お得なのは1割?2割?3割?それとも・・・?

4月に後期高齢者となる母親の誕生日を祝って、昨日は実家の泉南市まで母を迎えに行き、阪南市にあるお寿司屋さんへ連れていき、好きなだけにぎり寿司を振舞いましたが、さすがに高齢者ともなるとそこまで食事も喉を通さなくなってきているようで、安上がりでお財布には優しくて済みました。
4月後半も延長!|3日で2000名の予約が埋まった、店舗を間借りし ...
物価高騰の影響により、以前に比べると寿司の値段も上がっており、親の誕生日会はできるだけ美味しいものをご馳走したいと思いますが、自分の誕生日には質素倹約して、次の増税の波にさらわれないように気をつけたいと思っております。

物価高騰しているため、当院のような自費診療で施術している整骨院を利用するのではなく、健康保険を取り扱っている整骨院接骨院へ通院するという選択肢を取っているそこのあなたは、まさか慢性的な肩こりや長年苦しんでいる腰痛神経痛膝関節症など、整骨院接骨院はどんな痛み疲れでも健康保険が使えて安く済んでお得だという誤った認識をお持ちではないでしょうか?
そのような安易な考えで
保険が利いて安くてお得
というようなア〇な感覚で利用していると社会保障費が不足し、結局増税されたりするため、今後は健康保険自動車保険と同じく、使ったら次の年は保険料が増額するようなシステムにでもしなければ、せっかくの素晴らしい国民皆保険制度そのものが崩壊しかねません。
ホンマに困っている人が受診を控えると後々大変なことになるからアカン
というお叱りをお医者様様から受けるかも知れませんが、政権交代がない限りは胡坐をかいて居続けることができるでしょう。

さて、日本には上述したように「国民皆保険制度」という大変有難い健康保険制度があるため、「いつでも」「だれでも」「どこででも」平等な医療を受けることができます。
ですので健康保険証さえ提示すれば、病院もしくは歯科で例えばレントゲンを撮れば〇点、薬を処方すれば〇点というように、全てが点数化されており、1点当たり10円という計算で金額が決定されています。

国民一人ひとりが健康保険料という名目の税金を支払うことで相互扶助の役割を果たしている制度となりますが、大きく分けると3つの負担割合に分けることができます。
69歳までの年齢の方は3割負担となり、残りの7割が保険料つまり税金で賄われています。
70歳から74歳までの年齢の方は「前期高齢者」と言われ、2割負担となっており、8割が税金で賄われています。
そして75歳以上の方は「後期高齢者」と言われ、1割負担で残りの9割が税金で賄われています。

この「前期高齢者」とか「後期高齢者」というネーミングは人間の寿命の長短を示しているかのようで、当初相当な反発がありましたが、この呼び方が定着し続けると、人のそういった怒りの感情も薄れてくるものです。

もちろん、生活保護受給者の方や学生さん、乳幼児の方は自治体によってこれとは異なる負担となりますが、一部自己負担をしながら大半が税金で賄われているため、突然の病気怪我であっても保険が適用されて負担が少なくて済んでいるのが今の日本社会となります。

当然、美容予防に関しては保険適用されません。
そのため、お顔の整形などには一切健康保険は適用されませんし、予防接種には保険は適用されません。全額自費となります。

ところがこの数年間どうだったでしょうか?
7回、多い人で8回もせっせと打ち続けたチクチク。
予防に対する意識が高いならともかく、自分の財布から出ていくお金だけは少しでも減らしたいというドケチ根性丸出しで、
全額税金でタダやったらナンボでも打つ
というような発想で打ち続けた製薬会社が作った人工加工物は、最もらしく全額税金で賄われ、一切自己負担なく打つことができ、またコロちゃんに罹ったとしても全額タダで治療が受けられたこの数年間。

