使いすぎて痛めるか、使わなさすぎて痛めるか

11月に入ってから急激に冬の寒さに突入したため、寒暖差から自律神経がうまく働かなくなって体調が思わしくない方がちらほらといらっしゃいますが、こういう寒さが急に厳しくなるときもそうですし、暑さが急に訪れるときもそうですが、こんな時に限って冷蔵庫エアコンといった電化製品の故障は起こりがちです。
5年前の真夏には突如として自宅の冷蔵庫が故障したため、整骨院にも小型の冷蔵庫を設置しているため、慌てて生ものを運んで急遽冷蔵庫を買い替えることになりましたし、3年前には自宅の給湯器が故障してしまい、ガスコンロで湯を沸かしてお風呂に張って凌ぐこともありました。

特に今年は暑さが厳しかったため、クーラーをつけている時期が長かったせいか、また貝塚市整骨院としてオープンしてもうすぐ16年が経とうとしているため、エアコン酷使が祟ったのか?とうとうエアコンが故障してしまい、暖房が効かなくなってしまいました。
普段の冬場であれば5分もすれば院内が暖かくなってくるのですが、10分以上経っても一向に暖かくならないため、コントローラーを見てみると、

明らかに見たこともないエラーコードが出ており、全く暖房が効かなくなってしまいました。
慌てて数社問い合わせてみましたが、一番本音でアドバイスしてくれる業者さんにすぐに依頼することとしました。

外っ面はパっと見では何も故障しているようには見えなかったのですが、業者さんが基盤を開けて点滅している部位を見せて一体どのようなトラブルが起こっているかをしっかりと説明してくれ、部品交換やガスの充填などで応急処置をしてしばらく様子を見ることも提案されましたが、一時的に回復しても、しばらくするとまた暖房が効かなくなる可能性があることやガスが配管途中で漏れているようであれば、結局対症療法としかならず根本的には何ら解消できないことを説明してくれたため、思い切って新品へと交換しました。

交換工事におおよそ3時間程度かかるということをあらかじめ教えて頂いていたため、木曜日の午後からであれば当院も休診のため十分間に合うとのことでお願いしました。
室内のエアコン本体は比較的スムーズに取り外し及び取り付け工事はしてもらえましたが、今回一番問題となったのが室外機
大型のため、当院の裏側にある非常扉から搬入搬出できなければ取り付け取り外しができないかも知れないことを伝えられたため、2018年に泉州地域を襲った台風21号の際に貝塚駅前周辺が一時大停電となり、入り口の電動シャッターを動かせなかったために裏の非常扉を使って院内に入ったことをふと思い出し、非常扉から室外機を搬出搬入できるかと思いきや・・・

台風時以来開けることがなかったため、鉄製非常扉が腐蝕しており開けることができない状態に陥っておりました。
どうにか反対側の扉の腐蝕がまだ少しましでなんとか開閉できたため、かろうじて室外機の搬出搬入ができたものの、非常扉が開け閉めできなくなっていたらエアコンそのものの設置ができないところとなってしまい、今頃凍えてしまっているところでした。

方や使用頻度が多かった今年に入りとうとう故障してしまったエアコンと、全くと言って良いほど使わないでいた非常扉の腐蝕による故障は、人間にも同じことが言えますよね。
オーバーワークが祟って使い過ぎてもを痛めてしまうきっかけとなりかねませんし、使わなさすぎても急に使ってを痛めてしまったりするものです。

人間が普段の生活の中で使い過ぎて痛めてしまうケースとしては以下のようなものがあります。
ウォーキングが脚力の強化に良いと言われたので毎日1万歩歩くようにしていたら膝が痛くなってきた
とか、
ルームランナーが運動不足解消に良いからと毎日1時間使っていたら股関節が痛くなってきた
などというもの。
当院に来院されている方のケースで比較的多い事例としては
糖尿病と診断され、血糖値を安定させるために毎日ウォーキングをしていたら半年前から坐骨神経痛が出てきて最近歩くのもままならない
というもの。
これは非常によく耳にしますが、健康のために良かれと思ってやっていたことが仇となることは往々にしてあります。

