初期段階でできることは?

11月末の雨から12月に入り一気に冷え込みがきつくなってきましたね。
こうも急に寒くなると当然風邪をひく方が増加します。
逆に今までが暖かすぎたかも知れません。
寒空の下で・・・・ - 季節
急な気候変動によっても体調を崩される方はありますが、人間は自分自身の本来備えている自然治癒力と言われるものや免疫力と言われるものが正しく働かなくなることで風邪をはじめ様々な病気となります。
食事の栄養バランスが偏ったりしても風邪をひくきっかけとなりますが、逆に暴飲暴食であっても免疫系統が正しく働くことができなくなり、結果風邪をひきやすくなります。

この季節に多いのが忘年会
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コロちゃん騒動がはじまってからなかなか開催されなかった忘年会ですが、
今年はそろそろもういいんじゃない?
という風潮からか、忘年会のお誘いがあちこちでありますが、特定できる少人数での忘年会だけに今年は留まるようにし、今年こそは体調万全でお正月を迎えられたらと思います。

これから第8波でまた毎日のように観戦者数とししゃ数を報道するため、恐怖にあおられて出歩く機会が少なくなり、結果運動不足に陥って体調を崩さないようにしなければなりません。インフルとのダブル観戦どころか、ここへきてアールエスとのトリプル観戦が騒がれ始めました。
今度はインフルわくわくキャンペーンと同時にアールエスわくわくキャンペーンまでもがはじまりそうで、もう人間の本来持っている治癒力無視でいろいろなものを体内に入れているのは、まるでビールと日本酒とウイスキーをチャンポンしているようなものです。
アルコールもチャンポンすると二日酔いの原因となります。わくわくキャンペーンもタダだからと言ってチャンポンするのもいかがなものかと思いますが、二日酔いしないよう気をつけましょう。


さてここ最近多いのが、コロちゃん騒動で様々な行動制限を余儀なくされた結果、体調不良を来している方が後を絶ちません。
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当院に来院される方の中で多いのが、座りっぱなしがきっかけで生じる慢性的な腰痛坐骨神経痛
今までヨガ体操教室などに週に2~3回程度通って体を動かしていた方が全く出歩かなくなったり、書道絵画の教室までの往復の移動すらなくなった結果としてそのような症状で悩まされている方が非常に増えております。

次に多いのが座りっぱなしから生じる肩こり首こり
特に最近では肩こりを訴える方よりも
肩こりは全然感じないけど首コリがひどい
という方が多く見受けられます。

そのような慢性的な症状を訴えて来院される方でも、ご紹介によって来院される方は当院が健康保険を取り扱わないということを事前に知った上で来院されるため話は早いのですが、未だ多いのが飛び込みで来院される方が肩こり首コリなんでもかんでも健康保険証さえ受付で提示すれば整骨院健康保険が適用されると思われている方。
周知されるまで何度でも書きますが、整骨院・接骨院で健康保険の適用となるものは、急性外傷性の骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷の処置に限られます
慢性的な肩こり首こり腰痛神経痛には健康保険は適用されません。

ということで、コロちゃん騒動禍でこういった運動不足から生じる体調不良を訴える方々から初期段階で良くある質問に
家で自分でできることはありませんか?
というご質問。

当院での整体だけに頼ることにとどまらず、ご自身でも何か取り組めることはないか積極的に身体の不調を解消したいという前向きな姿勢はとても素晴らしいです。
ですが往々にして肩こり腰痛など体調が優れない状態で「自己流」で体操ストレッチをして逆に不調が解消されるどころか益々悪化してしまわれるケースが非常に多いです。これを「自己流」と言わず「事故流」と言います。

まず肩こり首コリ 腰痛など様々な慢性症状で悩み続けている方がまず整骨院へ通院して治療が必要な初期段階でできることを挙げると、
①同一姿勢をとり続けない
これが人間にとって最も良くないことの一つです。人間も動物です。動くことで身体の様々な機能が正しく働きます。
ですが
ソファに座ったまま2時間以上映画見ていた
とか、
スマホゲームしていて気がついたら日が暮れていた
などのように同じ姿勢をとり続けた結果、首が凝ってきたり腰がだるくなってきたりするのです。
ですので座りっぱなしにならないこと立ちっぱなしで居続けないこと。寝ているほうが楽だからと寝っぱなしにならないこと
そうすることで筋肉が適度に収縮運動を繰り返しているほうが腰痛首こりなどの症状に悩まされずに済みます。

②痛みや不快感が出る動作を極力避ける
例えば
前かがみになると腰が引っ張られる
という不快感が現れるようであれば、今の体の状態では前かがみは腰にかなり負担がかかっている証拠です。また五十肩などの肩の痛みが酷い方が、痛いのを我慢して無理矢理肩関節の可動域を取り戻そうと動かそうとすると、余計に筋肉防御反射で硬くなり可動域を取り戻すのに時間がかかる羽目に。
ですので極力痛み不快感を生じない範囲で動かすようにすることです。また、痛みや不快感が出にくい体の使い方を意識してみることです。
そうすることで
もしかしてこの動き何気にしていたけど自分の体には相当負担になっていたのかも?
ということに気づくきっかけとなることもあります。

③あちこち掛け持ちしないこと
当院に来院されている方にもよくあることですが、整骨院へ通いながら整形外科リハビリを受けながら鍼灸院鍼灸治療を受けながらもみほぐし屋さんでマッサージしてもらいながら仕事帰りにストレッチ屋さんでストレッチをしてもらっているという方。これは大げさかも知れませんが、あちこちで色々な施術を受けていると往々にして全く良くなるどころか過度な刺激でかえって悪化するケースが多いです。
内科へ行って耳鼻科へ行って脳外科へ行って婦人科へ通うのも似たり寄ったりです。
血圧の薬とコレステロールの薬が内科で処方され、鼻の通りをよくする薬を耳鼻科で処方され、血液をサラサラにして頭痛を抑える薬を脳外科で処方され、ホルモン剤を婦人科で処方されるようなものです。
あちこち掛け持ちされている方は薬漬けになってしまっているのがオチです。

④メディアの情報に惑わされない
テレビでこのサプリメントが膝の軟骨に良いって言ってたから
とか
ユーチューブでこの体操したらぎっくり腰に良いって見たから
というように今は様々な情報を多角的に得ることができるため大変便利な反面、万人受けするサプリメント体操は残念ですがありません。
サプリメントのCMで出演している方々はそれ専用のモデルさんや俳優さんです。
このサプリメントを取る前はこれだけしわだらけだった素肌が取り続けて10年後にこんなにしわが取れて美肌になっていました
というものではありません。

この腰痛体操をしたらぎっくり腰予防に効果的です
という動画も万人受けする体操とは限りません。

ですので情報を得たらまず少しずつ試してみて効果的であれば積極的に取り入れるくらいのほうがいいでしょう。
ですが肩こり腰痛など痛みや不調を患っている時点で、体には相当な歪みをあちこち生じている可能性があります。そのような体の歪みが強く出ている時に無理に体操などを取り入れてもなかなか解消されないことのほうが多いため、当院では通院初期段階では体操ストレッチ等の自宅で自分自身で取り組める体操などはアドバイスしておりません。
ある程度症状が緩和されてきた段階で必要であれば、または要望があればお一人お一人の体の状態にあわせた体操やストレッチなどをアドバイスしております。

コロちゃん騒動がはじまって以来、運動不足で腰痛神経痛など体の不調を感じておられる方は、信頼できる整形外科整骨院整体院などでまずは体の不調を解消するお手伝いをしてもらいましょう。