数字を見る大切さ

夏の風物詩であるお化け番組やお化け屋敷など、背中がゾクゾクとするようなものはなぜか夏場に多いですよね。
9月に入っても全然暑さ厳しいため、まだまだ夏と言っても良いくらいの気候ですが、8月に比べてやや涼しくなってきている分、9月のほうが幽霊番組は涼しさ増して視聴率が上がるかも知れませんね。
おばけのイラスト素材 [41800350] - PIXTA
出身が泉南市だったため、自分が子供のころには泉南市では紡績が盛んな産業の一つでもあり、子供のころよく実家近くの廃墟となった紡績工場に忍び込んでお化け探しなどをしましたが、そういった廃墟となっている場所も常に幽霊話などは尽きないものです。特に暗がりのトイレなどはお化けの出現する場所としての代名詞みたいなもので、子供心に
そんな暗がりこそ明るく切り開いてお化けが出てこれないようにしてみせる
などと、廃墟の壁を蹴って破壊したりして明るくなればオバケは出ないと勝手に考えていましたが、今思えば「知らぬが仏」でとんでもない恐ろしいことをしていたものです。アスベストとかの存在を知らずして平気で壁をぶち破ったりしていたのですから、知らないということはとても恐ろしいことです。そして何より廃墟であれ所有者がいたはずです。40年以上前のことのため時効でお許しいただくしかありませんが、立派な建造物破壊による法律違反です。

暑い夏場だからこそちょっとした恐怖を感じると鳥肌が立つように体温が一時的に下がることを防いでくれているため、冬場のお化け番組よりやっぱり夏場のお化け番組のほうが少しでも涼しい気分を味わえるからでしょうか?
恐怖を感じた時に体温にどのような変化が現れるかは調べたことがないため不明ですが、恐怖を感じる番組をメディアが放送することで視聴率が3%アップするという話を聞いたことがあります。
ですのでテレビなどを見て
わ~、怖いな~
と感じたり思ったりした時点でテレビの視聴率に貢献したことになります。
人は見えないものや分からないことに対して恐怖を感じることを幼い頃から教育されています。
子供のころにこんな風に親から言われたことはないでしょうか?
悪いことしてたらお化け出てくるで~
というように。
悪いことというのがどの範囲まで許されるのか計測不能にも関わらず、悪いことをする前からこのように脅されると怖くて悪いことどころか何もかも行動することを制限されてしまう可能性があります。

本当にお化けを見たことを科学的に実証できる人がこの世の中にどれほどおられるかが知りたいところではあります。
お化けをはじめ、あらゆる病気事故 出来事に対して本当にそれが怖いものなのかどうかしっかりと数字やデータを見て判断することが今のご時世には最も必要とされる能力の一つかも知れませんね。
数値化をして定量的に評価を!目標管理のコツをご紹介 | Goalous ...
例えば人口動態統計のしぼう数やしぼう率を見たことはあるでしょうか?
これは厚生労働省のホームページを見てもらえると誰でも見ることができるデータのため、機会がある方はぜひ一度ご覧になってみてもらえたら良いかと思います。

コロちゃん騒動が始まる前の2019年、そして騒動が始まりだした2020年ちょうど東京オリンピックをゴリ押しで開催しながら学生さんたちの運動会や夏の花火大会などはなぜか中止となった年、さらにコロちゃん騒動2年目の2021年。
2019年→1,381,093人
2020年→1,372,648人
2021年→1,439,809人
これが過去3年のなくなられた方の総数です。
2020年より6万人以上増えた2021年は、東日本大震災があった2011年の5万5千人を上回り戦後最大となったことは意外と皆さん知らないかも知れません。

ここからさらに一体どのような原因でなくなられているのか細かく見てみますと、
悪性物つまりガンなどの悪性腫瘍の数は
2019年→389,867人
2020年→391,545人
2021年→394,981人
毎年少しずつ上昇傾向が見られますが、これを1日あたりで計算するとざっと1,000人以上の方がガンなどの悪性物で日々なくなられています。比率で言うと全体の3割近くとなります。つまり3人に一人はガンでなくなられるという計算となります。
先進国と言われる国の中で日本だけが圧倒的にガンが増え続けているそうです。これには高齢化以外にも何か大きな要因がありそうですが、そこについてはここでは触れません。

次に多いのが循環器系疾患となります。
2019年→350,505人
2020年→345,476人
2021年→357,461人
これも全体の25%近くに上るため、4人に一人の計算となります。

ここでコロちゃん騒動になりだしてからすっかりと耳にしなくなったインフルちゃんについてもこのようになります。
2019年→3,575人
2020年→    956人
2021年→   22人
もはやインフルでなくなった方がかなりレアケースとなっています。毎年関連しを合わせると10,000人以上と言われていたものが、これだけ少なくなると次に流行したときに、それこそ人々が抗体を確保できていないため恐ろしいパンでミックが起こるかも知れません。なぜならインフルは一年通じてではなく季節性で冬に集中するからです。
また、先日岸和田市から来院された方がこのようにおっしゃっていました。
ここ数年うがいと手洗いこまめにするようになったのと口を塞ぐようになってから、おかげでインフルにも風邪にもならへんねん
と・・・。
それは予防できていて素晴らしいものですが、少し冷静に考えてみてはいかがでしょうか?
もしうがいと手洗いや口を覆うものがインフル抑制につながっているのであれば、なぜインフルだけ抑制できてコロちゃんが抑制できていないのか?」と。

