とうとう今日から消費増税がはじまります。


当院の施術料金も変更となりました。
変更に先立ってご案内しておりましたが、
『年金暮らしにはその料金は無理です』
と当院での施術を断念される方もあれば、
『消費税だからしょうがないよね』
と納得頂ける方もあります。
はたまたこんな出来事も先週ありました。
『泉佐野から通うのはちょっと遠いので家の近くの整骨院を探します』
とおっしゃられる方がいる反面
『和歌山から犬鳴峠越えて車でそれほどかからないからまだ貝塚なら近いですね』
とおっしゃる方もありました。
どっちが真実なのか?
どっちもその方からすると真実です。
ですので施術を実際に受けてみられて
『貝塚まで通う距離が近い』
と感じる方もあれば
『貝塚まではちょっと遠い』
と感じる方も当然あります。
また施術料金が高いと感じる方もあれば安いと感じる方も当然あります。価値の問題です。
100人来られたら100人ともに全力で身体の不調を解消するためのお手伝いをしておりますが、100人全員に満足して頂けるかどうかは別問題です。
『精一杯身体の健康のために尽くします』
としか言いようがありません。
ということで、今回は和歌山からお越しの方についてお話しますね。
『以前に腰の椎間板ヘルニアの手術をしたけど手術後も下肢の痺れや痛みは全然解消されない』
とのことで来院されていましたが、当院に来院されてから随分と痛み痺れは解消されてきたとのこと。
ですが一度痛めたりまして一度手術したところは、何かの拍子にまた痛くなったり不調が出てきたりするものです。
ここ最近になってヘルニアの時にあった下肢痛や痺れ感がちょくちょくと出てきているため、ひどくならないうちに再発予防のために来院されています。
左側が施術前、そして右側が施術後の背中から見た状態。

施術前は、右の骨盤に重心が傾いており、右に回旋しており、右肩も下がっている状態。
そして首の後ろにあるシワが一番分かりやすいですが、施術前よりも施術後のほうがまっすぐになってシワ自体も窪みが少なくなっています。
これは頚椎のカーブにも変化が出ているからです。
人間には『生理的彎曲』と言って、頚椎は前彎そして胸椎は後彎、さらに腰椎が前彎、そして仙椎後彎というように身体を横から見た時に弓なりにカーブを形成しています。

人間の背骨は、頭蓋骨が15個、頚椎が7個、胸椎が12個、腰椎が5個、仙骨1個、尾骨1個で構成されています。
その骨がまっすぐの一本線だったら、たちまち頚椎や腰椎などから出ている神経が圧迫され痛みにつながります。
つまり、この背骨のカーブによってクッションのような役割を果たしているのです。
この頚椎の前彎が過度になると顎が上に上がった状態となっているため、結果として首の後ろに大きくシワができてしまいます。
そして頚椎が過度前彎であるということはそれを補うためにその下にある胸椎は猫背になり、さらにその下にある腰椎は反り腰となり、その下にある骨盤や下肢などの骨格も歪みを来すのは当然のことです。
ですので、当院ではこの生理的彎曲を取り戻すために座位での施術をしております。
座位での施術はある種の運動療法みたいなもので、指示通り動いてもらいながら仙骨から腰椎、そして胸椎から頚椎までの骨格調整をします。
ただし、長座いわゆる足をまっすぐ投げ出した状態で座ってもらいながらの動作や前屈することで痛みが増したり、長座ができないパターンの坐骨神経痛がある方は、膝を少し曲げた状態になって痛みや不調が悪化しない範囲で動いてもらいます。
腹臥位での施術で主に捻じれや側方の歪みを矯正し、座位でカーブを整える。
そして背骨から骨盤のバランスを整えた状態で頭蓋骨を矯正します。
『なんでヘルニアやのに頭触ってもらったら坐骨神経痛楽になるんやろうか?』
そう言われますが、頭蓋骨調整も当院では重要な施術の一つです。
頭蓋骨を調整する目的は大きく分けて3つ。
➀自律神経系の調整
②ホルモンバランスの調整
③脳脊髄液の調整
腹臥位での整体・座位での整体・仰臥位での整体は、主に東京まで出向いて直接その整体を提供しているゴッドハンドの先生の院へ施術を実際に受けに行ってみて、
『これなら絶対楽になるはず』
そう思ったものを取り入れています。
よく巷で本や雑誌に
『ゴッドハンドに選ばれました~』
という先生がありますが、ほぼ先生側が広告料金を支払って掲載してもらっているものです。
当院にもうんざりするくらい営業の電話がかかってきます。
施術者側が選ぶ本物のゴッドハンドの先生はメディアお断りの先生が多いため、なかなか本物のゴッドハンドを探し当てることは困難です。
ですが自分自身で受けてみて良かったものだけを厳選してご提供しているため、当院を信じて来院される方々にとってゴッドハンドであり続ける使命があります。
今後増税となっても頂いた施術料金をまたさらに研修や勉強会などへ自己投資することによってより良い施術・サービスをご提供するために取り組む次第です。