お隣さんが転倒してきて膝を負傷

最近ではスーパーが貝塚市をはじめ、岸和田泉佐野などのお隣の市町村にもたくさんできました。
イオンコープ松源万代トライアルなどなど。
子供の頃は泉南市から阪南市まで、はたまた泉佐野市まで自動車で買い物に付き添いで行っていたことを記憶していますが、それほど周りには競合がなかったため、そこまで行かないと買い物ができなかったのが、今ではどこでも自由に選べます。

これは同時に整骨院にも言えること。
昔はそれほどなかったものが、数が増えるとその分患者さんからすると選ぶ権利があります。
当院は腰痛肩こり 五十肩などの慢性疾患や過去のけが後遺症でお悩みの方が来院されます。
急性外傷性の骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷といった、整骨院・接骨院で健康保険の取扱対象となる方の来院はほぼありません。
ですので健康保険は取り扱っておりません
ご了承下さい。

さて、そこで今回は貝塚市からお越しの方についてお話しますね。
コープで買い物をして帰りに自転車に乗ろうとしたらお隣さんが転倒してきて膝を自転車で思いっきりぶつけた
とのこと。
診てみると、

ご自身が転倒して痛めたのであればまだしも、お隣におられた方が自転車に乗ろうとして転倒し、その横にいたがために負傷したもの。
幸いお隣の方も支えになったため完全に転倒せずに大けがをされずに済んだそうですが、当のご本人はある意味交通事故による被害者とも言えるかも知れません。
をご自身の自転車のペダル部分で強打したそうですが打撲程度で済み、骨折など大きなケガをされなくてまだ良かったです。

当院に来院されたきっかけは膝の痛みと急激な体重増加による耳つぼダイエット
10年前に膝の痛みを当院で整体によって解消されたことに加えて、耳つぼダイエットに同時にチャレンジされ、見事8kgのダイエットに成功されたものの突然来院が途絶えたため、どうされたかと心配していましたが、自宅前で自転車から降りようとした際に転倒し左脛骨を骨折され、病院での入院および手術となり、リハビリは疎かにしてしまったがために左足首が硬くなってしまったまま後遺症として残った状態で過ごされていたとのこと。

しかし最近になって運動不足解消のためと思い、女性専用フィットネスいわゆるカーブスに通い始めてから今までの運動不足からいきなり身体を動かし始めたため、急に右肩の痛みに襲われてどうしようか悩まれていた時に岸和田のお友達から
整形外科で注射打ってもらったら五十肩の痛みは一発よ
と言われたものの、以前にも膝の痛み整形外科注射してもらった際に膝の痛みよりも注射のほうが痛くてたまらなかったそうで、今回も肩に注射は痛そうだからと、10年ぶりに当院を思い出されての来院。

いわゆる五十肩と言われる症状で、肩関節周囲炎とも呼ばれていますが、右肩の挙上不全があり、結髪動作不可、夜間痛も時々ある状態。

肩関節は、上腕骨肩甲骨鎖骨の3つの骨で構成されています。
ですので肩甲骨上腕骨をジョイントしている肩甲上腕関節、そして肩甲骨鎖骨をジョイントしている肩鎖関節、さらに鎖骨胸骨をジョイントする胸鎖関節とつながっています。

そしてこれらの関節が『肩甲上腕リズム』といって上腕骨が動くと同時に肩甲骨も一定のリズムに合わせて動き、さらにそれに伴って鎖骨も動くようになってはじめて肩の挙上運動ができるようになっているのです。

ですので五十肩の痛みを解消するためには肩関節を構成する上腕骨だけを調整するだけでなく、肩甲骨鎖骨も調整しなければならず、さらに肩関節は股関節と連動して動くため、ほとんどの方が五十肩の痛みを伴っている側の股関節にも可動制限が見られます。
ということは肩の痛み解消するためには肩関節だけでなく、股関節を含んだ骨盤やそれに付随する背骨などあらゆる関節にもアプローチをする必要があります。

また、肩関節の痛みを無理にグリグリ動かしたりしても余計に痛みを伴うばかりか悪化してしまいかねないため、当院での施術では痛みのない側の肩関節を使った矯正をすることもあります。

ここでよく質問されるのが、
自分で家でできるリハビリはないか?
というもの。

ご自身でできるリハビリとしては、ポイントは痛みを伴わない範囲で、でも少し頑張る程度で肩を動かすことです。
代表的なものにコッドマン体操というのがあります。

ペットボトル程度の重さのものを持ち、痛みのある肩関節を前後や左右そしてグルグルと下で回すようにして動かすリハビリ法です。
肩関節周囲炎いわゆる五十肩で痛みを感じているのは主に筋肉です。
その筋肉腱板ローテーターカフと言われるもので、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つの筋肉で構成されます。
これらの筋肉は小さく微細な動きに使われるため、ペットボトルくらいの軽いもののほうが効率よくリハビリができます。

五十肩の痛みに関してはまだもうしばらく継続した施術が必要となりますが、10年前の骨折後遺症である足首の硬さには変化が出てきているため、もう諦めていた足首の硬さがかいしょうされており、過去の古傷であっても何かしらお役に立てることもあったりします。

これが通院しはじめた時にあった足首の硬さの後遺症
そしてこれが10年以上諦めていた足首の硬さの後遺症が解消されてきている状態。

隙間が広がって足首が外旋の捻れを起こしたまま固まっていたため膝痛後遺症として残っていたのが最近は解消されてきているため、大変有難いです。
今回は過去の骨折した場所を打撲したものの、打撲による青あざ程度で済んでおられ、また五十肩の痛みがひどくなったりしなかったため、不幸中の幸いと言えるかも知れません。

いくら自分自身が注意していても巻き添えを食らうこともあります。
気をつけましょう。

過去の怪我の後遺症や交通事故によるむちうち後遺症でお悩みの方は、何かしらお役に立てるかも知れません。
ご相談下さい。