貝塚駅前のスッキリ整骨院です。
今回は貝塚市海塚からお越しの方についてお話しますね。
『重い物を動かしていて、だんだんと腰が痛くなってきて動けなくなった』
とのこと。
痛めてすぐに同じ貝塚市内の整形外科を受診し、レントゲンを撮ってもらい、
『急性腰痛症いわゆるぎっくり腰ですね』
と診断され、痛み止めの飲み薬と湿布とコルセットを処方してもらい、2週間以上様子を見ていたものの痛みが治まらず、
『もしかしたら腰痛がなかなか解消されないのは骨盤や背骨が歪んでいるのかも?』
と思われ、当院へ来院されました。
検査してみると、立位での前屈がかなり困難ではあるものの、後屈や捻転動作などの動きでは痛みを生じることがなかったため、仙骨の位置調整さえすれば、とりあえずのぎっくり腰による痛みそのものはすぐに解消されるであろうと、2回の整体でほぼ痛みは解消されたご様子。
ですが、座り続けていて立ちが上がるときや起床時ベッドから起き上がる時だけ腰痛が残っており、仕事に復帰できるかどうかがまだ不安な状態でしたので、再度身体の歪みをチェックしてみると、
頚椎に歪みを生じており、僧帽筋の張力に左右差を生じているようでした。
『腰が痛いからと言って腰にマッサージ』
『腰が痛いからと言って腰に電気治療』
『腰が痛いからと言って腰に針灸』
『腰が痛いからと言って腰をボキボキ』
ですと、痛いところだけを診て、身体全体を診ないため、当院では腰が痛くても腰の痛みは腰そのものではなく他にあると推測して身体を診るようにしています。
ぎっくり腰の方の場合は、腹臥位や仰臥位が困難な場合もあるため、身体の状態を診て座位のみで施術する場合もあります。
そしてまずは当面の炎症反応を少しでも早く解消し、なんとか自力で腹臥位や仰臥位になれるようになってはじめて骨盤をはじめ背骨や頭蓋骨など身体全体のバランスを整えるようにしています。
最終的には腰痛やぎっくり腰を起こさないカラダづくりを一緒に目指して取り組んでいただいているのが当院の施術方針。
ぎっくり腰のほか、寝違いなど急な痛みでお悩みの方によくご質問されるのが
『冷やすほうが良いの?それとも温めるほうが良いの?』
というもの。
急性炎症反応のため、RICEの原則に従うと、『冷やす』ほうが理にかなっているでしょうが、分からない場合は冷やすことも温めることもどちらもせずにまずは安静にすること。
そして自力で動けるようになったらゆっくりで構わないので動ける範囲で少しずつ動いているほうが症状回復はスムーズです。
あまり安静にしすぎて横になっているばかりなのもぎっくり腰などの急な痛みが解消されるのに時間がかかることがありますのでお気を付け下さい。