貝塚駅前のスッキリ整骨院です。



昨日の受付終了後に貝塚市近木町の氏神様である感田神社へお参りに行く予定にしていたものの、結局この暑さに根負けしてしまい、まっすぐ家に直行してしまいました。
朝から慌てて月参りしてからのブログ更新です。

お賽銭を投げたら、その左横に毎月このようなのが置かれていますので、ありがたく頂いてから出勤しております。
感田神社も歴史も古いため、かなり改装工事が進んでおりました。
さて、
今回は泉佐野市からお越しの方についてお話しますね。
『左肩の痛みが辛くて、理学療法士の先生に診てもらったら腱板損傷って言われた』
とのこと。
そして肩関節周辺の腱板の痛みがある部位を中心にリハビリやマッサージなどをしてもらっていたものの、なかなか痛みが解消されない状態が続き、仕事にも差し支えるようになってきたとのこと。
腱板(読み方はけんばん)とは、腕を上げたり回したりする時に肩の関節を安定させる働きがある筋肉のことで、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょうえんんきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)の4つの筋肉で構成されています。
この4つの筋肉で肩の関節が簡単に外れたりしないよう、また微細な動きをするために働きます。別名ローテーターカフとも言われています。
この腱板に炎症を生じたり、損傷または断裂したりすると、肩関節が動かしにくくなったり、痛みで動けなかったりします。
腱板を損傷していたため、左肩を動かす際に痛みや違和感を感じながら毎日仕事をしていたそうですが、あまりにも痛みがひどくなってきたため、岸和田から泉佐野にかけて整骨院や整体院をインターネットで検索し、当院を口コミで知り、来院されました。
毎月泉佐野から貝塚駅まで電車で通院して下さるので大変有難いです。
身体の状態を検査確認してみると、

左肩が下がり、頭も左側に傾いている状態。
腹臥位で右膝と両膝の殿屈動作にて腰仙関節に痛みが走り、腰椎と仙骨のカーブに異常がありそうでした。
さらに仰臥位で診てみると、左の大腰筋が右に比べて働きが弱く、どうやら左肩が下がって常に腱板に負担をかけているのは骨盤と背骨を繋いで支えている大腰筋の働きが弱くなることで生じる骨盤の歪みにあるようでした。
左肩が痛いと、
左肩に電気治療、左肩をマッサージ、左肩に鍼灸、左肩にテーピング、左肩に湿布、左肩の関節運動などなど、痛みや不調が出ている部位だけをなんとかして解消しようとしますし、また左肩が痛いとどうしても患部を動かしたり揉んだりほぐしたり叩いたりするほうが効果的ではとつい自分自身でもしがちです。ですが、痛みや不調を生じている部位だけをどうにかしようとしても症状解消には繋がりません。
根本的な痛みを発している原因となっている骨盤の歪みから矯正しないと解消されません。
そこで早速SPB療法開始。
施術後確認してみると、

頭の傾きも解消し、大腰筋の働きの左右差も解消し、終了。
期間にしておおよそ1ヶ月、回数にして約8回の整体で腱板損傷による肩の痛みはほぼ解消されましたが、腰仙関節の歪みが完全には解消されていないため、時々生じるちょっとした腰痛や肩こりはあるため、定期的なメンテナンスに通って頂いています。
ぎっくり腰やひどい寝違いなど、急な痛みはある程度の回数と期間でとりあえずの痛みは比較的早く解消されることが多いですが、慢性的な肩こりや腰痛は解消されるまでには時間がかかります。なぜなら症状が現れるまでにかなり身体の歪みが進行してしまっているからです。
さらにその身体の歪みを長期間放置しておくことで、今回のように腱板損傷にまで陥っているため、不調を感じるまでに早めにメンテナンスすることで、不調を感じにくい身体づくりを目指されるようにすることが大切です。