コネ?忖度?当然ありますよ

整骨院という業界に飛び込んでから25年以上が経ちますが、関西学院大学卒業後すぐにこの治療家を目指した訳ではなく、大学を出た手前、なんとなくサラリーマンとして一般企業に就職するものだと、非鉄金属メーカーに就職しました。
サラリーマン大家の末路とは? 失敗しないためにはどうすれば ...

父親が同業他社いわゆるライバル会社に長年勤めていたため、親の「コネ」ではなく「アンチコネ」で一般企業に就職したものの、親の会社よりも規模の大きな会社だったため、北は秋田県から南は福岡県に渡って営業所や工場があり、当然転勤族の仲間入り・・・と思ったのも束の間、最初の配属先が秋田県という東北のまさにズーズー弁丸出し(秋田の方は悪く捉えないで下さい。こちらは所詮コテコテの関西弁とも言えない田舎の大阪府民がホザイている泉州弁丸出しですから)の僻地に配属となり、また非鉄金属に何ら興味もなかったにも関わらず、親に対抗して同業他社を選んだだけだったため、言葉の壁や寒さの壁に耐えられず、仕事もろくに好きにもなれず、ひと冬だけ越して大阪に逃げ帰ってきてからすぐに羽曳野市整骨院でお世話になりました。

就職はアンチコネでしたが、整骨院の見習いとして修業しはじめたところは母親のコネでした。脱サラしてすぐに整骨院への道を目指すために、たまたま泉南市の実家の近所の整骨院スタッフ募集チラシを見つけたため、
面接に直接整骨院へ行って直談判してくる
と意気込んでその整骨院へと向かいましたが、その募集チラシが折り込み広告として入っていたのが春分の日だったため、たまたま休診日で面接にたどり着くことができず、実家に戻ったところ、母親から
整骨院の先生やったら知ってるから紹介してあげようか?
と言われ、親のコネを頼って整骨院で働き始めました。

親のコネがあったからこそ今までやってこれていますし、やはりコネは使えるものなら使うほうが得策です。
そうこうしているうちに当時お世話になった整骨院の先生が岸和田市に専門学校を作ることを目論んでいたため、幸いなことに比較的スムーズにコネ専門学校にも入学できました。

ひと昔前までは、整骨院鍼灸院などを開業するための国家資格を取得する専門学校などへ入るためには、カネコネがなければ入ることすらできないという、非常にハードルが高かったのが治療院業界の特徴でした。
要するに自分の働く整骨院鍼灸院の院長からの紹介で、なおかつ専門学校への寄付金という名目の裏金を上納してはじめて入学が許されるというもので、いくら勉強ができて学力があったとしても入れない非常に敷居の高いものでした。
当時、大阪府下に専門学校の数は3校しかなく、そんなことも知らずに専門学校を受験しに行き、かなり問題は解けたため合格しただろうと高を括っていたら、見事に不合格でした。

ですが、
もっと整骨院を増やして競合しあうほうが互いに技術力を高め、より健康増進や介護予防に繋がり、結果として健康保険料や介護保険料の減額につながる
という厚生労働省の思惑から、専門学校をもっと増やそうということで、25年ほど前にどんどんと増え続け、気がつけば大阪府下だけでも100校以上となり、国家資格取得者が激増し、街中整骨院で溢れかえり、結果あちこちの整骨院ケガでもなんでもない単なる肩こり慢性腰痛などの慢性疾患に対して怪我をしたという体裁で健康保険取り扱いを大々的に謳って集客し、健康保険料の減額どころか余計に健康保険を逼迫してしまう事態に陥ってしまっています。

羽曳野市整骨院でお世話になった後、岸和田整骨院へと転勤となり、近くにある専門学校に通いながら整骨院で見習いとして勤めていた矢先、突然借りているテナントのオーナーとの折り合いがつかなかったことが原因で閉院となり、天下茶屋の駅前にある整骨院へと転勤になり、その後阿倍野にある整骨院へ転勤となった際、たまたま和泉高校野球部OBで結成している草野球チームのメンバー不足を補うため駆り出された試合中に、地球と大喧嘩をして右骨折してしまい、しかも間が悪いことに国家試験実技試験前という時期に松葉杖状態となり、あわや留年かと思いきや、当時の副学長の忖度によって実技試験の代わりに口頭試験にすり替えてもらい、無事留年せずして卒業できました。

このように自分の過去を振り返ってみても「忖度」や「コネ」というものにぶら下がって生きてきているわけですから、別に忖度コネが全て悪いものとは思いませんが、過剰なまでの忖度コネは依怙贔屓(えこひいき)に繋がり、結果良好な関係性は保てないでしょう。

当院においても、開業祝を頂いたり、バレンタインデーチョコレートを頂いたり、旅行のお土産などを頂いたりすることがありますが、国会議員のように裏金選挙票を買うようなことは決してしない。つまり、何かしら頂き物などをしてもらったとしても、その方だけを特別扱いして施術を他の方よりも時間をかけて入念にするとか、本気で施術したり手を抜いて施術をするようなことは一切しておりません。施術以外では特別な方としては当然扱いますが。

また、中にはたまに横柄な態度を取られる方が来院される場合がありますが、例えどなたかのご紹介で来院された方であったとしても、横柄な態度を取られるような方とは関わりたくないため、ご紹介者の顔色を窺ってばかりいては自分が疲れるだけなので、さっさと追い返してきっぱりとお断わりする悪い癖はあったりもします。

施術そのものの流れも伏臥位(うつ伏せ)からスタートし、妊婦さんの場合やひどいぎっくり腰などでうつ伏せがそもそもできそうにない方は横向きで施術し、座位での施術、そして仰臥位(仰向け)での施術という一連の流れで提供しています。
もちろん、膝の悪い方や首の悪い方など、症状によって自分の経験をもとにアレンジすることは当然あります。

