貝塚駅前のスッキリ整骨院です。




お盆休みも終わり、学生さんたちの夏休みもラストスパートといったところでしょうか?
お盆休み中で実家へ帰省された方の中には
『食べ過ぎた~』
『呑み過ぎた~』
ということで、お盆明けからダイエットに取り組もうと決意された方もいらっしゃるかも知れません。
ボクサーがやるような無理なダイエットは身体を壊すだけで大変危険です。
栄養バランスを考えながら、食事量をコントロールし、効率よくダイエットに取り組みましょう。

当院では耳つぼダイエットを提供しております。
泉南市で開業した当初は耳つぼダイエットで来院される方が整骨院へ整体を受けにくる方よりも多いくらい、ダイエットをしたいという方が多かったですが、今はほぼ口コミだけを頼りに提供しているため、実際にダイエットに成功した方の身体の大きさが論より証拠となっているようです。
秋から本格的にダイエットに取り組もうと思われている方は、ちょうどお盆明けが良いきっかけとなりそうですね。
さて、今回は河内長野市からお越しの方についてお話しますね。
『食生活が不規則で、最近痛風がひどくて手が腫れてスッキリさんまで運転して通院できない』
とのこと。
貝塚市清児からお越しの方からのご紹介で来院されましたが、来院当初は五十肩による肩関節の痛み及び可動制限が見られ、河内長野市のご自宅近くにある昔から通っていた鍼灸院でずっと肩の鍼灸治療を受け続けておられましたが、なかなか痛みが解消されず、しかも長年通っておられたものの、料金改訂によって一回の料金が上がったため、通わなくなっておられたとのこと。
来院してから4回程度で肩関節の可動制限はかなり解消されており、一度痛めた部位はまた再発する可能性もあるため、五十肩を再発しないようメンテナンスで定期的に通院されています。
ですが、急に手に腫れが出てきて、痛風様の痛みが現れ、突発的な出来事だったようで、ご本人が一番驚かれていたため、どのような状態になっているのかカメラでご自身の手を撮って見せてもらうことに。

特に左の人差し指周辺の腫れがひどく、手を握る動作が痛くて自動車のハンドルを握ることが苦痛でどうしようもないとのこと。
痛風とは、尿酸という物質が身体の特に関節部に固まって結晶となって生じる関節炎を起こす疾患で、この関節炎が発作的に突然生じる為、痛風発作とも言われています。
人間の身体の中にはプリン体という、生きていくうえで欠かすことができない物質があります。プリン体と聞くと、ほとんどの人が
「あ~あの身体に良くない痛風のもとになるやつやね』
と言われがちですが、生物の細胞中に含まれている遺伝子の構成成分であり、生命活動には必須のものです。
人間は、日頃の食事を通じてこのプリン体を体内に取り入れていますが、食事だけではなく、実はプリン体の8割近くが体内で生成されているのです。
体内のプリン体は、細胞の代謝や増殖などに利用され、利用されなかった残りのプリン体は尿酸として体外へ排出されるようにできています。
生命活動にも必要不可欠なこのプリン体ですが、摂り過ぎると血清尿酸値の上昇だけでなく、高尿酸血症や痛風発症のリスクが上昇します。
血液中には一定量の尿酸が含まれています。
様々な理由で血中の尿酸値が高くなり、7.0mg/dlを超えると高尿酸血症という状態に陥ります。
高尿酸血症が長引くと、関節内に尿酸が固まってしまい、その固まった尿酸が関節の間に落ちると白血球が攻撃をします。これが痛風発作の原因です。
痛風発作を生じる前にムズムズとした違和感を伴うことが多く、最も多く発生するのが足の親指の付け根で、その他こちらの方のように指先や足首・膝関節などにも生じます。症状としては発作というだけあって痛みが激しく、歩行困難となることもありますが、10日前後で軽快します。
痛風発作が慢性化すると、皮下に尿酸の塊いわゆる痛風結節ができることがありますし、腎臓障害を伴うこともあります。そのため、尿路結石も合併すると言われています。
また、痛風は肥満、高血圧症、高血糖症、動脈硬化症などの生活習慣病が多いのが特徴です。
血液中の尿酸値はそもそも男性の方が女性に比べて高いため、痛風になる方はほとんどが男性です。まれにご夫婦で同じ食習慣のため夫婦揃って痛風を患われている方もいらっしゃいます。
高血圧症や心不全に対して処方される利尿剤で尿酸値が上がることもあり、尿酸値が高くなるほど痛風が発症しやすくなりますが、尿酸値の高い方うち痛風発作を生じるのは一部です。また、足の母趾の付け根が痛いといっても全てが痛風である訳ではなく、外反母趾も同様の部位が痛くなります。その他感染症や変形などによっても痛みを生じることがあります。

足の母趾が痛くなることは今までも時々あったとのことですが、今回指先が痛くなって腫れてきたため、これを機に食生活をはじめ、生活習慣を見直し、規則正しい生活習慣を送ることをオススメします。痛風による痛みは、整体で身体のバランスを整える以前に食事のバランスなどを見直すほうが先です。
食生活ではついつい普段の食事だけでは物足りず、自分でさらにスーパーへ肉を大量に購入するほど食欲が旺盛だそうです。
食欲が旺盛なことは大変素晴らしいことではありますが、なにごとも摂り過ぎてしまっては
『過ぎたるは及ばざるが如し』
です。
ついつい痛みや不調が現れないとなかなか行動に移さないのが本能。
先日もこのようなことをおっしゃっていた方がいらっしゃいました。
『友達が太りすぎて心臓のバイパス手術を何度も受けているから、自分のようにスッキリさんに来てダイエットしたらええのに』
とのこと。
ですが、そのお友達はお腹が空くとコンビニへまっしぐらだそうです。
痩せたい<食べたい
であれば食べることが良いでしょう。
そして、
死ぬ<生きたい
となったときに本気のダイエットができる可能性があります。
命がかかっていれば、少々の空腹は耐えられます。
ボクサーが
『腹減ったから軽量で失敗してもまあええか』
なんて言っていたら、それこそ失格です。
絶対に体重を規定どおりに落としてでも試合に臨むという意思がなければ、単なるなんちゃってダイエットで終わりです。
ダイエットによる恩恵を受けるためには、それ相当の代償も必要となります。
ですが、あまりにも低血糖状態で空腹を我慢してまでするダイエットは、結局リバウンドの原因となりかねないため、血糖値を安定させながらダイエットすることが大切です。
本格的に食生活をはじめ、普段の生活習慣を見直してみましょう。