先日のメジャーリーグでの大谷選手の盗塁失敗による左肩の亜脱臼は選手生命を脅かしかねないものとなりましたね。
早期回復を願うばかりですが、スポーツと怪我は切っても切り離せないものです。
大谷選手のような亜脱臼の場合、整骨院では応急処置を健康保険を使って受けることができるため、もし大谷選手のように野球で滑り込んで肩を痛めてしまった方は、貝塚市をはじめ大阪府下にある整骨院に健康保険証を持っていけば保険診療として受診できるため、怪我の経緯をしっかりと説明し受診するようにしましょう。
自分ごとで恐縮ですが、20年以上前に泉佐野の野球グラウンドにて、和泉高校時代の野球部OBチームで構成された草野球チームに野球部ではなかったにも関わらず、人数不足を補うために駆り出された試合で、ホームベースへ滑り込んだことが原因で足首を骨折してしまい、それ以来一切招待されなくなり野球からは遠のいてしまいました。
骨折や脱臼に関しては、整骨院・接骨院で健康保険診療として受診することが可能ですが、あくまで応急処置として受けることができるだけとなり、結果として応急処置後は速やかに整形外科への受診を促さなければなりません。
そのため、骨折や脱臼が疑われる症状の場合で近くに整形外科がある場合、包帯やテーピングなどで固定などの応急処置を施したところで結局すぐに固定具などを外して再度レントゲンなど精密検査が必要となるため、応急処置をするだけ無駄となりかねないため、速やかに整形外科へ受診を促すようにしております。
ですので、実質整骨院で健康保険を取り扱うことができる症状は、急性外傷性の打撲か捻挫か挫傷つまり肉離れのみとなります。
あなたのまちの整骨院に来院されている方々を見てみてください。
急性外傷性の打撲や捻挫などの怪我人で溢れかえっているでしょうか?
特に朝早くからゾロゾロと高齢者が並んでいる整骨院ほど、ホンマに怪我人の高齢者たちで溢れかえっているかどうかを保健所が実際に立ち合いのもと調査すれば一目瞭然であると言えるでしょうが、そこには裏で見えない圧力がかかっている可能性もあるため、そんなことは絶対に保健所もやらないと思います。
何せ、保健所は実際に受診者からのタレコミだけでしか動かないため、あなたの通院している整骨院がもし、単なる肩こりや筋肉疲労・慢性的な腰痛や加齢による坐骨神経痛などに対して怪我でもないものに対して健康保険診療を提供している場合は、一度勇気をもって保健所へ相談してみて下さい。
受診者からのタレコミに対しては保健所はなぜだかすぐに動きます。
「腰と肩がしんどいので診て欲しいんですが・・・」
とおっしゃられたので、明らかに外傷性の怪我ではないと推測されたため、
「当院は完全に予約制となっており、また健康保険診療は取り扱っておりませんがよろしいでしょうか?」
とお伝えすると、
「えっ健康保険使えないの?じゃあ一回いくらですか?」
とおっしゃられたため、
「1回5,000円となります」
とお伝えすると、
「じゃあいいです、健康保険で診てくれる整骨院探しなおします」
とおっしゃられて出ていこうとされたため、
「整骨院は骨折 脱臼 打撲 捻挫など怪我に対して健康保険が適用されるので、どうしても健康保険診療を利用したいのであれば整形外科をご利用下さい」
とお伝えすると、
「自分の腰痛と肩こりは整形外科じゃ治らんから整骨院に来てるんや」
とご機嫌斜めで帰られました。
「腰痛」と「肩こり」とご自身で決めつけている時点で、整骨院での健康保険診療を受診できる権利はないため、ご機嫌斜めになられる筋合いはないのですが・・・。
整形外科は医師となるため、急に痛めたケガをはじめとして慢性的な肩こりや腰痛なども治療を目的としているものはほぼ全て健康保険で診てもらうことが可能です。
「ほぼ全て」と記載したのは、ケンカによってケガをした場合は健康保険では診てもらえません。全て加害者負担となります。
治療を目的としないものは全て自費診療となります。
例えばお顔の整形などのような美容外科などは治療を目的としていないため、全額自費診療となります。
また癌の最先端治療など、高度医療に関しても自費診療となるものもあります。
整形外科では「肩こり」や「腰痛」などといういわゆる慢性疾患と言われるものに対して当院に来院される方から耳にすることとして
「レントゲンでは異常がないからどうしようもない」
というように言われたとか、
「加齢によるものやからどうしようもない」
と言われ、それ以上食い下がるようであれば、
「手術しか治らない」
とまるで脅されたように感じて、結局貼り薬か痛み止めの飲み薬か注射でしか肩こりや腰痛を解消する手立てがないため、致し方なく整骨院へ流れてくるケースも多々あります。
ここでよく皆さんが勘違いしがちな思い込みを挙げるとすると、
「整形外科は骨が痛いときに通うところで、整骨院はスジが痛いときに通うところ」
とか、
「整形外科はレントゲンとか血液検査をしてもらうところで、整骨院は手で検査してもらうところ」
とか、
「整形外科は機械でリハビリをするところで、整骨院はマッサージやボキボキとか鍼灸をしてくれるところ」
などのような思い込み。
そして整形外科も整骨院もどのような症状であっても同様に健康保険が適用されると思い込んでおられる方が圧倒的に多いという事実。
まるで今回のコロ助に対するワクワクキャンペーンと同じですよね。
「インフルとかと同じで軽く菌入れてるんやから、そりゃ熱出るよね」
という言葉をここ数年耳にしてきましたが、メッセンジャータイプの注射には軽くどころか一切菌などといった類のものは入っていませんから。
「もしかして入っていたんじゃ?」
という妙な感染の広がり方を尾身クロンの流行りはじめには見せてはいましたが、そこは一応製薬メーカーの言うことを信用しておくこととしましょう。
「無農薬がいい」
とか
「無添加がいい」
とかあたかも天然派が良いかのようなことを言いながら、製薬会社が作る得体の知れない液体を何の躊躇いもなく体内に注入するのですから、もう少し自分自身で様々な角度から調べた上で何事も選択する能力が求められます。
「整骨院のくせに健康保険診療やってない?ふざけるな!」
などと罵声を浴びたことも過去にはありました。
また、
「どうせみんな肩こりとか慢性腰痛でも怪我ってことにして健康保険で安く受けれてるんやから自分のお財布には優しいからそのほうがいい」
などという安易な気持ちで健康保険診療を利用していると、パイの奪い合いとなり結果として将来増税や年金の減額などとなりかねません。
現に独身者や子どものいない家庭から税金を搾取する法案などが可決されていますし、過去最高額の税収と言いながらそれでもなぜか足りないと、次から次へと増税を強いられているのが今の日本となります。
増税負担が過去最高となり税収も過去最高となりながら、なぜかこれでも足りないというのだから一体どこへ我々の税金は飛んでいっているのだろうかと政治不信を感じざるをえませんが、そこを言い出せば長くなるため割愛しますが、せめて整骨院で健康保険が適用されるものが何なのかくらいは知識として身につけて置いた上で、打撲や捻挫などの怪我こそ整骨院で健康保険診療を受けるようにしましょう。