そろそろお鍋の季節がやってきましたね。


我が家も昨夜はお鍋でした。
お鍋は色々とたくさんの具材を入れることができ、お野菜もたっぷりと入れることでとてもバランスよく栄養素を吸収できるため、また意外と腹持ちが良いため、ダイエット中にはとてもお勧めです。
『つい食べ過ぎたかな!?』
と思っても意外と体重に大きく影響を与えないので、量だけの問題ではなくダイエットにはやはり栄養の質と食べ方の工夫がとても大切となります。
太る原因はズバリ『血糖値の急上昇』です。
ですので、お鍋は野菜から食べ、その後肉類や魚類を食べ、最後に締めでうどんや雑炊にしたりすることで血糖値の急上昇が生じにくくなります。
そのため、お鍋では食べる順番にも気をつけながら、もちろん量にも気をつけることが大切ですが。
また、これからの冬場は基礎代謝が上がります。なぜなら寒いと体温を一定以上に保つ必要があるため、夏場に比べると基礎代謝がアップする分ダイエットしやすくなってきます。
ですので夏場に太ってしまった方、またここ最近太ってきた方はぜひ健康のためにもダイエットに取り組みましょう。
さて、今回は貝塚市から特発性側彎症で来院の方についてお話しますね。
『はじめて来た時は肩こりと背中の痛みと腰痛がひどくて、最初が10だとしたら今は2くらいになっている。たまに首筋が張ってくることと、顎がポキポキ鳴るのが気になる』
とのこと。
来院当初は毎日のようにお母さんに肩を揉んでもらっていたそうです。
ですがあまりにも症状がひどくなってくる一方でたまらず来院されました。
初回来院時のビフォー画像がこちら。

特発性側彎症の特徴は、前屈させると背骨がまっすぐでないため、このように盛り上がりに左右差を生じるようになっています。
初回来院時にあった検査項目は、
➀左短下肢
②頸部前屈時左肩から首筋にかけて痛みあり
③頸部後屈時右肩から首筋にかけて痛みあり
④頸部左回旋時右肩部痛あり
⑤頸部左側屈時右僧帽筋部痛あり
⑥右肩関節外転時痛あり
⑦右肩関節水平外転時痛あり
⑧体幹左右捻転時背部痛あり
⑨立位で腰部後屈時及び側屈時痛あり
⑩左足関節部硬さあり
⑪左大腿四頭筋の硬さあり
⑫左右僧帽筋部硬結及び圧痛あり
⑬頚椎2番ズレあり
⑭仰臥位での右股関節パトリック検査時股関節及び腰痛あり
⑮腰椎左捻転時痛あり
⑯バンザイ挙上に左右差あり
⑰顎関節痛及びクリックあり
などなど、数え上げればキリがないというくらいに様々な検査項目がありました。
また、それに伴い肩こり・背中の痛み・腰痛がひどくかなり辛そうでした。
ですが、1か月間指導通りに通院され、1か月後のビフォー画像いわゆる施術前に確認した画像がこちら。

施術直後の画像は過去に掲載しておりますので、施術前後でのビフォーアフターはあって当たり前です。
施術の前後で何かしら身体に刺激を加えているワケですから変化を生じているはずです。
ですので施術直後の劇的ビフォーアフターよりも1か月経過してどれだけ施術によって体の状態を保ち続けていることができているかのほうがより大切です。
なぜなら我々セラピストが皆さんに提供しているものは全て治している訳ではないからです。
鍼灸にせよ、ボキボキするにせよ、マッサージするにせよ、足つぼするにせよ、小顔矯正するにせよ、骨盤矯正するにせよ、何をするにしても手段は違えどその人が持っている治る力いわゆる自然治癒力を高めるのがセラピストの役目。
外科医が針と糸で切り傷を縫うことも同様に治している訳ではありません。
もし外科医が針と糸を使わないで手をかざしただけで切り傷が塞がっていくようなことができるようであれば、それはもしかしたら治していると言えるかも知れません。
ですが針と糸で縫い合わせてしばらくして抜糸してくっついているというのは、人間が本来持っている自然治癒力が働くからくっつくのであって、自然治癒力がなければいくら縫い合わせてもくっつきはしません。
スーパーで売っている肉同士を針と糸で縫い合わせても、もうすでに命がないため自然治癒力は働かず、糸を抜くと当然のように外れてしまいます。
ですので、この自然治癒力を最大限に高めることが我々のしていることになります。
当院にて整体を1か月指導を守って取り組んでくれたおかげで、自然治癒力が今までよりもしっかりと働くようになったからこそ、肩こりや腰痛が軽減されて今ではほとんど忘れている時間の方が多くなっているから大変有難いです。
特発性の側彎症によって自覚症状である肩こりや腰痛を生じているようであれば、まずは自覚症状を解消すること。
そして自覚症状があらわれにくくなってきたら、今度は放っておくとまた日々の生活によって歪みが進行し自覚症状が現れてくるため、自覚症状が出にくいカラダづくりつまり背骨や骨盤の歪みを解消しておくことが大切です。
自覚症状が現れてはじめて整骨院や整体に通われるのが普通です。
ですが自覚症状が現れるパターンは2つ。
まず一つ目はスポーツなどによるケガ。
この場合は痛みと歪みが同時形成されます。
そしてもう一つが歪みが進行し続けた結果として症状が現れるパターン。
こちらのほうが圧倒的に多いです。
これは歪みが慢性化しているために生じる症状のため、自覚症状が出てきた時点でかなり進行しているということです。
側彎症などをお持ちでない学生さんであれば、肩こりや腰痛など症状が解消されたら放っておいても滅多なことがない限り再発する確率もかなり低いでしょう。
それだけ自然治癒力が高いからですが、側彎症があると放置しておくとまた再発する可能性があります。
そうならないためにも、ある程度症状が解消されてきたら今度は予防に努めましょう。