骨折手術後の痛み

今回は貝塚市西町からお越しの方についてお話しますね。
腓骨骨折から回復してきたけど、かばっているうちに他がおかしくなってきた』
とのこと。

腓骨(ひこつ)とは、下腿の外側にある骨で、腓を訓読みすると、『こむら』と言います。いわゆるこむら返りという言葉の由来となっている骨です。
この腓骨を骨折すると添え木の役割を果たしているため、歩行が困難となり体重を支えることができなくなります。
20代の頃に野球をしていて腓骨を骨折した経験があるため、お辛い気持ちはよく分かります。



右の腓骨骨折のため、右下肢が外旋状態となっていました。
このように骨折の後遺症によって歪みが作られ、その結果腰痛肩こり神経痛などを生じるきっかけとなります。

急性外傷性の骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷
これが整骨院・接骨院で健康保険の適用となるものです。

ですがこれ以外の症状つまり慢性的な肩こり腰痛、神経痛で来院される方が圧倒的に多い整骨院。
来院される皆さんは、整骨院・接骨院でどんな場合に健康保険が適用されて、どんな時には健康保険が適用されないかということをほぼ知りません。

ですので整骨院・接骨院側から情報発信をして健康保険の適用となる症状とならない症状を理解し、ただ安く済むからと安易に健康保険を乱用せず、適正に保険を使ってもらいたいです。
安いから自分の腹が痛まなければ・・・
どうせ他人の税金だし・・・
そのようにお考えの方には当院ではお受けできかねます。

整骨院・接骨院で健康保険の対象となる分野は日常生活またはスポーツ時の急性外傷性の
『骨折』『脱臼』『打撲』『捻挫』『挫傷』に限られます。
それ以外では健康保険は適用されません。

もし健康保険が適用されていたら
『その毎月書くサインは一体何?』
『なんで健康保険証を出すの?』
という質問を投げかけてみてはいかがでしょうか?

理由をきちんと説明してもらえ、納得できる回答が得られるなら、あなたの健康保険は決して無駄には使われていないはずです。