手首の腱鞘炎とガングリオン

貝塚駅前のスッキリ整骨院です。

今回は貝塚市水間からお越しの方についてお話しますね。
『手首の腱鞘炎になって痛くなることが多いけど、今回は触ると痛いけど、それよりも膨らんでるのが気になる』
とのこと。

診てみると、


手の甲に膨隆があり、圧痛もあるとのこと。
ただし、運動時痛はなく、手を地面に着く動作で痛みがあるとのこと。

そして手を上に挙げてもらうと膨隆が消失します。


いわゆるガングリオンというもの。
ガングリオンとは、関節や腱鞘部分にできる良性の腫瘤いわゆるコブのこと。手首や手の甲、足首、膝などに発生することが多く、主に10代~20代の女性に多いと言われています。

症状としては、違和感や不快感程度のことが多いようですが、手の甲や手首付近にできたガングリオンは、他の場所よりも神経や血管を圧迫しやすいため、痛みが強く出たり、また手が痺れたりすることもあります。症状が酷い場合には整形外科などで注射器で中の粘液を抜き取ってもらうことも必要となります。

『そういえば10代の時にテニスしていてこんなコブみたいになったけど、しばらく放っておいたら自然と治った』
とのこと。

それほど大きく膨らんだり、痛みが強くなければ放置しておいても自然と消失することもあります。
はっきりと明確な原因は不明だそうですが、手の使いすぎは間違いないため、手首のサポーターテーピングをして保護してあげることが必要です。