ヘバーデン結節は手の使いすぎ?

貝塚駅前のスッキリ整骨院です。

今日は朝から国道26号線福田交差点でパトカーの音が鳴り響きましたが、その後自転車で通勤する際、国道の真ん中にパトカーが停まり、その前方に自転車のような物体(おそらくパトカーと接触したのか大破していたため多分自転車です)と人が道路上に倒れており、警察官が対応している光景を目の当たりにしました。
福田交差点交通事故が多発する交差点のため、毎回渡る際には青信号であっても左右をしっかりと確認してから渡るようにしています。
赤信号を平気で無視して横断する自動車をよく見かけるため、朝からパトカーが巡回しているエリアでもあります。
夏休みで学生さんも朝から部活での自転車移動や、お仕事でお急ぎの自動車など沢山見かけますので、どうぞ安全運転交通事故など遭われないよう、くれぐれもお気をつけてお出かけ下さい。

当院では健康保険診療は取り扱いませんが、交通事故による自賠責保険は取り扱います。
交通事故による被害に遭われた方は、被害者救済を第一に少しでも早期に回復できるようお手伝いいたします。

さて、
今回は貝塚市からお越しの方についてお話しますね。
『仕事柄手をよく使うため、指先変形してきた。病院で診てもらったらヘバーデン結節って言われて、初期症状で指先が痛い』
とのこと。
大阪病院先生からは、
だからある程度変形が落ち着いたら痛みも和らぐやろうから、痛かったら湿布貼るか、テープで保護するしか治療はない』
と言われ、痛いながら諦めも入っている状態でした。

診てみると、


特に左中指の末端の関節が痛いとのこと。

ヘバーデン結節とは、手指の第一関節に結節上の膨らみができ、関節が変形してきて痛みを伴うものを言います。
今までは手の使いすぎが原因ヘバーデン結節を生じると言われていましたが、最近の研究で分かってきたことは、
女性ホルモンであるエストロゲンの減少
がどうやら起因する可能性があると言われてきています。

このエストロゲンという女性ホルモンは40代を過ぎると急激に減少してくるため、更年期の女性や産後のママさんに多い症状の一つです。
更年期女性が感じている症状の第一位は、
肩こり 腰痛

そして第二位に
ヘバーデン結節をはじめとした、手のこわばり関節痛
となっています。

この上位二つは更年期女性の約半数が訴えている症状のため、比較的多くの方が手指のトラブルで悩まれているようです。
そういえば、うちの受付嬢(妻)もここ最近になって左の第一関節に朝のこわばりを訴えており、自分でできるこわばり解消法を伝授したばかりです。

エストロゲンは色々な働きによって女性の健康を守ってくれています。
血管や骨などの他、関節を覆っている滑膜にも存在している『エストロゲン受容体』と結びつくことによって手指の関節付近に存在している腱の腫れを抑制する働きもあります。

そのため、産後の授乳期更年期になると、エストロゲンが急激に低下し、その働きが失われてしまうため、手指の関節に痛みや痺れを引き起こすようです。

もちろん、エストロゲンの減少に加えて手の使いすぎが加わることで症状の度合いに違いが出てきます。
手指の動きが少しでもスムーズに動くためには、その上にある手関節、肘関節、肩関節など様々な他の関節の動きもスムーズにしておくほうが指先の関節ばかりに負担がかかることを少しでも抑制することができます。

ですので、更年期の肩こり腰痛ヘバーデン結節による痛み、はたまた産後の骨盤矯正で来院されている方の手指の痛みを訴える方々には、当院の整体オススメです。

ちなみに、手指付近の痛みなどのトラブルでよく質問されるのが、
朝になると手がこわばって、第一関節が痛いことがあるけど、もしかしてリウマチ?
というもの。

自己免疫疾患である関節リウマチの場合の特徴に、
朝の手のこわばり
というものがありますが、関節リウマチでは第一関節に痛みやこわばりは生じません。
第二関節いわゆる手首に近いほうの関節に生じます。

さらに第二関節の左右の手に対称的に生じる為、第二関節の一部だけもしくは片手だけという場合は
ブシャー結節
もしくは
ブシャール結節
と言われる可能性があります。


またその他に多いのが、腱鞘炎であるばね指、ドケルバン病(症候群)と言われるものや、手根管症候群、拇指CM関節症などが挙げられます。
これらの指のトラブルについては詳細はまたどなたかの症例があったときに書きたいと思います。