コーチの意味

連休を頂いておりましたが、この週末は貝塚市太鼓台祭りが3年ぶりに再開されたようでしたね。
無事けが人が出ることなく、またコロちゃんクラスターが発生することなくお祭りが楽しめたようであれば良かったですね。
当院も太鼓台のお祭りの日は受付している時もあれば休診にしている時もあり、その年の気分次第ですが、例年祭りの日は貝塚商店街の中もなんだかソワソワしており自動車などで来院される方は当院からご自宅へ帰られる際に太鼓台と出くわして交通規制に遭われる方もあるため、今年は連休頂いておりました。太鼓台祭りで過去の古傷である膝の痛みなど不調が再発したりしている方は早期に整体などで痛みを少しでも緩和されることをおススメします。

ところでお祭りと言えば、世界的なお祭り騒ぎのように「オータニさーん」という言葉を連日スポーツコーナーで必ずと言っていいほど耳にするようになりましたね。
アメリカ人が知っている日本語の代表例となりましたね。
投手がホームランを量産するという驚きの偉業を成している大谷選手ですが、ただ天才と片付けるだけでなく天才以上の努力を重ねているのは同じスポーツを経験した立場から見ても明らかです。
ですが、もし大谷選手が投打ともにかの有名なベーブルースの記録を塗り替えるような大偉業となったらどうなるだろうか?
もしかしたら野球というスポーツもしくはメジャーリーグの中でルールの変更が行われ、日本人にとって不利なルールに置き換えられることもあり得るかも知れません。
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その証拠に、1988年に開催されたソウルオリンピックで鈴木大地選手がバサロ泳法で見事金メダルに輝いた後、バサロによる潜水距離に制限が加わりました。潜水している時間が長ければ水面よりも水の抵抗を受けにくいため、当然有利に泳ぐことができます。
クロールの息継ぎが苦手でプールでクロール25m以上泳いだことがない自分にとっては、ずっと潜り続けるだけの心肺能力と抵抗を避けるという知恵を活かした鈴木選手のバサロは天才中の天才が編み出した見事な「」としか言いようがありませんでした。
ですが日本人が偉業を成し遂げるとすぐに欧米人に都合よく変えられるのがルール。
出る杭は打たれる
ですが、出過ぎた杭は手のつけようがなくなります。
大谷選手には出すぎるほどの偉業を成し遂げて欲しいですね。
大谷ルールというものが採用される方向に向かっているようですので、今後期待したいですね。

さて、そんな大谷選手が所属しているエンゼルスが、大谷選手が活躍しているにも関わらず連敗続きでとうとう監督がシーズン途中で解任されるという事態に追い込まれてしまいました。
それだけでなく、つい先日には相手チームとデッドボールがきっかけとなる大乱闘となり、監督代行までクビになる始末となりました。
監督がいないチームはまるで鞭打つ人が誰も乗っていない馬車みたいなものです。
どう戦略を立てたら良いか、どうチームを勝利に導けば良いか、もはやチームとは呼べない状況です。

監督という言葉を英語で表すと、
boss(ボス)
coach(コーチ)
manager(マネージャー)
director(ディレクター)
という言葉が出てきます。

bossはビッグボスという言葉で新庄監督がおられるようになんだか分かる気がしますね。
ですが、coach(コーチ)というと監督を補佐するような立場に解釈しているのが日本人の和製英語です。
そしてmanager(マネージャー)はみなみちゃん(タッチを知っている人には通用する)のように選手やチーム全体のお世話をするサポート役のように解釈しているのが日本の野球ではないでしょうか?
さらにdirector(ディレクター)となると野球などスポーツ界ではなく、テレビや映画界で使われるのが日本語の解釈です。

一般には野球の監督として使われる英語はcoach(コーチ)だそうです。
いかに英語が日本人にとって都合の良い解釈に変わっているため、監督=コーチとはなかなか解釈しにくいものですね。

コーチには監督だけでなくもう一つcoachにはありますよね。
そう、泉州人が唯一誇らしげに言える(誇張しすぎました)「りんくうプレミアムアウトレット」でいつも整理券を配るほど並んでいるブランドショップ。
老若男女問わず最近ではバッグや財布など身に着けている人が増えているコーチ。
人気ブランドの代表格とも言えるCOACH

ブランドのコーチの語源はハンガリーにコチという町があるそうで、このコチが15世紀に馬車の製造を始めたそうで、その馬車の乗り心地が各国の貴族から評判となって馬車=コチ→コーチというようになったのが由来だそうです。


馬車と言えば馬が人に鞭を打たれると走り、手綱を引っ張られると止まることで人を運ぶ、現代で言うタクシーみたいなものです。
当院ではこの馬を皆さん患者さんですよとお伝えしています。
そして馬を手綱でリードして走らせたり止まらせたりしているのがスッキリ整骨院だとお伝えしています。
と言うと
何~!!人をウマ扱いにして馬鹿にしているのか(# ゚Д゚)
とお叱りを受けるかも知れませんが、そういう解釈にならないで下さい。

上述したように誰も乗っていない馬車の馬はいずれ自分勝手に好きなように走ったり休んだりあちこち自由気ままに移動するでしょう。
これは皆さんにも当てはまるから皆さんが馬だと言っているのです。
来院される方の多くは、腰痛肩こり 頭痛などといった体の不調が少し出ただけではなかなか行動に移さないです。
さらに進行してあまりにもひどい痛みとなって自分の力ではどうしようもないから慌てて来院されるというケースが非常に多いです。
しかも長年の慢性的な痛みを放置し続けてきた結果として表れている肩こり腰痛を1回2回の整体をしただけでどうにかなるとは到底思えませんし、皆さんもそう思っていることが当然のように考えています。

だから初回に問診をしっかりと取り、徒手検査によって体の痛み不調だけでなく左右差や前後差など色々な角度から体の状態を把握し、今現在どのような状態になっているのか、そしてどこに問題があって結果として痛みや不調が現れているのかを説明し、それをもとに整体を一人一人の体の状態に合わせて提供し、施術後の体の変化を確認してもらって説明をして終了という流れを取っています。

ですので、皆さんの痛みや不調を基準として通院してもらっていると、大体の整骨院ではこのようになります。
次また腰の痛みがひどくなったら来るようにして下さい。これでしばらく様子をみて下さい
となって、次に通院するタイミングを逃してしまうのです。
そうなるとどうなるか?
今日は坐骨神経痛がひどいから通院しよう
今日は頭痛ましだから今度にしよう
とその時の気分次第で通院することに繋がり、結局整骨院へ通って何かしら施術してもらった時はいいけれど、結果痛みや不調がいつまで経っても解消される方向へ向かうことなくただただ漫然と痛みが解消しないということに繋がりかねません。
ですので事前に予約してもらうことでその時の気分次第で通院される方を極力排除して本当に身体を良くしたいという方にだけ通ってもらっている状態を作り出すことに注力しています。

馬車の馬とリードを引いているcoach(コーチ)はお互いの信頼関係の元で成り立っています。
この信頼できるコーチがいない状態で馬車を走らせるのはまるで大谷選手の所属する監督不在の野球チームと同じです。
それぞれの馬が自分の気分次第で自由気ままに走っていては結束力に欠けてしまいます。

馬とそれを手綱でリードする人はお互いの信頼関係がしっかりとしていてはじめて成り立つのです。
だから皆さんは馬なのです。
スッキリはコーチなのです。

この信頼関係が築くことができてはじめて腰痛や肩こりなど体の不調で悩んでおられる方を解消に向かわせることができるのです。