先日のブログにも書きましたが、メディアの影響力は絶大なものがあり、例えその情報が嘘やデマと言われるものであったとしても、メディアの取り上げ方次第でその情報が嘘やデマとなったりもすれば、また真実となってしまったりもするものです。
日本は一応形式上では民主主義国家ですから、10人いれば6人以上が「右」というものは、例え本当は「左」だったとしても「右」となるのが常識です。
ですので本当は「左」だったとしても「右」に合わせなければならないことを学校教育で受け続けてきています。
「前に倣えっ」
と体育の授業で。
こんなとんでもないデータが出てきていますが、メディアではほとんど報道されていません。
メディアが流す情報には偏向報道があってはならないし、できる限り国民に寄り添った国民のためとなる情報を流すべきであるものの、残念ながらスポンサーや一部の特権階級などの顔色を窺った忖度だらけの情報についうっかりと騙されてしまいがちです。
その証拠に、以前メディアで
「納豆を食べるだけで痩せられる」
というような目から鱗とも言える内容を報じたがために、納豆がスーパーから消えてなくなるという奇妙な出来事があったのを皆さんは覚えておられるでしょうか?
その報道以前からも毎日のように納豆を食べ続けていた我が家にとっては死活問題とも言える事件でした。
確かに納豆に含まれているたんぱく質やら大豆イソフラボンやらナットウキナーゼやらの成分でいくらかダイエットできることも可能かも知れませんが、「納豆だけ食べさえすれば痩せられる」
という一方面だけの情報を鵜呑みにしてしまった方が、好きでもないのに痩せるためならと、鼻をつまんででも食べるまでしていたがために、結局2週間ほどもすれば「痩せられない」という現実をつきつけられて諦めた経験をされた方もいらっしゃったのではないでしょうか?
はたまた、
「毎日朝昼晩ごはんに納豆を2パックずつ食べ続けてたら痛風になった」
とマツコさんが言っていたりしていたこともあり、納豆を食べるだけでそんな簡単に痩せられる訳がないことと、健康に良いと信じて過剰に摂りすぎることで逆に健康を害してしまうこともあったりします。
コロちゃん騒動そのものがまさにメディアの報道の仕方次第でいくらでも国民を欺くことが可能であるということを証明してくれているようなものです。
先日久しぶりに電車でお出かけした際、電車内に乗り込んできた20代くらいの男女数名が、
「電車の中はマスクしとこう」
と男性が言っており、それを聞いた女性の方が
「あんた真面目やな~」
と言うとその男性は、
「真面目とかちゃうねん。だって人混みやからコロちゃんにかかりたくないからするねん」
と返答しており、マスクが何のためにするものなのかを本当に理解している人がいかに少ないかがよく分かる会話が聞こえてきました。
以前の厚生労働省が掲載していたポスターの一部切り抜きですが、ここにきちんと書かれています。ただしとても小さく見えにくくですが。
テレビなどのメディアではこちらのポスターは報道されたことを目にしたことはありませんでしたが、コロちゃん騒動の初期から厚生労働省はこのようにインターネット上では公表していました。
ですが毎日のように
「三密は避けろ」
「居酒屋は大騒ぎするから飛びまくるからあかん」
「パチンコ屋は密すぎるからあそこが広げている」
などと毎日のように報道し、お出かけしないで、換気を徹底して、大きな声を出さないように黙食して、マスクとお注射さえしていれば大丈夫かのようにメディアで報道し続けるとみんな「前に倣え精神」で周囲と同じことをしていれば安全安心と何も疑うことなく、そしてやっていない者を非難して
「はよ打てはよ打て」
「マスクを二重にも三重にも」
「大声でしゃべるな」
「黙って給食は食べろ」
「居酒屋とかパチンコには行くな」
と人権差別をし続け、周囲に強要してきた方も挙句の果てにはコロちゃんにかかったりしてもなお、マスクについてもお注射にしても効果があるかどうかは結局自分の意思や思考は停止させ、メディア次第となっています。
ただ、この20代と思しき男性がもし、
「口や鼻の粘膜が乾燥するとウイルスにも感染しやすくなるから粘膜の乾燥を防ぐためにマスクするねん」
このように言っていたらその考え方には同意していたかも知れません。
少しずつ寒さが和らぎつつありますが、と言いながら本日はまた冷え込みきついです。まだまだ寒暖差と空気の乾燥が続きます。こういった時期はマスクをすることで口や鼻の粘膜の乾燥を防ぎ、風邪をひきにくくしてくれる効果は得られるかも知れませんが、そもそもマスクの網目の穴の大きさが5㎛程度と言われており、それに対してウイルスの大きさは大きめのものでも0.1㎛~小さいものであれば0.01㎛ほどとなるため、魚釣りの網でミジンコを捕まえるくらいマスクでウイルスを止めることなど到底不可能です。
以前来院されていた医療従事者の方が
「一番小さいのは結核菌で、ウイルスよりも結核菌のほうがはるかに小さいんですよ」
ということを意気揚々とおっしゃっていましたが、
「そうなんですね。ウイルスのほうが小さいと思ってました。自分が不勉強なためもっと勉強しておきます」
とその場は話を濁しましたが、結核菌は長さが2~10㎛あるため、やっぱりウイルスのほうがはるかに小さいんじゃないかと疑問を持ちながら、ですが病院でお勤めの医療に携わっている医療従事者が真面目な顔でおっしゃっていたので、それだけを聞いただけで自分で調べようとしなければ本当に結核菌はウイルスよりもはるかに小さいものという誤った情報を身につけるところでした。まるでテレビで報道していたからというだけで自分で何も調べようともしないでメディアで言っていることだけを真実と信じ込んでしまっている人と同じように。
この数年間でもう忘れかけてしまっていることとして、
「トイレットペーパーが消えてなくなる」
ということも数年前にありましたね。
