顎関節痛の原因とスポーツの関係

貝塚駅前のスッキリ整骨院です。

今回は貝塚市木積からお越しの方についてお話しますね。
『昔スポーツで顎を痛めてからポキポキと鳴っていたけど、最近は鳴っているの反対側が痛くなった』
とのこと。

きっかけとして思い当たるのは、前日に普段しない運動をしたことがきっかけで、翌日から痛みが出てきたとのこと。

顎関節が痛くなるという方が最近増えていますが、特に増えている原因として、昔に比べ硬い食べ物を食べることが少なくなっており、顎関節そのものが昔の人に比べ弱くなっていることが挙げられます。

学生時代にボクシング減量でガムを噛んで唾液を出して体重を落とすような落とし方をしていた頃に、ガムの噛みすぎで顎がボキボキと鳴り出し、痛みを伴うようになった経験があり、当時病院で『顎関節症』と診断されたことがあるため、顎関節が痛くなったり、ボキボキ鳴り出したりする方の気持ちはよく分かります。

また、顎関節の痛みは姿勢との関係が大いにあります。
姿勢を診てみると、


かなり猫背になっており、骨盤の真上に頭がない状態。
この状態で座っていると、頭の重さを骨盤が支えることができず、背中や肩の筋肉だけでは支えられずに顎周りについている咬筋側頭筋などが悲鳴を上げだします。
「咬筋 側頭筋」の画像検索結果

また、腹臥位で足の長さを診てみても、


このように右短下肢となっている状態。

骨盤背骨に歪みがある状態で、たまたま前日に運動したことがきっかけとなって顎関節に痛みを生じている状態でした。
そこで早速整体開始。

当院のSPB療法は、顎が痛いと言っても顎ばかりを整えるような局所では見ません。
顎の周辺に付いている咬筋側頭筋に負担がかかっている姿勢から見直していく必要があります。

施術後は、


前方に頭が突き出していた状態から姿勢を正す方が楽な状態に骨盤や背骨を整えて施術終了。
足の長さの左右差も確認してみると、


足の長さも揃って終了。
足の長さに左右差がある状態で運動すると、膝や腰を痛めてしまう原因となりかねません。
顎関節以外にも負担がかからないようにして二次災害が起こらないようにすることも大切です。