膝痛治療に注射は辛い

貝塚駅前のスッキリ整骨院です。

地球温暖化の影響なのか?異常気象とも言えるゲリラ豪雨
ここ最近急増しているような気がします。
昨日も朝から通勤しようとして、家を出たらすぐ雨が降り出し、傘を持たずに出てきたため、結局福田の交差点にある他人さんの軒先で10分ほど雨宿りさせて頂いてからの通勤でした。
とっても便利な雨雲レーダーアプリが急な雨でも正確に知らせてくれるため、貝塚駅前まで通勤する際に傘が必要かどうかは家を出る直前に確認すれば的確に分かるのですが、昨日は雨雲レーダー上では雨雲が張り巡らせていて雨が降っているという雨雲レーダーの予想でしたが、玄関を出ようとした瞬間に全然雨が降ってなかったため、
『雨雲レーダーでも外れることってあるんやな~』
と思っていたのも束の間、自転車乗り場で自転車に乗ったらすぐに豪雨となったため、やはり自分の直感よりも雨雲レーダーを頼りに行動しようと思いました。
昨日は1日雨が急に降ったり急に晴れ間が見えたりして、天気の急変が結構頻繁にあったため、仕事帰りは雨雲レーダーに従って帰りましたが、ギリギリセーフで帰宅直後にゲリラ豪雨となりましたが、なんとか傘いらずで帰宅することができました。

この雨で、来週あたりから少し夏の暑さから解放されそうな予感がしますが、まだまだ暑さ厳しいですので、体調崩されないように気をつけましょう。
今週は特に、急なぎっくり腰寝違いなどを起こす方が非常に目立ちました。
夏の疲れが出やすい時期です。また、暑さで湯船にゆっくりと浸かることなく、シャワーばかりで過ごされて、エアコンによって身体が芯から冷えている方が急増しております。くれぐれも体調には注意して過ごしましょう。
また、来週から学校行事などが始まるところもあるため、学生さんは秋の授業が本格的に始まりますが、運動会の準備などでケガなどしないよう気をつけましょう。


さて、今回は岸和田市からお越しの方についてお話しますね。
『以前はが痛くなることが多くて、階段の上り下りや坂道を上り下りするときに歩くのが辛かったけど、ここ最近は膝関節の調子もとても良い。でも放っておくとまた何かの拍子に膝が痛くなりそうだから、定期的に整体をしてもらっていると膝の調子も快適~』
とのこと。

10年近く前にサークルで登山へ行った時に、下り坂で左膝を石で滑らせたことがきっかけで、踏ん張った時に左ひざに激痛が走り、それ以来痛みがあるため長年続けられていた登山も諦めてしまわれたとのこと。


我が家も趣味で一年に2回程度は登山もしくはトレッキングをするため、登山ができなくなるのほどの膝の痛みはホント辛いですよね。
昨年は大台ケ原登山に行った際に、妻が頂上直前の上り坂で左ひざを痛めたため、1ヶ月に1~2回程度ひざを初め、骨盤矯正をすることで、身体のバランスを整えて、趣味を長く続けられるように勞っています。

自分自身も和泉高校時代にラグビーでタックルされて膝崩れしたことがきっかけで、それからしばらく膝痛で悩まされた時期もあり、関西学院大学時代にもボクシングで練習中に何度か膝が痛くなることがあったりしてサポーターをしながら練習したのを覚えています。

その後もジョギングや軽度の体操などをしていて、膝痛には過去に何度も悩まされているため、膝の痛みでお悩みの方のお気持ちは大変よく分かります。
時々昔の古傷である膝の痛みが再発することもあるため、登山をはじめ、運動をするときには十分に気をつけて、入念な準備運動をしたりストレッチしたりしながらしていますが、過去に一度痛めたところは思わぬところで再発したり、その痛みををかばっているうちに腰痛股関節痛など他の部位の痛みに発展することもあるため、膝の痛みがあるようでしたらまずは痛みを解消することから取り組み、膝痛が解消されてきたら、今度は再発予防のためのメンテナンスがとても重要です。


こちらの方はここ数年前までは膝も時々痛くなったり、忘れたりしていることを繰り返していたそうですが、1年前に雨の日に小走りで走った際に足元を滑らせかけたことがきっかけで膝痛後遺症が再発したとのこと。

膝が痛くなり出してから当院に通われる以前は、岸和田整形外科に力を入れておられる病院レントゲンを撮ってもらい精密検査してもらったけど、膝の半月板膝蓋軟骨をはじめ膝の骨や靭帯などにはこれといった異常はなく、とりあえず痛み止めの注射と湿布を処方され、痛みがあまりにも辛い時は病院でもらったサポーターで誤魔化したり、テーピング薬局で買ってきて自己流で貼ったりしてなんとか凌いでいたそうです。
なかでも痛み止め注射の痛みがたまらなかったとのことで、『膝に注射はすごい痛いで~。痛い膝に余計に痛いことされるんやからそりゃ辛いで~』そう何度も力説しておられました。

