膝にコンドロイチンってええの?

ここ最近よく質問されるのが、
膝にコンドロイチンとかグルコサミンってええの?
というもの。

答えは、
分かりません
メチャクチャ無責任な質問に対する答えですが、正直自分が膝の痛みコンドロイチングルコサミンを飲んで良くなったとかいう経験はありませんし、膝の痛み解消したという方も今まで来院されたことがないため、自分が全く未知数なものに対していいか悪いかの判断はできかねるものです。
もちろん過去にスポーツによる怪我のためにが痛くなったことは何度も経験があるため、サポーターテーピングをしてみて楽になった経験はしており、サポーターテーピングがいいか悪いか程度の判断はできますが、未経験なものには返答に困ります。

ですので、自分の体で試してみて
これはいい
と思うものを提供していこうという主旨から今の施術にもそれが活かされています。
実は腹臥位での施術と座位での施術と仰臥位での施術はもともと別々の先生、いわゆるゴッドハンドと言われる先生の整体を実際に受けに行ってみて
これはいい、これならきっと楽になるだろう
と思ったものをドッキングして施術に取り入れています。

巷で雑誌や本に『ゴッドハンドとして掲載されました~
というのは先生方がお金を払ってわざわざゴッドハンドとして掲載してもらっているものです。
本物のゴッドハンド東京都内や大阪市内の小さなテナントで一人治療院でされていることが多く、残念なことにメディアには知られることがほぼないため、またメディアお断りの先生が多いためほぼ掲載されません。
ですので日々施術の技術にはアンテナを張りながら、自分自身が実際に受けに行ってみて良かったと思えるものをアレンジしてご提供しております。

それにしても先週の電話営業での
畑山さんがぜひ先生ボクシングされていたということでゴッドハンド整骨院の取材にお伺いしたいとのことですが
という営業電話に対しては
お金払ってでもいいから来て欲しい
という個人的な欲求に駆られましたが、泣く泣くお断りした次第です。
元世界チャンプに来てもらいたかったですが、その分を整体技術向上のために費やします。


さて、今回は泉佐野市からお越しの方についてお話しますね。
膝の痛みが最近取れてきて、ジョギングするのがとても楽
とのこと。

膝の痛みと言えども、半月板の損傷前十字靭帯や側副靭帯の損傷鵞足炎などが挙げられますが、
膝には『不幸の3兆』と言われるものがあり、これは内側半月板・内側側副靭帯・前十字靭帯が一度に損傷すると、もう手術すらお手上げというものを指します。

以前スノーボードで転倒した際、この『不幸の3兆』と同じ軟骨や靭帯を損傷していると泉佐野整形外科で言われたそうですが、手術することもなく、またそれほど腫れたりしなかったため、しばらく湿布貼っていたら治ったとのことで、本来であれば『不幸の3兆』であれば絶対に腫れ上がります。
歩行も不可能でしょうし、痛みもかなりひどいはずです。

ですが幸いにも半月板にしても靭帯にしてもそれほど大きなダメージはなかったようでした。
ですが、時々正座などが続いたり長時間立ち仕事が続いたりすると膝に負担がかかり痛みが再発してくるとのこと。
下肢の状態を検査してみると、

このように左下肢が股関節から外旋しているため、左の足首まで硬くなっている状態となっていました。
これだけでは膝の痛みにはならないようですが、放っておくと骨盤の歪みだけでなく他にも歪みが出てきて気が付けば膝が痛いということに繋がります。
ですので早速施術開始。

当院の整体では膝の痛みがあっても膝を触らないこともあります。
それは膝の痛みを引き起こしているのが、股関節足首を調整しなければどれだけ膝関節の痛みを解消しようとしても解消できないことが多いためです。
腹臥位での施術後確認してみると、

このように膝の左右差も解消され、歪みが取れていることを確認した上で座位及び仰臥位での施術に入ります。

ここでコンドロイチングルコサミンについてですが、コンドロイチンというのは医薬品だそうです。
つまり医師が認めた膝痛に効くおという扱いだそうですが、グルコサミンというのはサプリメントつまり栄養補助食品の一つ。
コンドロイチングルコサミンも共に膝の軟骨成分を作る働きを手助けするものです。

膝の軟骨には

半月板

膝蓋軟骨

があり、膝関節のクッションの役割をしていたり、関節運動を滑らかにする働きがあります。
この軟骨成分は膝関節の中にある滑液つまり油の役割をしている液体によって栄養分が届けられます。
軟骨には血管が通っておらず、膝周辺の軟骨に栄養を送っているのがこの滑液なのです。

ですので膝関節軟骨成分を注入することも必要かも知れませんが、滑液による栄養分が行き届かないとせっかくグルコサミンコンドロイチンを取り入れても宝の持ち腐れです。

また、骨盤膝関節に捻じれの負担がかかってしまっていては、炎症が出てきて逆に滑液が過剰に分泌され、いわゆる『水が溜まる』状態となり、余計に膝の軟骨に負担をかけてしまいます。

ですので、膝関節トラブル解消するためには、
➀膝関節をはじめとした骨盤や背骨の歪みを解消することで滑液がスムーズに流れるようにする

②グルコサミンやコンドロイチンなどの栄養分を外部から取り入れる

③サポーターやテーピングなどで関節を保護する

ことが今のところ膝関節を良好に保つための手段と言えそうです。