健康に対する責任の所在が自分自身にありますか?

ここ最近の新規で来院される方は、最近になって貝塚市へ引越ししてきて周辺環境のことがあまり分からない方が多いです。
そのため、
貝塚駅前の中央商店街に入ったところのグランドストア前にあります
そうお伝えしてもどこだかさっぱりという方も大変多くいらっしゃいます。
以前貝塚市に住んだことがあったりすればまだ地理勘もおありでしょうが、貝塚駅周辺も以前に比べ随分とひっそりとしています。

そして最近来院される方にこのようなことをおっしゃられることがよくあります。
仕事忙しいからなかなか来られへんねん
というお言葉。

仕事に立場をしっかりと取っておられ、また仕事が人生における大半を占めておられるから出てくる言葉でもあります。
大変素晴らしいことです。

ですが同時に
仕事が忙しい
ということを理由に自分の体の健康に対しては責任逃れをしていることになります。

もしあなたが病院精密検査を受けたところ
緊急手術が必要なレベルの病気です。今すぐ入院して下さい。そうでないと明日まで命が持ちません
医師から宣告されたらいかがでしょう。


やっぱり
仕事が忙しいからなかなか来られへんねん
そうなっちゃいますか?

俺は命を削ってでも仕事に貢献するんだ~
俺は死ぬことよりも仕事を愛しているんだ~
という方はやはり仕事を優先されますよね。

ですが仕事ができるのも体の健康があるからだという認識があれば、仕事の手を止めてでも絶対に健康にまずは立場を取られることでしょう。

人は仕事が忙しいということを宣告しておくことで責任の所在を自分自身にとらずに仕事のせいにしはじめます。
この時点で実は体の不調が良くなる方と良くならない方に大きな違いが出てくるのです

もうこれ以上ぎっくり腰を繰り返している場合じゃない。これ以上腰がひどくなると仕事どころか趣味も家族旅行もできなくなる。だから絶対に治すぞ

そうコミットされている方は当院が例えば
最初の1か月は一週間に二回ペースで通って下さい
と指導すると
はい分かりました
と素直に指導通りに通われます。
これはただ奴隷のように言われるがままに通うことを指しているのではありません。
こちらの指導は体のプロフェッショナルが自分自身の長年の経験値から言うアドバイスであり、今まで長年患ってき続けたその腰痛肩こりを安易に
2~3回程度受けたらあっという間に良くなりますよ
などといい加減なことは言えません。

ですが
ホンマに治るの?
という疑いや
そこまで時間かけないとアカンの?
という疑問や
そんなにお金自分の健康にかけられへん
そのような内面の会話が出てくるとどうしても人は自分に責任を取ろうとせず、他人や仕事や状況環境のせいにしてしまいがちです。

またこのようなことをおっしゃる方もいらっしゃいます。
次の予定がまだ分からないから予定が決まれば連絡します

この場合、例えばご自身で職場の勤務表を作られている方でしたらご自身でいくらでもコントロールできるでしょうが、大半のお勤めの方は職場の指示に従うしかないため、次の勤務表が出るまでなかなか予約を取りにくいという方もあります。
これは致し方がない場合ですが、明らかに仕事をされている時間帯ではない時間帯や定期的に決まっている曜日がお休みであれば、まだ分からない予定よりも先に予約を決めてしまわれていれば後から入ってくる予定を変えればいいだけのことです。

このように人は自分の中で優先順位をつけて行動しているため、実は慢性的な腰痛や繰り返すぎっくり腰で悩んでおられる方がその悩みから解放されるかどうかは自分自身で既にコミットしておられます。

そして自分自身で
自分の身体を治すぞ
とコミットしている方だけが症状解消に向かうようにできています。

そんなこと言ったって仕事が・・・
そんなん言っても子供が・・・
ついまた誰かのせいにして自分に責任の所在を取らない言い訳が出てきそうですが、自分の体の健康に自分自身が責任を取っていたら必ず体の不調は解消されます。

じゃあ指導どおりに通ったらホンマにこの腰痛治るんか?
と言われてしまいそうですが、これまた責任の所在が自分にありません。

指導通りに通われるかどうかを決めるのはあなた自身です。
そしてあなたが
この腰痛絶対に治すぞ
とコミットしたところから、仕事や子育てや家庭などの状況や環境のせいにせず、自分自身の強い意思を持って健康に意識を向けて責任の所在を自分に置くことではじめて症状解消へと向かうのです。

こんなことをおっしゃる方もあります。
家族にそんな金額かけて通うのはもったいないから通院するのやめときって言われたから通院諦めます
という言葉。
これも完全に自分に責任の所在がありません。

家族の責任にすることで自分の体の不調を良くすることから逃げており、このような方が健康を手にすることは絶対にありえません。

例えて言うなら女性のお化粧。
私は人生で一度だけお化粧をしたことがあります。
忘年会のイベントで。

ですがそれ以外には顔にお化粧をしたことは一度もありません。
ですので女性のお化粧にかけるお金と時間は男性には全く理解できないものの一つかも知れません。
そんなお化粧を妻である受付も毎日欠かさずしてから業務をこなしてくれていますが、
このお化粧○○円するねん
とか一度も言われたことはありません。

もしお化粧の値段を言われてもその価値が分からないため、
そんなお化粧高いからやめとき
とは言いませんし、ましてや値段なんて聞いたこともなければ、むしろ必要なものであれば例え高額であったとしても絶対に私には言わないはずです。
値段を言ってくるようであれば、もしかしたら責任の所在を私に求めて
あんたがやめときって言ったから顔のハリツヤがなくなったやないの。どうしてくれるの?
となります。

あなたは健康に対して自分自身に責任の所在がありますか?