痛い膝に余計に痛い注射をされるのもこれ以上我慢できず無理だからと、整形外科での治療は途中で断念し、その後岸和田のご自宅近くの歩いて通院できる整骨院へ1週間に2回程度を1年ほど続けて通っていたそうで、膝に電気治療器を当ててくれたり、膝に光線療法で温めてもらったり、ホットパックで温めたり、電気針で膝周りに鍼を打ってもらったり、直接もぐさを膝のツボに乗せて大やけどまでしながらお灸をしたりして、色々なことを試されてもなかなか痛みが解消されず、貝塚市の同じ職場のお友達のご紹介で来院されました。

『10年近く前からの膝の痛みということで、昔のケガの後遺症慢性的な膝の痛みに対して整骨院では健康保険を使った施術をご提供することはできませんので、自費診療となりますのでご了承下さい』
とお伝えすると、
『えっ、でも通っていた岸和田整形外科でも整骨院でも初診の時に何も聞かれず保険証を出して下さいって言われてよく分からず言われるがままに出したけど、整骨院って膝の痛み健康保険使われへんの?』
とのこと。

急性外傷性の膝の痛みでしたら健康保険の対象として整骨院接骨院でも健康保険を使った治療を受けることができます。
ですが、過去の怪我の後遺症による膝の痛みには整骨院接骨院では健康保険を取り扱った治療を提供することはできません。

慢性的な痛みであれ、急性の痛みであれ、原因不明の痛みであれ、整形外科いわゆる医師であればどのような痛みに対しても治療のためであれば健康保険が適用されます。

このようにご説明してもなかなかご理解頂けないのですが、整形外科整骨院を混同されて同じだと思われている方が多いように感じます。
ですので、当院では初回来院時に、整形外科整骨院の違いを分かりやすくご説明し、十分に納得して頂いた上で自費診療をご提供しておりますが、ご理解頂くのに時間を要する方や、どれだけ詳細にお伝えしても
『健康保険使える安いところやないと整骨院はあかんでな』
とおっしゃる方も中にはいらっしゃいます。
健康保険が適用されるとお財布に優しいのは確かですが、整骨院での健康保険の適用範囲について十分に理解する必要があります。

保険制度は大変有難い制度です。
日本は国民皆保険制度のおかげで、国民一人一人の負担を皆で助け合う構造となっていますが、何でもかんでも安直にただ料金が安いからというだけで保険に頼ることは、今の日本の少子高齢化が進む中では自爆行為です。


さて、話を膝のことについて戻しますが、
膝の関節は、膝蓋骨・大腿骨・脛骨の3つの骨で構成されていますが、膝周辺の痛みを訴える方には
半月板損傷
前十字靭帯損傷
後十字靭帯損傷
内側側副靭帯損傷
外側側副靭帯損傷
変形性膝関節症
鵞足(がそく)痛
などなど、様々な部位が原因となって膝痛が起きている方があります。

こちらの方は膝関節周辺のこういった損傷は整形外科で診断を受け、何もなかったものの、股関節の硬さに左右差があり、それがきっかけで膝関節に常に捻じれの負担がかかり続け、結果膝関節の内側についている内側側副靭帯と内側の半月板のあたりの筋膜に痛みを発しているようでした。
膝関節周辺に痛みがあると、ついその痛い部位だけが問題となって痛みが出ていると思いがちで、しかも痛みがある部位を強く押したり揉んだりするほうが痛みが解消されるのではないかと自分自身で膝周辺を強い力で揉んだりされている方も中にはいらっしゃいますが、自滅行為のためむやみやたらと痛みがある部位をグイグイと押したりすることは控えられる方が無難です。

股関節の硬さと左右差を解消し、股関節の可動域を取り戻し、膝にかかる捻れの負担が解消されるまでにおおよそ1ヶ月半程度かかり、ようやく膝の痛みはほぼ解消されている状態まで回復されているご様子。

ですが、そのまま放置し続けていると、やがてまた日常生活での身体の使い方の癖や、悪い生活習慣によって股関節に硬さが現れ、気が付けば足の長さに左右差を生じている状態となり、徐々に膝の痛みに繋がるため、今は膝痛にならないように定期的に骨盤や骨格の歪み矯正し、痛みに発展しないよう予防に努めておられ、そのお手伝いをしております。

早速腹臥位で検査確認してみると、


このように右足と左足の長さに随分と左右差を生じている状態。
膝に痛みはないとのことですが、股関節周辺の硬さによる下肢の違和感をそろそろ感じてきているとのこと。

この状態になるまでにおおよそ1ヶ月。
ですので、こちらの方は膝痛予防のために月に1回もしくは2回は定期的に骨盤矯正によって股関節の硬さを解消し、痛みや不調を生じないような身体づくりをサポートしています。
膝痛や股関節周辺の痛みで悩まされる方は、このような足の状態に陥っている方が多いです。
そして膝の痛みは膝だけの問題ではなく、股関節や足首などの硬さや左右差を生じることで身体全体のバランスが崩れることによって痛みが出ているため、膝ばかりなんとかしようとしても膝の痛みは解消されません。


整体後は足のバランスも解消され完了。

一度痛めた場所は、何らかの形で再発するリスクを伴っております。
今後再発予防に努めましょう。
そしてまた登山や他の趣味が続けることができるくらいにまで健康でいられることを応援します。