今日から4月となります。
4月1日と言えば「エイプリルフール」
毎年4月1日には嘘をついても許されるという風習がありますが、一体どこから始まったのか全くもって不明です。
毎日のように嘘をついているような人からすれば、今日くらいは嘘をつかずに正直に言う日となれば、国会で毎日のように居眠りしながらでも多額の報酬と裏金にあふれかえっている人達は1日くらい懺悔できる日があっても良いような気がしますが、年中嘘ばかりついているようであれば、オオカミ少年のようにどれが本当かも分からなくなりますね。先日の記事にも記載しましたが、日本は民主主義国家?だそうですので、6割以上の人が〇と言えばそれは〇であり、×だと思っていても〇が正解となります。
さて、今年に入って騒がれている感染症に「はしか」がありますが、皆さんテレビなどメディアで流行っていると耳にすると、素直に流行っていると信じ込む方が多いので、実際にメディアが言っているとおり流行っている状況なのかどうか、今回ははしかについて触れてみたいと思います。
「はしか」は正式名称は「麻疹」(ましん)というもので、語源はmeaslesという英語表記が訛って麻疹となったという言われもあれば、中国由来の呼称で、発疹が麻の実のように見えることから名づけられたとも言われています。また、「はしかゆい」という方言から「はしか」と名付けられたとも言われています。
はしかは「麻疹ウイルス」に感染することで生じる、急性熱性発疹性感染症のことです。書いて字のごとく、症状は急性に現れ、発熱と発疹を伴います。
古い文献では奈良時代あたりからはしかの流行などのことが書かれているそうですが、江戸時代あたりからはしかと呼ばれるようになったそうです。
江戸時代には10回以上も大流行期があったそうで、当時は医学も進歩しておらず、衛生上も今よりも悪く、またワクチンなどもなかったため、20万人以上が日本でも亡くなるほど大変恐ろしい感染症と言われる時代もあったとのことです。
どうでもいい話かも知れませんが、鬼滅の刃という漫画に登場する上弦の参の猗窩座と言われる鬼の由来がどうやらはしかだそうです。
我々が子供のころにはよく
「〇〇ちゃんはしかにかかったって。一緒に遊んでもらっておいで」
と言われるほど、みんなで一度罹ってしまうほうが大人になってから罹るより症状が軽く済むから、できるだけ子供のうちに早くうつしあいっこ罹っておこうと言われたりもしました。
はしかは感染力が非常に強いものの、一度罹患してしまえば2度は罹らないため「二度なし病」とも言われたりしていましたが、ここ最近はほとんど耳にすることもなくなりました。
麻疹ウイルスは上述しましたが、感染力が非常に高く、確か1人の感染者が18人ほどにうつすと言われるほど感染力が高い感染症と言われていますが、ここで皆さんが勘違いしがちなのが、
「感染力が高い」=怖い
となりがちですが、感染力が高いということは毒性が弱く、感染力が低いということは毒性が高いというのが医学的常識だったのが、いつしか
「感染力が高い」=「毒性も高い」だから怖い
となってしまっている方がほとんどだと思います。
これだけ感染力が強い感染症のため、マスクも手洗いも全くと言ってよいほど予防できず、感染経路も空気感染もあれば飛沫感染も接触感染もあるというから全く防ぎようがない感染症ではあるものの、あちこちで罹った人が大量発生しているというほどでもありません。
大阪府でも先週のニュースで
「全国で最も多いのが大阪府となります。なんと7人も感染者がいます」
と報道されていました。
「7人も」です。
感染力はコロちゃんも比にならないほど強いはしかにも関わらず、大阪府下で1桁しかいないのは、多くの人が「抗体」を持っているという裏付けでもあります。つまり子供の頃に既に一度感染したことがあるか、もしくは幼少期にワクチン接種を済ませてしまっているかのどちらかによるものと考えられます。
ですが、メディアの報じ方によっては恐ろしく流行している感染症ともなれば、大したことない感染症ともなり得ます。
そこで実際に過去の感染者数の推移を見てみましょう。
2010年~2019年の感染者数がこちら。
2011年がここ最近では最も多く、この年には180人ほどでした。
