昨年から通院しはじめて現段階ではまだ一度もぎっくり腰を発症しておらず、このまま保つことができれば5年来のぎっくり腰を全くしない年を迎えられそうです。
ですが、下肢がこのようになっている時は要注意な時。

このように右下肢が外に倒れている時は、腰痛も下肢の痛み痺れもそれなりに出てくるとのことで、悪化しないよう腰仙関節の調整及び右股関節の調整を施します。

そしてこのような状態の時は比較的腰痛も下肢痛及び下肢のしびれも大したことなく過ごすことができているようです。

腰痛や繰り返すぎっくり腰でお悩みの方は、是非一度ご自身で仰臥位で両方の下肢の状態を見てみて下さい。
左右差があるようでしたら要注意です。
腰痛などがない方であっても左右差があれば解消しておくことが必要です。
いずれ症状が現れてからでは体の歪みはかなり進行しているため、早期に骨盤歪み矯正しておくことをお勧めします。

また、ぎっくり腰を繰り返す方やヘルニアなどで坐骨神経痛を伴っている方は仕事中など腰に負担がかかることが明らかな場合はあらかじめ腰椎コルセットの着用をお勧めしています。

ですが仕事以外の時間はあまりコルセットに頼りっぱなしにならないようにすることも大切です。
ずっと一日中コルセットを着用し続けていると、今度はコルセットに頼りっぱなしになって自分自身の筋力が低下してしまう要因となるばかりか、締めつけによる血行不良足の冷えなどにも繋がりかねません。

こちらの方も飲食店でお勤めのため、立ちっぱなしでお仕事されることが多く、また厨房の中は狭く足元は冷え、頭は熱気がこもるためのぼせる状態となり、どうしても体の不調を来す環境のため、ぎっくり腰など急な痛みに襲われることが多い仕事をされています。
そのため今後はぎっくり腰にならないカラダづくりを目指して健康に常に意識を向けながら過ごされるようにしましょう。

当院では定期通院されている方のぎっくり腰発症率は非常に少ないです。
それだけ予防効果が高いと言えるでしょう。
ですが季節の変わり目で急な痛みに襲われることが多い季節です。
普段の体の使い方の癖に常に意識を向けて身体を傷めないような使い方をするように気をつけてみて下さい。