昨日のラグビーワールドカップ後半のラスト2トライは見事でした。
日本代表3連勝でもまだ決勝トーナメント確定ではないため、次回も確実に勝利を収め、決勝まで勝ち進んで欲しいです。
『整骨院は怪我をしたら痛めた場所に電気を当ててもらうところ』
という認識程度しかしておらず、いつしか家庭用の低周波治療器が家電量販店でも売られるようになってからは
『長い時間待たされて、痛めている場所に電気を流してもらうだけならわざわざ通わなくても家でもできるやん』
ということで通うことがなくなりました。
大学生の頃にボクシングで腰を痛めたことがきっかけで・・・というのは口実で、本当は学生時代特有のパチンコにハマり長時間悪い姿勢で座りっぱなしが原因で腰痛がひどくなり、今度は整骨院ではなくカイロプラクティックへ紹介で通うようになりましたが、当時のカイロプラクティックと言えば、いわゆるボキボキ背骨を鳴らすディバーシファイドテクニックという手法で、とにかく首から腰から背中からボキボキと何の許可もなくいきなり鳴らされた記憶があります。
ですが痛めているにも関わらず、その状態でクラブ活動で練習はするわ、パチンコで座りっぱなしになるわで、自分の生活習慣の悪さを棚に上げて、腰痛が治らないのを整体の先生のせいにしてみたりで、今思い返せばなんともひどい大学生でした。
まだ手技療法をしてくれるだけマシかと思い、整骨院ではなくカイロプラクティックや整体院を選択するようになっていましたが、当時から
『なんで健康保険が使えたり使えなかったりするんやろうか?』
と疑問に思っていました。
整骨院・接骨院は国家資格を持っており、日常生活やスポーツをしている時に怪我をしたら整形外科の代用として健康保険を取り扱えることや、交通事故によるむちうちや仕事による労働災害などの各種保険を取り扱うことができるということを、20年以上前にこの仕事に就いた時にはじめて知りました。
ですが来院される方を見ていると、
『どう考えても急性外傷性の怪我ではない。しかも当の本人が胸を張って怪我ではないことを主張しながら健康保険を使った施術を希望する』
ということに違和感を覚え、健康保険取扱を現段階では当院では辞退しております。
ただし、真性のケガの場合はお申し出下さい。
それでももう健康保険は取り扱いません。
ですが適切にテーピングや包帯固定によって捻挫や肉離れを処置しますし、痛めたところだけに留まらず、身体全体として機能できるようバランスを整えるお手伝いをさせて頂きます。
ということで、今回は貝塚市からお越しの方についてお話しますね。
『小学生の時に整形外科の先生に思春期に起きやすい特発性の側彎症と診断され、ひどくなったら手術しかないと言われた。時々定期的に検査をしてもらっていたけど今はもう治療のしようがないからと通っていない。整骨院にも通ったけど電気当ててマッサージだけだったから側彎症は良くならないと思って止めた』
とのこと。
我々が子供の頃に比べてまだマッサージなど手技療法をしてくれるだけ良しとすべきでしょうが、数回通っただけでしばらくは身体のケアをしてこなかったとのこと。
しかも側彎症と言われてから肩こりがひどくて、あまりにもこりがきつくなると肩が痛くなってくるそうです。
思春期の女性に多い特発性側彎症。
原因は未だ解明されていないようですが、男の子の学生さんで側彎症と診断された方を今まで診させて頂いたことがないため、もしかしたら成長期のため、女性ホルモンの影響が大きく関係しているのかも知れません。
ホルモンの兼ね合いや遺伝子の兼ね合いで男性がなりやすい疾患・女性がなりやすい疾患がありますが、思春期の側彎症によって肩こりや腰痛などを生じる学生さんもいらっしゃいます。
当院には肩こりや腰痛を感じることなくただ背骨が曲がっているのをなんとかこれ以上曲がらないように予防のために側彎症を整えておきたいと来院される方もあれば、肩こりや腰痛がひどくなって来院される方もいらっしゃいます。
早速検査確認してみると、
このように前屈してもらうと一番はっきりと見えやすいのが側彎症の特徴で、背骨が曲がり骨盤の位置が歪んでいるために背中がこのように盛り上がります。
こういった背骨の歪みだけで肩こりや腰痛などの自覚症状は全くないという学生さんも当院には通われていますが、症状が現れてからでは治療に時間がかかるからということで、予防のために背骨~骨盤の歪みを矯正しに通われている方も中にはいらっしゃいます。
肩こりや腰痛などの症状がある側彎症と、そういった症状のない側彎症。
一体そこにどんな差があるか?
それはやはり普段からの生活習慣が大きく関係しているはずです。
ソファに寝そべってゲームやスマホばかりしていたり、長時間同じ姿勢で座りっぱなしだったりすると、側彎症でなくとも肩や腰がおかしくなってきます。
そのようにお話しして説明すると、
『なんだか普段の生活を覗かれているみたいでドキッとした』
とのこと。
思い当たるフシがあるようでしたら早速見直してみて下さい。
思春期の側彎症を根本的に治すにはやっぱり日々の生活習慣を見直すことはとても大切なことです。
施術後検査してみると、
ある程度フラットになっているため終了。
自覚症状があるため、しばらく自覚症状が解消されるまで定期的に施術を受けられ、今度は症状が解消されてきたら予防に努めることが大切です。