側弯症でも症状はない

貝塚駅前のスッキリ整骨院です。

今回は泉南郡熊取町からお越しの方についてお話しますね。
大阪府下での学校の健康診断で側弯症と言われたけど、特に肩こり腰痛などの症状はない』
とのこと。

成長期でもあるので、これ以上背骨が歪まないようにしたいということと、今後大人になってから仕事をしだした時に肩こり腰痛の原因とならないように今から予防のためにも整体をしてもらっておきたいとのこと。
ご家族ようやく全員が当院に通うことになりました。
特に肩こりや腰痛・背中の痛みや違和感があって側弯症であれば、ご自身でもなんとかして不調を解消したいという思いで来院されるでしょうが、自覚症状が全くないとなれば、ただ背骨が曲がっているだけでは特に本人気にされないでしょう。

診てみると、


やや斜めに傾いている状態。
そして側弯症に特有の前屈してもらった時の背骨の歪みを診てみると、


右の背中が盛り上がっている状態。
側弯症の場合、このように前屈させた時に背中の盛り上がりに左右差が出るのが特徴です。

側弯症とは、背骨が側方に曲がって弯曲することを言います。
原因は不明とされていますが、これを特発性と言います。突発性ではなく、特発性(とくはつせい)。これは原因が分からないという意味で、側弯症の8割以上がこれに当てはまります。
また、腰痛坐骨神経痛が酷くなり、それをかばっているうちに生じるものや、背骨に捻じれの負担がかかっていることで生じるものもあります。
思春期の女性に多く、遺伝的なものは今なお研究中だそうです。

背骨に歪みがあっても症状は特にないため、また画像上ですぐに手術などしなければならない状態と言われたわけでもないため、まずはこれ以上進行させないようにするためにも、土台である骨盤から背骨を整えておいたほうが良さそうです。
そこで早速SPB療法開始。
背骨の土台となる骨盤から矯正し、腰椎~胸椎~頚椎~頭蓋骨までを整え施術終了。

再度前屈してもらうと、

先ほどより盛り上がりが幾分か解消されている状態。

特に肩こりや腰痛などの症状がある訳でなかったため、次回来院時まで自分自身で取り組める骨盤矯正体操を宿題として覚えてもらい、終了。
特にコルセットなどでガッチリ固めて固定することもないでしょうし、普段の生活習慣を見直し、横座りあぐらをかくような姿勢など、特に座位での姿勢に気をつけることが大切です。