次に肺炎を見てみると、
2019年→95,518人
2020年→78,450人
2021年→73,190人
コロちゃん騒動のアルファだとかデルタだとかいう時には肺炎を来す症状が多かったそうですが、こちらの数字は誤嚥性などの数字で、コロちゃんを含まない肺炎の数字となります。これを見るとここ2年でかなり減っているのが窺がえます。なぜか理由は分かりませんが。これが夏であろうが冬であろうが口を覆い続けているものが関わっているのであれば大いに結構なことですが、ここはメディアに出ているエセ専門家というような立場の人ではなく、本当の専門家の研究データを見てみたいものであります。

次に老衰。これは日本が超高齢化社会に突入しているからこそでしょうが、それにしても一気に増えているのが2021年。
2019年→121,863人
2020年→132,440人
2021年→152,024人
とんでもなく増加傾向にあります。2019年に泉南市の老人ホームで祖母が老衰により他界しましたが、その年と昨年を比較しても30,000人以上増加しているのは驚きです。

そしてコロちゃん騒動での人数は
2019年→多分0人
2020年→   3,466人
2021年→16,771人
2022年はおそらく20,000人以上が予想されます。
ほとんどは寝たきりの高齢者や重度の基礎疾患の方がなくなられているため、やはり免疫力が大切であることは言うまでもありません。
2019年を多分0人と書いたのは、当院に来院されている方の中に39度近くの発熱でインフルかと思ってかかりつけ医に相談したところ風邪と診断され、治癒後1か月以上過ぎても味覚が戻らないことを数名に相談されたことがあったため、もしかしたらゼロではなかったのかも知れないため。ということは過去に思いっきり濃厚接触していたはずでした。

ついでに転倒など転んでなくなられる方は
2019年→  9,580人
2020年→  9,585人
2021年→10,188人
これも微増していますが、これは騒動の影響が大いに考えられます。騒動が起きた年に真っ先に来院されている方にお話ししていましたが、かかりたくないからと自宅でテレビばかり見て恐怖を煽られて余計に外に出歩かなくなった高齢者の方ほど脚力が弱ってくるであろうことが容易に想像できました。
そして2020年の緊急事態宣言下ではコロちゃんの3倍もの人が転倒でなくなられていることを知ったら怖くて余計に歩けなくなりそうですね。

さらにもう一つ増加すると予測していたのが自さつ。
2019年→19,425人
2020年→20,243人
2021年→20,282人
これからさらに増加するであろうという専門家もおられるくらいです。

このように人口動態統計の数字をいくつか挙げましたが、ほとんどの方がメディアでの情報を全て鵜吞みにしてしまってこのような数字を把握することなくただただ恐れてしまっているにすぎないことが多々あります。
今なお行われているワクワクキャンペーンもそうである。
無料という名目ではあるものの、我々日本国民の大切な税金が湯水のごとく使われているにも関わらず、自分の財布から出ていない分どうしても目に見えないので自分事として考えている人は少ないかも知れません。

ちなみに世界各国のメディアに対する信頼度のグラフがこちら。
世界各国の「新聞・雑誌」や「テレビ」への信頼度をさぐる(2017 ...

4割以上の日本人がメディアの情報が全て正しい情報を流していると信じています。
そんな日本に対して海の向こう側からミサイルを発射して威嚇し続けている北の国がありますが、これもメディアではそのような報道を見かけますが、あれだけ頻繫に日本の海域に落としていたら一度くらい漁船に当たった被害が報道されても不思議ではありませんが一度も聞いたことがありません。
これだけ何度も落としていたら一回くらい実際に上空を飛んでいるミサイルを個人が撮影した映像もしくは動画で公開されてもよさそうなものですがメディア側が流しているなんちゃって映像は見たことがあっても個人が公開しているものは見つけられていません。
ですがテレビでそういった報道を見かけるとつい
くそっ日本をなめやがって
と感情的になりそうな方もあるかも知れません。
ですのでデータや数字がどこから出ている情報なのかを見て果たして本当に正しい情報かどうかを見極めることも重要となります。

データや数字を整骨院にも当てはめることができます。
当院は整骨院のためレントゲンMRIなどの精密検査をすることはできかねます。ですので初回来院時に整形外科的徒手検査法を用いて腰痛肩こりといった自覚症状だけにとらわれないようにし、検査によって出てくる他覚所見にも着目し検査項目を数値化しています。
そして初回で生じている検査項目を1か月単位で再検査しなおし、その数字がどれだけ減ってきているかをデータ化することに取り組んでいます。
そうしなければ来院される皆さんは痛いところやだるいところしか分からないため、痛いか痛くないかだけだと10かゼロしかないため、数値化してあげないと自分自身の体の不調が解消されてきているかどうか分からない方が一定数いらっしゃるため、毎回の検査、毎月の検査をすることで数値化・データ化することに注力しています。

ご自身の腰痛肩こりがなぜ生じているのか?そしてどのように対処すれば解消されてくるのか?ご不明な方は一度どのような動きをしたら腰痛が悪化するのか、どのような角度に肩関節を動かしたら五十肩など肩の症状が悪化するのかを数値化することが症状解消の第一歩となります。
通われている整骨院できちんと数値化してもらうようにしましょう。