一体どこからが薬害?

12月に入りました。
今年もとうとう残すところあとわずかとなりましたね。
世間では
新型インフルエンザが流行する
とか、
マイコプラズマ肺炎がさらに流行する
とか、
エムポックスが流行する
とか言われ、パンでミックどころの話でなく、三つの感染症が一気に広まるという意味から「トリプルデミック」が世界中に流行しだすと言っているユーチューバーさんもあります。
寒さ免疫力低下を引き起こします。
風邪などひかないよう、また様々な感染症にかからないよう、くれぐれも体調管理に努めましょう。

さて、先日たまたまYouTube動画で厚生労働省の記者会見をしている風景を見ていましたが、記者の方が厚生労働大臣に質問している内容で、「薬害」について触れていたため、薬害って過去に一体どういうものがあったのか調べてみました。
薬害とは、「明らかな投薬ミスは含まれない」ということが前提だそうで、医薬品の不適切な使用による医学的な有害事象のうち社会問題とまで規模が拡大したものと、不適切医療行政の関与が疑われるものを指すそうですが、はっきりとした明確な定義は定まっていないとのことで、その時々の情勢に合わせて変わるのだそうです。

薬害の分類としては、治験など研究目的で生じたものと、治療予防を目的で生じたものなどが挙げられるとのことです。

では日本国内で今まで薬害と認定されたものにどのようなものがあったかというと、まずはジフテリアが挙げられます。
ジフテリアとは2類感染症に分類され、ジフテリア菌が鼻や喉の粘膜に感染して発症する感染症で、症状としては喉の痛み発熱、首のリンパ節の腫れ倦怠感などで、喉の奥に灰色の厚い膜ができて息苦しくなるといった症状が現れます。
病状が進行すると1割~2割の人がタヒ亡すると言われている大変恐ろしい感染症の一つです。
日本ではジフテリアに対する予防接種によって発症は激減しており、1999年以降発生例はないとのことです。
このジフテリア予防接種によって健康被害を訴える人が1000人以上、タヒ亡者数80名以上を出した1948年~1949年には薬害と認定されました。

次にペニシリン
ペニシリン抗生物質の一種で、一時話題になった溶連菌感染症(ヒト食いバクテリア)などに対して使われるもので、1953年~1957年の間に1,200人以上がペニシリンによるアレルギーショックを発現し、うち120名以上がなくなられたそうです。最もメディアが取り上げたのが、1956年に東大教授が抜歯後の化膿止めの目的でペニシリンを用いた後、ショックでなくなられたというものでした。

さらに1961年のサリドマイド事件。
ドイツで開発された睡眠薬妊婦が服用したことで、手や足が欠損して生まれてくる奇形児が問題となりました。世界的にはいち早く薬害として服用をストップしたのですが、当時の厚生省は安全安心で全く問題なしということで世界的には中止されていた薬を2年ほど遅れて薬害として認定し、結果として1,000人近くの胎児に被害が及んだそうです。
小学生時代に学校教育の一環として「典子は、今」という映画を体育館で観ましたが、当時はサリドマイド事件のことなどつゆ知らず、両腕がない少女が海を泳ぐ姿を見て、「どんな困難なことでも頑張って努力すればなんでも願いは叶うもの」程度にしか捉えていなかったことを記憶しております。

1965年にはアンプル入り風邪薬によるショックで30名以上がなくなられたという事件がありました。

1970年にはスモン事件がサリドマイド事件と並ぶ薬害と言われていますが、スモンとは亜急性脊髄視神経症の略で、キノノホルムという殺菌剤を整腸剤として用いていたことで10,000人以上が被害に遭われたそうです。

その後、1983年に薬害エイズ事件が発生しました。これはエイズウイルスにより汚染された血液凝固因子製剤により血友病患者1800人近くがHIVに感染したという事件でした。アメリカでは1983年には既に加熱製剤を用いていたのですが、日本では1985年までこの危険な製剤を平然と使用していました。

