肘の外側の痛みとテーピング

貝塚駅前のスッキリ整骨院です。

今週に入って、
『急にぎっくり腰みたいな痛みが出た』
とか
『腰がくの字に曲がって動けないほどの痛みがでた』
という声がちらほらとあり、先週どうやらぎっくり腰など、急な腰痛で悩まされる方が突発的に数名いらっしゃったようです。

エアコンの効いた涼しい部屋から暑いところへ出ては、また涼しい室内に移動するという、気温の変動が急激に生じると、自律神経に乱れを来たし、ぎっくり腰のように急に痛みを訴える時期でもあります。
熱中症に十分気をつける必要がありますが、この温度差にも気を付ける必要があります。

さて、
今回は熊取町からお越しの方についてお話しますね。
『仕事柄、手をよく使うため、外側痛みがあって、テーピングで保護しているととても楽』
とのこと。
来院当初は慢性的な腰痛肩こりがひどかったため、貝塚市にお住まいの同僚のご紹介で来院されました。

肘の痛み内側にある時と外側にある時で、どこの筋肉に負担がかかっているかが分かれますが、肘の内側に痛みがある場合は、前腕の屈筋群に負担がかかっており、肘の外側に痛みがある場合は、前腕の伸筋群に負担がかかっています。
いわゆるテニス肘ゴルフ肘野球肘などという呼び方も肘の痛みの場所が外側か内側かによって言い方を変えています。

肘に痛みを訴えておられても、肘だけで人間の身体は構成されていません。
ですので、肘を見ながら身体全体のバランスもみるようにします。
診てみると、


左短下肢となっており、来院された当日もやや鈍痛のような腰痛と慢性的な肩こりは少々感じているとのこと。

来院するずっと以前から、肘の屈曲運動時にクリクリとした変な音がずっと鳴っていたとのことで、屈伸運動をして確認してみると、確かに肘関節の中で音が鳴るようにクリクリとしたものが確認できている状態。
恐らくレントゲンなどは撮ってもらったことはないとのことですが、数年前からこのようになっていると思います。

「関節遊離体」の画像検索結果

このように肘関節の部分に関節遊離体いわゆる関節鼠と呼ばれるようなものができている可能性が高いです。
野球などスポーツ選手にも多く発生しますが、ボールの投げ過ぎによって生じると言われていますが、これもボールの投げ過ぎだけでは発生しません。
ボールを投げる投球動作の時に、骨盤背骨の動きに左右差や動きにくい場所があったりすると、肘関節に負荷がかかり、結果として関節遊離体ができたりするのです。

熊取町からお越しのこちらの方も、以前通っていた整骨院でずっと言われ続けていたそうですが、特に今後スポーツなどに力を入れるつもりもなく、仕事に支障さえなければ良しということですので、骨盤矯正をし、肘に負担をかけないように肘にもテーピングを施し施術終了。


整体後に下肢長差が解消し、身体の全体的なバランスが整ったところで終了。

肘の痛みでお悩みの方は、肘だけでなく身体の全体的なバランスをみることも大切です。