ですが、例え親であっても家族であっても同様の流れでの施術となりますし、身内にだけ内緒のスペシャルメニューを提供して身内以外には別メニューを提供するような忖度も一切ありません。
自分の家族には絶対にこんなに大量の薬を飲ませないけど、患者には求められるからナンボでも薬を出しまくる
問診や徒手検査上、絶対にレントゲンやCTなど精密検査などしても骨折も何もないのを分かっていながらバンバンとレントゲンやCTで被ばくさせまくる
というよう金儲け主義のク〇みたいな医者はわんさかいるがために、当院に来院されているご高齢の方でも10種類以上の薬漬けになっている方をちょくちょく見かけます。
自分の祖母も生前は病院通いを趣味としており、10種類以上の薬を毎日大量摂取していたがために、眩暈を起こし転倒大腿骨骨折寝たきり10年間となりましたが、介護施設に入っていた時にはほとんどを飲んでいませんでしたが、そのほうが自力歩行はできないものの、98歳まで頭も体も比較的しっかりしていました。

自分の家族にもそれだけの大量の薬飲ませてみろ
自分の親にもバンバンとレントゲン撮りまくってみろ
そう言いたくなりますが、製薬会社や処方箋薬局とのコネ忖度がそこにはあったりするのかも知れませんし、患者経営者に忖度しなければ成り立たないのかも知れませんし、はたまた目先の金に目がくらんで団塊世代高齢者が多い今のうちに儲けられるだけ儲けて後は、野となれ山となれ的発想しかない白衣を着た強権者の我欲がそうさせているのかも知れません。

そして、そのような大量に薬を処方してもらっている高齢者ほど、長年の積み重ねで生じている肩こりや慢性的な腰痛変形性膝関節症であるがゆえに、すぐに良くならないからと諦めてしまったり、シップを貼ったり痛み止めの薬を飲んだりと、ついお気軽にしかも健康保険が利いて安く済むという安易な発想で、簡単に口に放り込むだけのものやペタペタと貼り付けるだけの努力要らずのものに頼りがちです。「もう治らない」と諦めながら。

忖度なしにお伝えすると、やはり中高生のような若者と中高年では肩こり腰痛の歴史に大きな差があるため、当然痛み不調が解消されるまでに要する時間は大きく異なります。
そしてある程度体の不調が解消されてきてたとえ気にならなくなってきたとしても、放置し続けているとまた長年の体の使い方の癖生活習慣が何も変わっていないため、中高生よりも中高年であればあるほど再発悪化を繰り返しがちなため、例え今までの不調が気にならなくなったレベルにまで回復したとしても、定期的な再発予防悪化防止のためのメンテナンスに取り組んでもらうようお伝えしております。

そうして定期的に再発予防悪化防止のためにメンテナンスに取り組んで頂いている方であったとしても、人間生きている限り急なぎっくり腰寝違いなどに襲われることは当然あります。
ですが、指導アドバイスをきちんと取り組まれている方であれば、急な不調で急に診てもらいたいという要望には忖度働かせてそれが時間外であったとしても要望に応えることはありえますが、指導アドバイスもちっとも聞いてもらえない方が気まぐれでたまたま隙間時間ができたからとぶらりと来院されても、時間外などであれば当然お断わりすることもあります。

もし仮に、
自分の家族と知らない人が川で流されているとしたら、先にどちらから助けますか?
という質問をすると、全員の方が
自分の家族から助ける
と答えるでしょう。

自分の身内と初めてお会いする方どちらの言うことを信じますか?
という質問をすると、当然
自分の身内の言うことを信じる
と答えるでしょう。

ですので、もし自分の家族が腰痛で悩まされていたら、当然当院に来院されている方どなたよりもまず家族の腰痛を絶対に解消できることに全力を尽くしますし、もし妻が夜中にぎっくり腰に見舞われたとしたら、どれだけ酒に酔っ払ってしまっていたとしても全力でできることをして助けることに注力します。
当然「コネ」も「忖度」もあって当たり前です。

これと同じように、施術内容や施術レベルそのものには「コネ」や「忖度」は関係ありませんが、腰痛頭痛などの体の不調で悩んでいる場合、必ず家族や身内から手助けするのと同じく、やはりアドバイスを忠実に受け入れて当院を信じて真面目に利用されている方と、何ら指導アドバイスも受け入れず自分の気の向くままに来院される方を、何の忖度もなく同一に診ることができるかと言われると、やはり自分も人間ですから同じポジションで診ることはできません。

どの世界でも「コネ」や「忖度」はあるものです。

ところで、2023年にノーベル生理学・医学賞をアメリカ人の二人の博士が受賞しましたが、これって本当にmRNAによっていかほどの人命を救ったのかを厚生労働省忖度なしに統計を出して欲しいところですが、〇林製薬の紅麴のことにはすぐに動いていましたが、ワク害の統計などおそらく出さないでしょうね。このノーベル賞には相当忖度働いたのではないかと想像されます。



こんなのが〇林製薬のホームページに掲載されていますが、ヨウ素なんかでインフルや新コロまでやっつけてしまってもらっては困るからなのか?
いずれにせよ忖度なしに言うと、適度に海藻類などを食することでヨウ素が補え、風邪予防になるということですね。

もちろん、ヨウ素さえ補えば風邪をひかないわけではなく、適度な運動適度な睡眠適度な食事によってストレスをため込まないようにすることが様々な風邪などの病気をはじめ、肩こり腰痛などの筋骨格系のトラブルを回避するためには不可欠となります。