骨折後の腰痛と下肢のむくみ

貝塚駅前のスッキリ整骨院です。

今回は貝塚市麻生中からお越しの方についてお話しますね。
『以前交通事故に遭い、腰椎圧迫骨折をしてから慢性的に腰痛があって、仕事柄立ち仕事のため下肢のむくみが気になる』
とのことで来院されました。
当院に来院されるまでは、大阪市内の整体院へ定期的に骨盤矯正を受けに通っておられたそうですが、毎回通院するのに貝塚駅から電車でなんばまで出ることが億劫になってきて、どうせ貝塚駅まで来るなら貝塚駅周辺でボキボキしない骨盤矯正を探しておられて当院へ来院されました。
来院当初は階段を上り下りするだけでも腰に痛みや違和感を感じていたとのことですが、今はそういった症状も特に気にならず、下肢のむくみが時々気になる程度で、以前のように腰痛で悩まされないようにメンテナンスのために通院されています。

診てみると、


左短下肢となっています。
来院当初は下肢長差だけでなく、股関節の屈曲時や腰椎の伸展時にも痛みがあったりしましたが、今は全く問題なく過ごされているとのこと。



仰臥位で診てみると、右股関節が外旋している状態。
腰痛が発症するまでには2つの段階があります。

まず一つは、交通事故スポーツなどのように強い外力が加わって、急激に腰部に負荷がかかったときに生じる腰痛
この場合は、痛みと同時に骨盤背骨に歪みを生じます。

もう一つは、日常生活や仕事・普段の運動など、何気ない動作で生じる腰痛
こちらのほうが圧倒的に多いですが、普段の生活習慣で、例えば食べ過ぎたり飲み過ぎたり、運動しすぎたり運動不足だったり、長時間猫背でテレビを見ていたり、仕事での抱えていたり、睡眠不足や不眠によって身体は歪みを来たします。

そしてその歪んだ状態で身体の使い方に癖があると、だんだんと歪みが積み重ねられ、やがて何気ない動作によって腰痛を発症するのです。
ですので、積み重ねられて生じた腰痛を解消するためには、歪みを解消することを積み重ねる必要があります。

急に痛くなった腰痛、つまりぎっくり腰などの急性腰痛の場合には、数回整体をすれば解消するでしょうが、歪みの積み重ねによって生じた腰痛を解消するには1回2回の整体をしただけでは解消されません。

また、生活習慣によって生じているため、腰が痛くならないような生活習慣を見直すことも必要です。
例えば規則正しい睡眠サイクルとか、規則正しい食生活、そして長時間同一姿勢を取り続けないことや、痛みや不調があるときは無理に運動したりせず、安静にすることも必要となります。

まずは痛みを解消することに専念し、痛みが出にくくなってきたら今度は痛みが出ないような生活習慣を心がけて予防に努めましょう。