肩こりすっかり解消してしまったけど・・・

貝塚駅前のスッキリ整骨院です。

本日はお昼前から雨の予報です。
こんなお天気の日には、数年前までは何かしらに反応して鼻がムズムズしてくしゃみ鼻水でひどい状態でしたが、今はすっかり治ってしまい、気にならなくなりましたが、何かしらのアレルギー反応だったかも知れないため、今後も予防に努める必要がありそうです。

というのも先日、花粉症の治療薬が保険外の治療薬という扱いとなり、今後花粉症などアレルギー症状で耳鼻科で診てもらっても治療薬市販の薬と同じく保険の対象外となりましたね。
これによって600億円の医療費削減に繋がるとのことですが、もはや焼け石に水です。
しかも花粉症の症状を発症している世代は20代~60代までが圧倒的に多く、今後の高齢化していく日本社会では花粉症の治療薬を保険外にしたところで、継続的な医療費削減どころか、益々若手にばかり負担がかかり、本質的な医療費削減には結びつかないように思われますが、そう感じているのは自分だけでしょうか?

いずれにせよ、悪くなってから治療に専念したくても治療に要する費用が健康保険の対象とならなければ、個人の負担は大きくなります。
整形外科行ったらロキソニン湿布ようさんもらえるから、また使いきれんかったらスッキリさんに持ってくるわ~』
なんて以前おっしゃられていた方がありましたが、そんなに使い切れないほどの湿布を保険がきいて安いからと、使う以上に処方してもらっていては例え自分の懐は痛まなくても日本全体で見ると、保険制度は破綻するのが目に見えています。

アメリカでは国民皆保険はなく、医療費が高額なため、病院でかかる治療費が支払えないため自己破産までする人が6割以上存在するようです。
日本の医師の半数以上が国民皆保険制度は存続が難しいとアンケートで回答しているそうですが、本当に必要な治療があるにも関わらず、保険制度がないために重い病気に陥ってしまっては本来の健康保険の助け合いの制度は無意味となってしまいます。

当院では健康保険を使った施術は受付ておりません。
先日も飛び込みで来院された男性が
慢性的な腰痛なんやけど、保険でいけるか?』
と来院されました。
もちろん自費での施術をご提案しましたが、
『保険が使われへんのやったら他の整骨院探すから結構』
とおっしゃられ、出て行かれました。
ほかの整骨院で、改めて健康保険制度についてしっかりと説明を受け、どうぞ正しく保険を利用されるよう祈るばかりです。
急性(おおむね10日程度まで)外傷性(つまりケガ)の骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷に対する処置のみが、整骨院で健康保険を使って受けられる治療となります。


さて、今回は貝塚市橋本からお越しの方についてお話しますね。
『数年前は肩こりがひどくて揉みほぐし屋さんに毎日のように通ってたけど、マッサージしてもらうほうが余計に肩こりひどくなってきて1日2回もマッサージしてもらったりしてたけど、スッキリさんにお世話になってから肩こりすっかり解消してしまって全然体調悪いとこないから通うのもあかんかなと思いながら、一度見といてもらいたくて』
とのこと。

なんとも律儀な方です。
肩こり腰痛などをお持ちの方が
『全く肩こり知らずになった』
『あれだけ腰痛で悩んでいたのが全く気にならない』
という声を沢山頂くようになったのも、肩こり腰痛を起こしている筋肉そのものを揉んだりするような施術をしなくなってからです。
それまでは、マッサージ紛いのような緊張している筋肉そのものにアプローチしてばかりだったため、
肩こり全くしなくなった』
などという声はほぼ皆無に等しかったです。

本来であれば、肩こり腰痛などの不調があれば、まずはその治療に専念されることが先決ですが、不調が解消されてきたら、今度は不調が出ないように予防のために肩こり腰痛がなかったとしてもメンテナンスをしてもらっていることが理想的です。

肩こりと右肩下がりの状態で来院されたのが3年前。

当院に通っているうちに、だんだんと肩こりを生じなくなり、あれだけ辛くてしんどかったのが嘘のようでご自身が一番驚かれているご様子でした。
それ以来全く肩こり知らずで健康そのもので、身体のことは全く気にしていなかったそうですが、ここ最近ご家族に
あんた肩こり忘れてるって言うけどホンマなん?認知症になってる訳やないやろうね?
と言われたことがきっかけで、
『3年も肩こり忘れてるから、一度認知症になっていないかどうかを診てもらいに来た』
とのこと。

もちろん冗談でおっしゃっておられましたが、3年前に当院へ来院されたことを忘れておられたら即レッドカードでしたが、とてもお元気そうで、肩こりなど特にこれといった症状もないにも関わらず、身体の検査をしてもらいたいという意識を持たれ来院されたことがとても素晴らしいです。

身体の歪みを検査確認してみると


左の下肢が外旋変位しており、股関節の硬さに左右差を生じているようでした。
また、仰臥位で診てみると、

やはり左股関節が外旋変位を来たし、いわゆるガニ股となっている状態でした。
今でも左肩が時々忘れかけた頃に肩こりを生じることがごくたまにあるとのことで、おそらく左股関節が外に捻れすぎていることが原因となって骨盤がズレ、結果として肩こりを来たしている可能性があります。
それ以外の検査反応はほとんどなく、3年前に来院された時のような肩の高さに左右差を生じ、肩が下がっている状態でも全くなかったため、本当に身体の調子は全く問題がないようでした。

ですので、肩こり予防のために早速整体開始。
当院では肩こりに対して凝っている筋肉をマッサージしたり、ストレッチしたり叩いたり押したりするようなことは一切しません。


腹臥位で骨盤から背骨の側方及び捻じれの歪みを矯正していき、座位で背骨の生理的彎曲を整えます。
その後、頭蓋骨を触り脳脊髄液の循環促進、ホルモンバランスの調整、自律神経系の調整をし、施術終了。

当院でよくあるのが、
気がついたら肩こりが解消されていた
というもの。

こちらの方も来院当初は、
マッサージみたいに揉んだりほぐしたり全然しないのに、なんだか心地よい反面、こんなん身体ユラユラする程度で肩こりホンマに解消するんかいな?』
そんな疑問と不安があったそうです。

ですが指導どおり通院して下さり、今では肩こりをほとんど感じることなく数年過ごされておられたため、大変有難いです。
整体後、検査確認してみると、


股関節の捻れの負担も軽減されており、整体完了。
仰臥位で確認してみても

左股関節の傾きが軽減し、施術完了。

身体の不調が特になくても不調が出てからでは良好な状態に取り戻すために時間がかかるため、定期的なケアをオススメします。
また、これからは肩こり予防を目指して取り組みましょう。