全て税金で賄われてきました。

ここでこんなことを聞いたことはないでしょうか?
税金に税金を課すことはできない
つまり二重課税は禁止されているということを。

よくガソリン税の話が例として出てきますが、自動車でガソリンを給油している人は誰しも最近のガソリン価格高騰に不満を抱いていることでしょうが、このガソリン価格には「ガソリン税」と「石油石炭税」と「消費税」といった複数の税金が課税がされているため、高くなるのは当然の話ですし、完全に二重課税どころの話ではないです。
医療費においては全額が税金で賄われると、そこで得た利益には二重課税となるため税金は発生しません。
つまり、0割負担であれば10割が税金で賄われるため、この10割の利益に課税されることはありません。

坊主丸儲け
という言葉があるように、この数年間のコロちゃん騒動は医療業界にとってはまたとない大儲けできる機会だったのです。
まさに
医者丸儲け
でした。
残念ながら市民病院クラスの雇われている医師看護師などの医療従事者は重労働だけ負わされて恩恵に与かれず、経営者だけがウハウハだったんでしょうが。

コロワクを打つのは全額税金で賄われ、コロちゃん感染すれば全額税金で賄われたため、一般国民からすれば大変助かってはいましたが、医療分野では税金で賄われた分には課税されないため、病院関連はかなり潤ったのがこの数年間の出来事でした。
 
今月からは今まで無料だったワクワクキャンペーンも有料となり、最大で7,000円ほどかかるとのことですが、65歳以上の高齢者が果たしてどのくらい自腹をはたいてまでして打ちにいくだろうか?
ほぼ打たないことが今から予想できます。

そのためインフルと同様に、結局高齢者医師会の顔色だけを窺っている自民からすれば、自己負担は1,000円程度として残りを税金で賄うというようなことをしないと成り立たないことが容易に想像できます。
そうすることで自分の財布から出ていかないのであればというような安直な考えの高齢者はますます税金の無駄遣いをし、自己負担分だけにしか課税されない病院経営者は合法的に脱税でき(合法的だから節税か?)自民と高齢者と医師会の「三方良し」が成立することとなるのでしょう。

そしてこのようなことを続けているため、当然税金を上げなければ成り立たなくなってきているのが現状です。
その証拠に、今年から課税される税金が一つ増えました。
森林環境税
という訳の分からない税金。

国民一人当たり1,000円/年課税されるものですが、これまた大阪府はすでに府独自で今までも森林環境税を課していたにも関わらず、さらに国税として二重課税を平気でしているのだから、もはや二重課税の禁止などというものは都合次第となっている。

母親の誕生日会の帰りに
今度から1割負担になるから、医療費随分安く済んで通いたい放題や
と嬉し気に言っていたため、
そういう安易な発想で病院あちこちハシゴするから首が回らなくなるんやろ。少しでも医療にお世話にならなくて済むように適度に体操したり食事に気を遣ったりして、自分の自然治癒力を高めておくことが先やろ
と説教したところです。
我が親でありながらこんな考えだから恥ずかしい限りである。

慢性的な肩こりやけど、健康保険使える整骨院やから助かる
とか、
長年の腰痛が辛いから、健康保険で安い整骨院やから助かる
このような急性外傷性の骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷以外の慢性症状に対して怪我でもない症状を怪我という扱いにして保険請求をしている整骨院が溢れかえると、当然最終的には我々国民一人ひとりにブーメランとして跳ね返ってくることとなる。


このような口コミを書いて下さる方には感謝しかありませんが、そもそも「予防」には保険は適用されませんし、当院に来院されている方は肩こり腰痛坐骨神経痛などといった慢性疾患の方ばかりで、整形外科健康保険の使える整骨院へ通ってみたけど良くならないという方が来院されるケースが多いため、保険が使える使えないなどという低レベルな考えしか持っていない方の来院はありません。
健康保険は使えて安く受けられるけどなかなか良くならない
そんな腰痛五十肩などでお悩みで今現在整形外科接骨院を受診しているのでしたら、コストパフォーマンスも一度見直してみることも大切です。