それに対して使わなさすぎて痛めてしまうケースでよくあるのは、
朝起きたら急に肩が挙がらなくなって、無理に挙げようとすると激痛が走る
という、いわゆる五十肩と言われるようなもの。
これは現代人によくありがちですが、普段パソコンを打ち続けたりスマホを使い続けていたりというような動作ではほとんど肩関節の動きを伴わないため、可動範囲が狭いためある日ちょっと動かそうとして痛めてしまうというケース。
生活する上で自分の肩の高さよりも手を上に挙げるようなことをほとんどしないため、急に手を挙げたり自動車の後部座席にあるカバンを無理に肩をひねって持ち上げようとして痛めてしまったりされるケースが多いのがこの五十肩
五十肩の予防のために毎日1分ほど鉄棒にぶら下がるだけでもかなり効果があるはずですが、現代人はほとんど肩関節を動かしていないため、40代~50代の働き世代には大変多く見受けられます。

季節的にこの時期には少ないものの、よく運動会で子どもと一緒に走ってアキレス腱が切れてしまうのも、普段から走っていればそんなことは起きないのが、急に走ってが切れてしまうということも同様です。

ジョギングウォーキングなど健康のために適度な運動をすることはとても重要ですが、これからの寒い季節は特に入念にウォーミングアップをしてから運動しなければ怪我をしてしまう原因となりかねません。
せっかく健康のために良かれと思って取りくんだものの、健康を害してしまっては元も子もありません。
しっかりと体が温まるまで入念にストレッチ屈伸運動などをしてからジョギングウォーキングに励みましょう。
もちろんストレッチや屈伸運動も普段全くしていない方にはリスクが高いので慎重に取り組むことです。

当院では日常生活の中でジョギングウォーキングをしていて足首を捻挫したり、太ももふくらはぎ肉離れを起こしたり、股関節膝関節を痛めてしまった場合には、痛めている部位だけではなく、それによって影響を受けて二次災害となりかねないため体全体のバランスを取り戻しながら痛めた箇所もアプローチすることを心がけております。
特に股関節膝関節を痛めてしまっている場合、痛めた側をかばっているうちに今度は反対側まで痛くなってくるというケースが往々にしてあるため、痛めているところだけマッサージしたりストレッチしたり関節運動したりしてもなかなか解消することが困難なため、全体のバランスを整えることに注力しています。

日常生活スポーツをしていて急に痛めたケガについては、整骨院接骨院では健康保険を使ったケガ治療を受けることができます。
ただし、当院では以下の理由が圧倒的に多いため、健康保険では取り扱っておりません。
①急に痛めたケガの場合、ほとんどの方が整形外科を受診し、レントゲンなど精密検査を受けており、既に捻挫挫傷といった診断を受けているため。
整骨院健康保険が利用できる条件として、「整形外科など病院で診断を受けていないものに限られる」ことが挙げられます。

②理由の二つ目としては、整形外科など病院を受診されていない方に限って「そのうち治るだろう」と安易に考えてしばらく放置しており、数週間から数カ月経って痛みがなかなか取れないからということで来院されるケースが多いからです。
整骨院健康保険の対象として受けることができる期間は、概ねケガをしてから10日~2週間までの間でなければ急性外傷として扱われません。

当院に来院されるケースで最も多いのは、整形外科捻挫診断されて湿布痛み止めを処方してもらって2週間様子を見ているけど、なかなか痛みが取れないということで、病院リハビリだけでなく整体整骨院鍼灸など他の角度からアプローチして症状改善に取り組みたいという方が多いです。

まずはオーバーワークで痛めないように気をつけることと、普段しないことをいきなり無理にしないように気をつけることが大切ですが、痛めてしまって病院治療を受けてもなかなか改善されない捻挫肉ばなれ後遺症などでお困りの場合、当院の整体がお役に立てるかも知れません。