ぎっくり腰とぎっくり背中の違いって一体どこにあるの?

連休明けスタートの本日ですが、随分と朝晩の冷え込みがきつくなってきはじめましたね。
我が家も連休だったため、年内最終の登山へ行ってきました。
向かった先は八経ガ岳
奈良県天川村の奥地にある標高1914.9mで近畿で最も標高の高い山となります。

朝4時に起床後、5時すぎに出発し登山開始したのが7時45分。
そこから登ること3時間ちょっとで到着したのが弥山

標高1895mでしたが、天気予報では晴れマークだったはずが、登り始めからずっと雲の中で、ここでの気温は5度。
しかも手袋を持っていくのをすっかりと忘れてしまっており、手がしびれるほどの寒さでした。

そこからさらに八経ガ岳まで小一時間。
ようやく到着しましたが、周りは雲に覆われて全く景色が見えない状態。

寒さに体力を奪われ、また久しぶりの登山のため体力作りを怠っていたため膝が途中からガクガクしだして、昔の古傷をかばいながらようやく下山。
登山口に到着したのが14時45分だったため、おおよそ7時間の行程。

大阪の自宅に戻った時の気温が19度ほどだったため、昨日だけでも14度以上の気温差があり、身体が芯から冷え切った状態で帰ってきました。
本日は朝から体のあちこちが筋肉痛のため、しばらく体力の回復を待つばかりです。

さて、寒暖差が激しい今日この頃。
こんな時期に多いのがぎっくり腰ぎっくり背中のような急な痛み。

本来、整骨院接骨院ではこのようなぎっくり腰ぎっくり背中のような急性症状に対して、『腰部捻挫』や『背部挫傷』などといった傷病名をつけて保険診療低周波干渉波などの電気治療ローラーベッド温浴ホットパック⇒最後にマッサージ骨盤矯正が施術されてテーピングなどを貼って終了、というのが多くの整骨院で行われている一連の流れではないでしょうか?

当院も以前は健康保険を駆使していた時には、ヘルストロン⇒酸素バー⇒低周波⇒お灸⇒マッサージ骨盤矯正というような一連の流れで来院順にご案内するというスタイルでした。
このような保険診療メインの施術を提供している整骨院に共通して言えることは、
ガヤガヤと賑やか
が特徴です。
特にご高齢の方で賑わいます。
そのため来院される方の平均年齢は自ずと70歳オーバーとなってきます。

以前のスタイルで施術を提供していた時は、来院順でご案内していたため、またスタッフを数名雇用していたため、誰がどなたを担当させて頂くかは毎日ルーレット方式。
ですがぎっくり腰ぎっくり背中のような急な痛みをなんとか短期間で軽減して欲しいという方には自費による院長診療という名目で今施術しているSPB療法の原型となるものをご提供しておりました。

ですがこの方針で施術していると、どうしても急性症状で辛い方よりも慢性的な症状で今すぐにでも施術を受けないといけないようなレベルの症状の方が院内を占領し、急性症状で痛みがかなりお辛い方を長時間待たせ、挙句の果てには忙しいことを理由にぎっくり腰ぎっくり背中でお困りの方に的確に施術を提供できない状態となっていたため、
もう健康保険診療やめてこれからは自費診療一本となります
ということを数年前に告げた時に、
スッキリさんももう終わったわね
とご高齢の方に言われたことが懐かしく感じます。

当院は
完全予約制
完全院長診療
完全自費診療(自賠責保険と労災保険は健康保険とは別枠の保険のため、保険会社または職場がOKしてくれたら保険適用となります)
のため、待ち時間はありません。
健康保険証の提示は必要ありません。
院長が全て責任をもって診させて頂きます。

今の流れは、電話もしくはホームページお問い合わせページより予約⇒来院⇒問診・検査・説明・施術・確認・説明・お会計
という流れですが、待ち時間が5分程度あるため、もったいないのでお待ち頂いている間はヘルストロンに座ってお待ち頂いております。


そこで先日、岸和田市にお住まいのご家族からのご紹介で来院された方についてお話しますね。
現場で重量物を肩に担ごうとした時に落としそうになって踏ん張ったら背中にビキって電気走って激痛で息もできないくらい痛かった
とのことで来院。

痛くなった数日前にも同じように背中に一度電気が走るような痛みがあったとのことですが、湿布貼ったりしていれば徐々に治まってきたため、このまま治るだろうと思われていたそうで、その後さらに追い打ちをかけるように痛くなり、そのことをご家族に相談されたところ、
すぐスッキリに行っておいで!
と言われ、来院されました。

来院された時はすでに痛みのピークは越えていたようで、しかも応急処置として自宅にあったテーピングを背中の痛いところにまっすぐに貼り付けていたため、随分ましにはなっているようでした。

早速検査確認してみると、
頸部前屈時背部痛あり。
体幹右捻転時右背部痛あり。

いわゆるぎっくり背中ですね
とお伝えすると、
知り合いの整骨院の先生にも言われた
とのこと。

ではぎっくり腰とぎっくり背中の違いは一体何か?

ズバリ、

痛めた場所の違い
だけです。

背中を急に痛めるか、腰を急に痛めるか、の違いだけです。

痛める原因として荷物を持ち上げたり、くしゃみしたり、前かがみになったり、起き上がろうとしたりなどなど・・・。
様々な要因がきっかけとして発症しますが、どちらも痛めてから72時間つまり3日以内に痛みがピークに達します。

その後落ち着いてきて痛みが治まるまでにおおよそ2週間程度はかかります。
ですが、過去に一度も背中ぎっくりしたことがないそうですので、全く初めてのぎっくり背中のため、それほど時間もかかることなく解消へ向かってくれることでしょう。