1988年には妊婦さんの陣痛促進剤による子宮破裂などによる甚大な健康被害がありました。

その後も1989年のMMRつまり3種混合ワクチンによる健康被害や1996年の薬害ヤコブ病事件、2002年の薬害肝炎事件やイレッサによる薬害、2006年のタミフル事件や2009年のHPVワクチンによる健康被害など、数え上げればきりがありません。

どの薬害についても同様に言えることは、「薬害」として認定されるまでに数年という年月が経過しているということ。そしてそれまでの間は何かしらの圧力がかかっているのかはわかりませんが、厚生省は「安全」と「安心」を全面的にアピールするだけで、数件の被害届け出程度では偶然生じたものや因果関係が認められないものとして軽くあしらわれていたことです。
数年経ってようやく被害件数が膨大なものになってはじめて事の重大さを認識しはじめてから「薬害」として認定されているものばかりで、そこには紅麹ほどのスピード感は全くと言って良いほどありませんでした。

上記にも、薬害には「医薬品の不適切な使用による医学的な有害事象のうち社会問題とまで規模が拡大したもの」と、「不適切な医療行政の関与が疑われるもの」の二つがあると記載しましたが、まさにこの数年という短いスパンで7回も撃ち続けたことは他の過去の予防のために撃つ注射では到底考えられないくらいの頻回であることは間違いないため、不適切な使用と言われてもおかしくないでしょうし、誰かが裏で得をするような不適切な医療行政の関与があるとしか考えようがありません。

N〇Kをぶっ壊~す」と言いながら本当にぶっ壊してしまうと政党としての意義がなくなってしまうため、決してぶっ壊すことはしないであろう方が南あわじ市長選挙に出馬表明をしたかと思うと突如として路線変更し、今度は幼少期から学生時代を過ごされた泉大津市の市長選挙に出馬すると言い出しました。
大きな理由はメディアの動き方か何かを試すと発信されていましたが、他にも出馬理由として、体育会ボクシング部で一緒に汗を流した現市長の反ワク体制をぶっ壊すというような内容のことも発信されていました。
コロワクお注射後の健康被害とタヒ亡者数を見てみても明らかに他の薬害よりも群を抜いて突出しているのはデータを見れば明白ですし、現市長はこれらの科学的なデータを根拠に注射を撃つことに反対していますが、なぜかそこに噛みついていたので、もしかしたらこれも市長になることを目的としないで、反ワク現市長対メディアが取り上げたがらないワク推進派候補者を一体どちらをメディアが大々的に取り上げるのかを試そうとしているのか?それとも一度も撃ってもいないという噂にも関わらず、宇宙開発の裏金欲しさに「撃たないやつはバ〇」とまで言い放って撃つことを推進していたホ〇エもんと大変仲が良さそうなため、もしかして裏で何かと繋がっているのかとも勘繰ってしまいます。

いずれにせよ
歴史は繰り返す
という言葉をローマの歴史家クルティウス・ルーフスが言ったように、この数年撃ち続けたコロワクによる健康被害は必ず「薬害」として認定される日が訪れるでしょうが、ファイ〇ーのCMが流れている間はもうしばらく先延ばしとなるのは間違いないでしょう。
未だなお「薬害とは言い切れない」という厚労大臣の発言は一体どこからいつになったら「薬害」となるやら。

当院においても、ヘルペス20名近く、甲状腺の異常なまでの腫瘍2名、急激に悪化するリウマチ1名、多発性硬化症の疑い1名、特発性血小板減少性紫斑病2名、乳がん再発1名、ターボ癌不明ですが複数名、脳腫瘍3名などなど、別に注射を撃っても撃たなくても生じる病気のため、撃っても撃たなくても免疫力次第で病気になることは当然あるので、因果関係は全くもって不明ですが、それにしても昨日まで元気な方が急に病気になられる方が開業して20年近くにしてはじめての出来事で非常に困惑しております。
年のせい
だけでは片づけられそうにありません。