ガンの本当の原因って?

煙草を吸う方が減ってきていると言われている昨今ですが、自分も以前は煙草を吸っていたことがあるため、愛煙家の方々の肩身が狭い思いをされていることには同情しますが、貝塚駅にも東口と西口の階段横にそれぞれ喫煙コーナーが設けられており、そのスペース内でしか煙草を吸うことができなくなっているようです。以前は貝塚駅構内にも灰皿が設置されていましたが、今では南海電車全ての駅構内は全面禁煙となっているようです。
きちんと喫煙マナーを守っておられる方に対する同情はあるものの、やはり少数ですがポイ捨てをするマナーの悪い方もあるため、そこはやはりたばこを吸う人が吸わない方やたばこそのものを嫌う方への配慮も必要となりますね。

自分が煙草を止めたきっかけは増税による値上げ。
当時たばこを330円で買って吸っていたのが400円台に跳ね上がるのを聞いた途端、結婚当初にホタル族をしている姿に呆れて妻からプレゼントされた「禁煙セラピー」という書籍を取り出して読んで
絶対に禁煙しよう
と誓った値上げ前日に貝塚駅前の居酒屋さんで煙草を吸い、残った煙草を整骨院のスタッフルームに置いて絶対に吸わないと誓ってそのままにしていましたが、残りがもったいないからと吸い切ることなく、それ以上に無駄な税金のために値上げされることのほうがよほど嫌だったのでしょうか、すんなり禁煙に成功しました。



この画像は当院の院内から撮影した目の前にある貝塚中央商店街の通りですが、スッキリの前だけ工事をした痕跡があります。
これは何の工事をした跡かというと、「ガス漏れ」なんです。
当院は整骨院なので飲食店のようにガスを使うことがないため、14年前にオープン改装工事をした際にガスメーターを壁の中に見えないように工事してもらいました。
ですが、当院のほうへ分岐するガス管からガスが漏れていることに近隣の方が気づかれ、ガス屋さんが慌ててガス漏れ工事をしたためこのように院前道路だけ工事した跡が残っております。もし煙草を平気でポイ捨てする方が当院の前にある溝に吸殻を捨ててガスに引火して爆発事故でも起こっていたらと思うとゾッとします。

ところで、国立がん研究センターという機関が日本にはあるみたいですが、この機関のホームページを拝見すると煙草を吸う人の割合がグラフで表されています。

図1 喫煙率の推移
このように男性の喫煙率は27.1%で女性はほぼ横ばいの7.6%となっており、特に男性に関しては1995年には50%を上回っていたのが今はその半分程度に減少しています。これを見ると喫煙率が減っている分、ガンでなくなられる方も減るであろうと考えるのが普通ですが、推移を見てみると

なぜ、日本のがん死亡者数はどんどん増えているのか?(大須賀覚 ...

驚くことに毎年増加傾向となっています。
禁煙することがガンでなくなられる方を減らせるのであれば喫煙率に伴って減らなければならないはずが増え続けているため、本当に喫煙がガンの原因と言えるかかなり疑問を感じます。
ですが喫煙により体が酸化することや肺が真っ黒になることから肺気腫COPDなどの呼吸器疾患を患われる方は一定数おられるため体に良くないのは言うまでもありません。

次に言われているのが「飲酒」。
飲酒は口腔や咽喉、食道、大腸、肝臓などのガンリスク上昇につながるそうです。お酒に含まれているエタノールはアセトアルデヒドに代謝されるため、これがガンの原因になると言われています。また、深酒をすると免疫機能が抑制され、エストロゲンというホルモンバランスに影響を及ぼすことも言われていますし、飲酒が食事の偏りを引き起こし栄養バランスを害することでガンになる原因とされています。

酒は百薬の長」と言われているため、適量であれば血行を良くしたりリラックス効果が得られることもあるでしょうが、何事もほどほどが良いかも知れませんね。
日本人の飲酒・喫煙率の推移
そして煙草同様に、飲酒を習慣としている人の数も女性はほぼ横ばいではあるものの、男性は3割程度と減ってきているため、これまたガンが増え続ける決定的な要因とは言えそうにないです。

次に挙げられるのが「食事や栄養面」。
これは大いに関係していると言えそうですが確実にガンを引き起こす原因となっている食事は実はあまりないそうです。
その証拠に大腸がん胃がんが最も多いのであれば食事が大いに関係すると言えますが、それも1990年代に逆転して最も多いがんは実は「肺がん」となっています。
肺がんの患者数|肺がんを学ぶ|がんを学ぶ ファイザー
では、一体何が原因でガンの中でも肺がんが一気に増え続けているのか?
がんの原因として挙げられている内容に大変興味深い内容が書かれていました。
それが「化学物質」。
ある種の職業や職業的に多く曝露する化学物質は、ヒトの発がんリスクを上げることが知られています。国際がん研究機関により、発がん性があると分類されたものだけでも120種類の化学物質や職業がリストされています。
関連する臓器としては肺が最も多くなっているとかかれているため、どうやら肺がんが増え続けている要因として最も考えられるのは化学物質のようです。

ではここである種の職業や職業的に曝露するような仕事と言えば思いつくのが「現場作業」。
塗装工事の現場や粉じんなどが飛び交う現場などがこの職業に当たるのでしょうが、ここで現代の職業比率を見てみると、
職業別就業者数|早わかり グラフでみる労働の今|労働政策研究 ...
最も多いのが事務従事者いわゆるデスクワークと言われるものとなります。
そして現場作業のお仕事に就かれている方は生産工程従事者となるため、デスクワークの4分の1程度の人数となります。
これでは本当に職業的な化学物質への曝露が原因で肺がんが増え続けているとは言い難いものがあります。

では、他に化学物質なるものが入っているものと言えば、やっぱり食事?特に加工食品には様々な化学物質が含まれている可能性があります。
ちなみに先日のお昼ご飯。


いつもは妻が弁当を作ってくれるのですが(その弁当の内容も冷凍食品が多いためあまりコンビニ食品と変わらないかも知れませんが)コンビニで買ったサラダ。
よく見てみると加工デンプンや酸化防止剤、乳化剤など自然界では見かけないものが入っていたり、

グリシン?膨張剤?カゼインNa?増粘剤?着色料?発色剤?リゾチーム?ショ糖エステル?などなど、聞いたこともないような内容のおむすびセットを食べていたりします。
これってもしかして化学物質じゃないの?
そう疑問が浮かび上がります。
もしかしたら化学物質は職業云々関係なく、食べているものによるのではないかと思うようになった今日この頃。

せっかく口に入れるものですから、できれば原材料生産国など色々と調べてみるといいかも知れませんね。
もしかしたら化学物質が要因となってがんが増え続けていることを紐解く一手となるかも知れません。

当院では耳つぼダイエットをはじめ、普段の食事の栄養バランスが気になる方のためにサプリメントをご提供しておりますが、これもできるだけ天然に近い食品を扱うようにしております。
ですが天然のままだとすぐに腐ってしまったりしますし、当然サプリメント自体が人工的に作り出された加工食品のため少なからず化学物質は含まれていることでしょう。

化学物質を極力避けるにはより天然の素材を素材そのもので味わって食べるようにすることです。
縄文時代や弥生時代にはガンはほとんどなかったそうです。
医学が今よりも進歩していなかったからガンだと分からなかったところもあるでしょうが。
かと言って縄文人や弥生人のような食べものばかりを食べるのも現代人には困難なこと。
ですが毎日口にする食べ物には少しでも意識を向けてみることが病気から遠ざかる一歩となります。
今日からでも意識してみましょう。