忙しいと忘れる心理

夏休み真っ盛りですね。
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海にプールに山にキャンプにまだまだこれから楽しめる夏シーズンですが、最近また感染拡大と恐怖を煽る報道を耳にするためなかなかレジャー気分になれないという方も多いのではないでしょうか?
先日、整体の勉強会に参加される予定だった先生がこのようにおっしゃっておられていました。
感染するのは副反応よりも軽いという話をよく聞くからあれだけ副反応辛かったからそれに比べれば全然怖いとは思わんけど、感染したっていうだけで保育園で子供がいじめに遭うのが怖いから勉強会を見合わせます
感染するのが怖いというより、やはり口を覆っているものや副反応が辛いお注射をしていないことだけを悪と捉え、「ちゃんと対策しています」アピールをしている人だけが罹っても許され、対策を怠った者だけが悪者扱いを受けるという変な世界に陥っている日本。
無理もありません。
学校教育で
気をつけ 前に倣え 休め
と何度も何度も軍事教育を植え付けられてきているため、皆が同じ行動を取らないと非国民扱いをすることで悪者退治をする国民性になってしまっているので仕方ないところもあります。

ですがあまりにも過度に感染することに怯えてしまっていては人間としての基本的な活動が損なわれ、さらには人間関係にまで歪みを生じてしまいかねません。体の歪み整骨院整体院で解消することはできても、人間関係の歪みはお互いが分かち合うことでしか解消されません。
コロちゃん騒動でおかしくなってしまった人間関係を修復するきっかけにキャンプや旅行を楽しめたら良いかも知れませんね。もちろん「ちゃんと対策すること」が大前提ですが。

さて、夏休みといえば、普段学校に通っている子供さんを持つご家庭では学校給食がないため毎日の食事に気を遣ったり、子供さんが自宅に居るためなかなか家事が捗らなかったり、買い物に出かけにくくなったりするものです。
どうしても自分の体の健康に立場を取ることができず、あまりにも忙しすぎるものだからとつい腰痛坐骨神経痛が酷くなっていても忙しいときほどついつい体のケアを怠ってしまい、後回しにしてつい忘れがちです。

ですが、ほっと一息ついた頃、ちょうど秋学期が始まりだしたときに急な寝違いぎっくり腰に見舞われるというケースがよく見受けられます。
5月に生じるものを「5月病」などと世間ではよく言いますが、スッキリ独自にこの夏休み終わりの9月あたりに急にぎっくり腰寝違いで来院される方を「9月病」と命名しています。
原理的には同じです。あまりにも忙しくしている時ほど体の痛みや不調は忘れるようにできているのですが、ほっと一息ついた時に一気に不調に陥るというものです。

ここで「」という漢字と「」という漢字をよくよく見てみて下さい。
どちらの漢字も共通しているのが「」というものと「」という文字。
そうです。心が亡くなっている時には体の痛みや不調のサインである腰痛肩こりなどといった症状は出にくいんです。
昔から「火事場のクソ力」などのように、人間いざとなったら自分の本来持っている能力以上のことができるようになったりするのと同じく、忙しい環境に置かれれば置かれるほど痛みや不調を感じにくくなります。
これをよく「アドレナリン出まくってるな~」などというように、まさに興奮状態のときにはアドレナリンが大量に分泌されているため痛みが分からなくなったりします。

この状態は大学時代に何度も経験しております。
関西学院大学時代に体育会ボクシング部に所属しており、主将まで任せてもらった経験があるため、もちろん試合や練習で相手のパンチをもらったこともありますし、顔の腫れや鼻血・鼻中隔軟骨損傷・脳へのダメージ・バッティングによるまぶたのカットなど少なからず経験しております。
バッティングによる痛みはさすがにパンチによる痛みとは全く質が異なるため、痛みで試合中にリングでうずくまったことがありました。
ですが、ほとんどのパンチによるダメージは試合中には全くと言って良いほど痛みを感じることはありませんでした。
これが「アドレナリン出まくっている状態」です。
ですが、試合後リングから下りてしばらくしていると、
そういえば目の周りが痛いな~
とか
あのボディブロー打たれてからどうも肋骨あたりが痛いな~
ということが起きます。

