今月2回目の3連休という方もいらっしゃったのではないでしょうか?









秋分の日も過ぎ、ようやく秋らしくなってくるのかと思いきや、まだしばらく夏日が続く今日この頃ですが、我が家も毎年恒例のアルプス登山と計画していたものの、台風17号の影響でお天気がダメでした。
雨の登山は滑落や足元を滑らせて膝を壊したりするリスクが高まるため、今年は中止とし、替わりに大和郡山市に金魚すくいに行ってきました。

芸能人もたくさん来られているようです。

生まれてはじめて金魚のすくい方を教わり、勉強になりました。

なぜか自動改札機。
そしてお店も閉店ガラガラ~。
何か電車に関係するお店なのか?

金魚もこれでは酔っ払います。

マンホールも金魚でした。
貝塚中央商店街よりもまだお店が開いていましたが、人はまばらで限りなく閑散とした商店街でした。
商店街のお店同士が力を合わせて町おこしすることが必要だと実感しました。
そして今日から週初めとなります。
さて今回は泉佐野市からお越しの方についてお話しますね。
『最近犬を飼いはじめて、子犬やから抱っこする時に屈むことが多くて左腰から左股関節にかけてだんだんと痛くて、脚先にかけて痺れて辛い』
とのことで来院。
『腰椎椎間板ヘルニア』と医師から診断された、貝塚市にお住まいのご家族が当院へ来院されるようになってから随分と体調が良いとのことで、ご家族からのご紹介で来院されておられますが、これまた泉佐野の整形外科で『脊柱管狭窄症』の診断を受けており、当院に来院された当初からひどい腰痛と坐骨神経痛をお持ちのため、定期的に当院で骨盤矯正を受けられるとカラダが楽とのことで、毎月1~2回通われておられます。
脊柱管狭窄症とは何か?そしてどんな症状が現れるか、簡単にまとめておきます。
脊柱管とは背骨の中の脊髄が通っている通り道のことを言います。この管の一部が狭くなって神経や神経のそばを通っている血管を圧迫することによって生じる病変のことです。
原因は主に加齢によって発症することが多いと言われており、長時間歩くことが困難で、少し歩いては休憩したくなって、しばらく前傾姿勢で腰を丸めて休むとまたすぐ歩けるようになるといった、専門的に言うと『間欠性跛行』(かんけつせいはこう)という独特の歩行障害が現れたり、下肢への坐骨神経痛症状が現れたりします。
整形外科などの病院で診断されると、主にコルセットの着用やビタミン剤や漢方薬などの処方薬による投薬治療、リハビリルームがある病院などでしたらストレッチや牽引器による腰椎の牽引などのリハビリが行われたりします。
あまりにも症状がひどい場合は脊柱管で圧迫された神経を圧迫から解放するために手術によって除去することを勧められる場合もあります。
当院にも何人か手術を勧められ、絶対手術だけは避けたいということで来院されている方もいらっしゃいますし、過去に手術をしたことがある方も来院されています。
話を戻しますが、しばらく脊柱管狭窄症による腰痛と坐骨神経痛症状は比較的調子が良かったものの、ここ最近になって子犬を抱っこする機会が増え、症状が再発・悪化しているようでした。
立位で診てみると、

頭が左に傾いてしまい、骨盤から背骨がバランスよく中心を保つことができていない状態となっておりました。
ですがご自身では全く左に傾いている自覚はなく、左腰と左股関節の痛みと下肢の痺れという自覚症状のみ辛いのは自覚症状というだけあって自覚があるのですが、他覚症状である身体の歪みにはなかなか気づけないものです。
カメラで撮ってお見せしても、
『えっ、こんなに歪んでたの?』
と自覚症状以上にご自身の身体のゆがみに驚かれておられました。
左大腰筋の働きも右に比べてダウンしてしまっており、左股関節のほうが硬さも出ており、仰臥位からそのまま起き上がろうとすると骨盤あたりの痛みと下肢への放散痛も生じている状態でした。
『なんか骨の中の方が痛いから、これってやっぱり骨が悪いんかな?』
とおっしゃいましたが、骨ではありません。骨の周りに付いている筋肉が緊張を引き起こしているため、骨の中の方が痛いように感じているのです。
そこで早速骨盤矯正開始。
症状がひどい場合は、腹臥位でのソフトな矯正ですら痛みを伴うことがありますが、基本的には非常にソフトな施術のため、逆にぎゅうぎゅうと揉みほぐすようなマッサージをご希望の方にはご期待に沿えませんが、身体の歪みつまり他覚症状を解消する上では当院の整体は短時間で効率よく受けて頂けるかと思います。
腹臥位の後、座位での施術、そして仰臥位で施術して完了。
施術後確認してみると、

若干の傾きは残っているため、しばらくは要通院となります。
また、子犬を抱っこするときに前かがみになる際、腰を曲げないようにすることが大事です。
つい無意識で前かがみの姿勢をしようとすると、どうしても腰から曲がってしまいがちです。

ですので、前にかがむ際に必ず腰から曲げないようにすることが大切です。
例えていつも言うのが『重量挙げ』の選手のようにして屈むことが腰にとっては理想的です。

本来、腰椎は前彎と言って前に弓なりにカーブが形成されています。
この腰椎が逆方向つまり後彎する方向になると、たちまち腰痛の原因となってしまいます。
ですので、下にある荷物を取ろうとするときや靴下を履くときなど、些細な動作でぎっくり腰になったりするのも腰椎の彎曲が後彎になった時に起きたりしやすいです。
ですので、
『腰を曲げないように屈むとき意識して下さいね』
とアドバイスした後、下にあるカバンを持ち上げようとした際、腰が既に曲がっていたので
『その時ですよ~』
とお伝えすると、
『ホンマや~、もう既に意識が遠のいていつもの癖がついてる。身体の使い方の癖ってホンマ怖いわ~』
とおっしゃって帰られました。
モデルさんで猫背のモデルさんはいないと思いますが、あれも姿勢をよく見せるために最初の頃はかなり姿勢を意識されているハズです。
ですので、子犬を抱っこするときにも下にある荷物を取るときにも、常に意識の連続でこしを曲げないようにすることを意識し続けてはじめて腰痛予防にもつながりますし、脊柱管狭窄症の予防にもつながるのです。
まずは意識することからはじめてみてください。