誰かがSNSで発信したがために、それを鵜呑みにしてしまった人が次から次へとトイレットペーパーを買い占めていくのを見て、さらにその光景を見た人がなんだかよく分からないまま自分もトイレットペーパーを買い占めるということが連鎖反応として起こり、結果トイレットペーパーがどこを探してもないということが起こりました。
日本のトイレットペーパーシェア№1は大王製紙のため、どう考えても日本からトイレットペーパーが消えてなくなって買えなくなるなどということは冷静に考えればありえない話ですが、過去にもオイルショック時に似たような経験をされた方もあるかと思います。周りが買い占めているのを見ると、理由はさておき自分も買い込んでおこうという集団心理が働きます。
何せ周りと合わせるということが好きな日本人ですから、例え悪いことであったとしてもみんながやっていればみんなとおなじことをしようとするのが日本人の良いところでもあり悪いところでもあります。
結局2週間ほどで供給が追い付いたため、よほど買い込んでしまわれた方は騒動が過ぎてから3年ほど経ったにも関わらず、未だに部屋の中がトイレットペーパーだらけの人もいるそうです。
健康に関する情報なども一方向だけの情報だけでなく、例えばテレビで
「肩甲骨はがしをすればダイエットできる」
とか、YouTubeで
「骨盤矯正をすればポッコリお腹が解消できる」
などのような内容のものを目にしたら、必ずインターネットで色々な検索をしてみて、YouTube等でも検索してみて、雑誌や新聞などいろいろな角度から調べてみて、友人知人などの色々な方の意見も聞いてみて、それが果たして本当なのかどうなのかを精査することが大切です。
こんなとんでもないデータが出てきていますが、メディアではほとんど報道されていません。
それもそのはずで、これが2023年の一年間で上記の内容を報道した機関と回数を表しているため、こんなに少ない回数しか報道されていなければ知るはずもありません。
ほとんどの方はやはりテレビや新聞を情報源としているため、これほどまでの健康被害が出ているにも関わらず全く蚊帳の外状態です。
そしてこのような情報を流すとメディアでほとんど目にしない情報のため「誤情報」と言われたり、「陰謀論」と言われたり「デマ太郎」と言われたりするのです。
こちらのグラフはメディアの信頼度を表していますが、日本は世界的に見ても圧倒的にメディアを信頼しています。
ですのでメディアで言っていることが全て正しい真実のみが流れていると思っている方が圧倒的に多いということが窺えます。
逆に言えばメディアで流れていない情報は全てデマだという認識を持っておられる方も一定数いらっしゃるはずです。
最近ではYouTubeだけでなく、TikTokやInstagramなど様々な媒体から様々な情報が得られるため、当院に来院される方からも
「あのさ、この前TikTokで整体をしてる動画見たんやけど、ボキボキってやってもらったら楽になった~っての見たけど、あれってホンマなん?」
と言われたので、
「じゃあ、ここで今から施術するんで整体後に治ったわ~って言ってもらえたらそれを動画にしますけど、どうですか?」
と尋ねると、
「アッ、なるほど、そういうことね」
とおっしゃられていました。
いくらでも細工が可能となります。
なんでもかんでもエイって何かしら整体を施したら痛みが一発で即効に解消できたら苦労はしません。
そのように人間が本来持っている自然治癒力を無視したような整体技術が存在するのであれば、数億円出してでもその技術を学びたいと思いますが、残念ですがありえません。
先日、とあるYouTube広告を見ていると、
「この健康法を一冊の本にまとめて仕上げたのが通常39,800円のところ今なら100円でお買い求め頂けます」
という動画広告を見ましたが、100円であれば購入をためらうこともなくたくさんの方が購入することとなり、結果として売上ナンバーワン獲得ということになり、いくらでもホームページなどに
「Amazonランキングで一位を獲得しました」
と堂々と掲載することができ、たちまち凄腕整体師となることができるのは言うまでもないのですが、果たして本当にその健康法は健康のためになるのかどうか?いささか疑問です。
先日も営業電話で、
「元プロボクシング世界チャンピオンの〇〇さんが、ぜひ貝塚にあるスッキリ整骨院さんの院長先生がボクシング経験者ということもあり、取材したいとのことでお電話差し上げました」
という内容の電話がかかってきたので、
「えっ、じゃあ無料で取材してもらえるんですか?」
とお伺いすると、
「取材にお伺いする以上チャンピオンのギャラがどうしても必要ですのでその分はご負担ください。その代わりに2年間だけホームページに世界チャンピオンが取材に来た整骨院と掲載して頂いても構いませんので」
と言われました。
もちろん有名人や芸能人と普段から交流があり、厚意で整骨院や整体院の看板となっているところも存在するかも知れません。
ですがごく一部でしょうし、本当のゴッドハンドと言われるような整体師などはそもそもメディアお断わりの治療家が多いです。
もう少し冷静に考えると、芸能人や有名人が通っている整骨院や整体院などで、写真や動画を勝手に掲載したら事務所からお咎めを受けるはずです。
ボクシング経験者からすると、元世界チャンピオンがお金を出せば来てくれるというオファーは大変魅力的ではあります。
別に取材してくれなくても構わないから来てくれるだけでも価値有りですが、目先の欲に溺れないように気をつけたいと思います。
この元世界チャンプをどこかの整骨院か整体院のホームページで見かけたら「このことね」と思い出してもらえたら。
ちなみに今回の元チャンプのヒントは
「同じ苗字にスミコという芸人がいる」
「タツヨシをボコボコにしたタイ人選手と日本人では多分最多対戦している」
「サウスポーで強烈な破壊力とスピードを持ったパンチを打つ」
ボクシング好きにしか分かりませんよね。