当院に来院される方の中にも
仕事が忙しいから次いつ通院できるか分からない
子育てで忙しいから次の予約が分からない
というようなことをおっしゃられて次回予約を取らずに帰られる方を時々見かけます。
そしてこのような「忙しい」という言葉を発する方で本当に忙しい方を見たことがありません。
大抵仕事や家事育児の生産効率が悪いだけだったりする場合が原因であることがほとんどです。
年収数十億稼いでいる方に「忙しい」と言われれば無理もありません。当然のことですし、むしろ「忙しい」という言葉を使う権利があると言っても良いくらいです。
子供が10人いるお母さんに「忙しい」と言われれば「御尤も」となります。

ですが本当に忙しいのでしょうか?
忙しい」という言葉を使うことで自分の腰痛肩こりが「治らなくてもいい」という言い訳を作り出すスペースをあえて作り出しているに過ぎません。
ですので当院に来院されている方はじめ、どこの整骨院 接骨院であれ、整体院であれ「忙しい」という言葉を理由に中途半端に通院されたり途中で通院をやめてしまっている方はほぼその腰痛肩こりは何ら解消されていることはまずないでしょう。
その「忙しい」中で時間を上手に作り出して通うことができる方ほど腰痛肩こりなどの不調は解消される可能性が高いです。
それに「忙しい」という方は、体の健康に対する優先度が仕事や家事育児よりも低いからです。
もし、あなたが整形外科
あなたの腰の痛みは骨のガンです。今すぐに入院してすぐに手術をしなければ明日まで生きていられるか分かりません
医師から通告されたらいかがでしょう?
それでもあなたは「忙しい」と仕事や家事育児を最優先するのでしょうか?
絶対に自分の命を最優先するはずです。
このように物事の優先順位が上位にあるものを優先的にこなし、下位にあるものを後回しにすることは往々にしてあります。
ですが、身体の健康があるから仕事も家事も育児もできるということに気づいた方は体の健康を最優先に考えて行動されます。

また、このような方も体の不調は解消されにくい、もしくは痛みや不調が再発しやすいです。
予約を忘れてた
という方。

逆にこう質問したくなる。
あなたは今まで何度仕事を忘れてすっぽかしたことがあるのですか?
あなたは今まで何度休日を忘れて仕事に出て行ったことがあるのですか?
あなたは今まで何度赤ちゃんのおむつ交換をし忘れてきたのですか?
あなたは今まで何度買い物に行くことを忘れてきたのですか?
と・・・。
仕事忘れるなんてあるわけない
わざわざ休日に仕事と思って出ていくなんて認知症じゃあるまいし
赤ちゃん泣いてるのに忘れるわけないし
食べものなくなるのに買い物を忘れるなんてありえない、買い忘れることはあるけど
と言う言葉が返ってくるはずです。

そうなんです。
自分にしっかりと立場を取っているものは絶対に忘れることなどありえません。
ですが整骨院の予約となるとつい、
忘れてた
となってしまう方は、初めて当院に来院された時の体の不調は忘れてしまっているから予約も忘れてたという事態に陥るのです。
完全に自分の健康に立場を取ることに対してうっかり忘れてしまっているのです。
これもかなり危険です。
体の健康に対する優先順位が下がっているからこそ生じる現象だからです。
こういう時こそ油断しがちで、気が付いたらまたぎっくり腰を再発してしまったり、五十肩が再発したりということに繋がります。

例え1年後の予定であっても自分にコミットしている約束事であれば絶対に忘れることなどありえません。
認知症でない限り。

ですので、どれだけ仕事が忙しくても家事育児に追われていても体の健康を第一に考えている方は腰痛肩こりを感じるようになったらすぐに整骨院なり整体院なり通うことで早くに体の不調を取り除くことに専念します。
さらに言えば肩こり腰痛になりそうなところでいち早く何らかの対処をされていることでしょう。

心はなぜ腰痛を選ぶのか : サーノ博士の心身症治療プログラム ...

このような本もあります。
これは腰痛だけに限ったことではありません。
腰痛以外の肩こり頭痛 坐骨神経痛などの不調全てに当てはまることです。

忙しくて忘れていることはありませんか?