ではそれほど大々的にメディアではしかについて報道されていたかというと、記憶にうっすらとしか残っていないほどしか報道されていないかと思います。
次に多かったのが2019年で120人ほどとなります。
そしてこちらが2015年~2024年までのデータとなります。
どう見ても今年が大流行しているようには見えませんが、メディアパワーによってとても流行っていると耳にするととても流行っている感染症となります。
2011年や2019年に今のように繰り返しメディアで報じられていたような記憶はありませんし、なぜ今年になって今まで何も騒がなかったことで大騒ぎしているのか理解できませんが、メディアに恐怖を煽られるとみなさんまた挙って安心を求めてワクワクキャンペーンに参加されるのでしょう。
戦後からすれば劇的に減少しているはしかですが、これは衛生的にも日本が戦後から良くなってきていることと、感染して重症化したとしても医療が進歩していることもありますし、1966年から麻疹ワクチンが導入された賜物とも言えるでしょう。
はしかも当然ウイルスのため変異はするのでしょうが、インフルやコロちゃんほど変異するようなことは聞いたことがありません。
ですのでそれほど変異しないということはある程度型が決まっているため、ワクチンの効果はそれなりに期待できそうですが、残念ながらコロコロと次から次へと変異するようなウイルスに対して効果的なワクチンは今後よほど研究開発が進まない限り期待はできないでしょう。
整骨院や整体などの施術の効果は、医師から言わせると「ちんぷんかんぷん」だそうです。
なぜなら施術の効果があくまで整体を受けた方の感想でしかなく、医学的または科学的根拠のあるデータではないからだとのことです。
ですが、なぜかインフルやコロちゃんのワクチンとなると医者は
「型が当たらなくても重症化は防いでくれますから」
と言う、科学的な根拠があるのかないのか分からない説明で毎年のように推奨しています。
以前当院に来院されていたご高齢の方が内科へ通った際、
「もうお年なんですから、インフルワクチン定期的に接種しといたらいかがですか?」
と毎年のように秋頃に口酸っぱく言われるため、ここ数十年間一度もインフルエンザにかかったことがないにも関わらず根負けし、接種した時に限って感染してしかも40度近くの発熱で重症化したため、
「もう二度と打たへん」
と仰られていました。
感染予防効果がどれほどあったのか?
重症化予防効果がどれほどあったのか?
後遺症予防効果がどれほどあったのか?
今まで無料という名の税金で賄われ続けたコロワクキャンペーンも今日からは有料となり、確か7,000円程度で年に一度の定期接種となるとのことですが、
「誰が7000円出してまでして打ち続けるん?」
との声が当院だけでもたくさん出ていますが、おそらく大半の方が参加しなくなるため、そうなるとまたそこに税金を投じて限りなく無料に近いキャンペーンにしなければ誰も打たないのでしょうね。
コロワクキャンペーンで健康被害を訴える方が後を絶たないため、当初補償のための予算案が3億6,000万円だったのが、補正予算で394億円となったそうです。
ということは、それだけ想定をはるかに上回る健康被害が出ているからなのでしょうが、厚生労働省のトップは
「重大な懸念は認められていません」
の一点張り。
ひと昔前にあったサリドマイド事件も、当時の厚生省は
「安全だから大丈夫」
の一点張りで、世界各国がサリドマイドを中止していたにも関わらず、3年以上過ぎてから
「やっぱり危険だから中止」
となった歴史があります。
3年ほどの蓄積されたデータをもとに、お医者様得意の科学的根拠や医学的根拠をデータとして出してもらえば、いかに今回のコロワクキャンペーンが効果的であったのかどうかが検証できるにも関わらず、そこですらも裏金で丸め込まれてしまっているため、まともな根拠もデータも出てこないのでしょうね。
日本の医療そのものが終わっています。
はしかもワクチンがあります。予防効果もあるでしょうし、やはり副反応による健康被害も少なからずあります。
メリットとデメリットを天秤にかけて、より安心できるほうを自分自身で検証して選択しましょう。