血圧が上がる原因と下げる食べ物

ボクシング部で汗を流した大学時代からかれこれ25年ほど経ちますが、ボクシングと言えば減量がつきもの。

アマチュアと言えど、ときには7kg以上の減量をしたこともあるため、当然内臓にも負担がかかります。
無茶な減量ダイエットをすると、心臓・肝臓・膵臓・腎臓など、循環器系消化器系の臓器が悲鳴を上げてしまいます。
特に自分の場合は一度のトレーニングで2kg~3kg程度の汗をかいていたため、比較的水分を抜く方法で減量をしたからなのか、学生時代から拡張期血圧いわゆる下の血圧が90以上あり、どうやら腎性高血圧と言われる比較的下の血圧が上昇しやすいことが以前からありました。
闇雲にただただ体重を落とすことは体にはとても負担になりますし、空腹を我慢しながらの減量は肉体的にも精神的にも負担がかかります。

先日貝塚市津田北町からお越しの方が
日中の間食をやめただけで3か月ほどで体重が5kg落ちた
とおっしゃられていましたが、きっかけは病院糖尿病性高血圧と診断されたことだそうです。
体に必要以上のものを口から入れているようであれば少しでも減らすことで結果自然とダイエットに成功される方もありますが、決して無茶なダイエットはしてはいけません。


ここで、血圧について書きたいと思います。
8-7214-21 電子血圧計(スワンハート血圧計) 本体 UM-102 ...

まず、血圧計に表示される最高血圧とは、収縮期血圧または最大血圧とも呼ばれ、心臓が血液を全身に届けるために心臓の筋肉がギュっと収縮させた時に血管にかかる圧力を言います。

次に、最低血圧とは、拡張期血圧または最小血圧とも呼ばれ、心臓の筋肉が最も広がって拡張された時に血管にかかる圧力を言います。
基準として自宅で計った時に最高血圧が135mmHg未満で最低血圧が85mmHg未満が正常範囲と言われています。

さらに病院などで医師が着ている白衣を見ただけで緊張する方が一定数いらっしゃるため、病院など診察室で計測した際の正常値は、最高血圧が140mmHg未満で最低血圧が85mmHg未満となります。
つまり最高血圧が140mmHg以上または最低血圧85mmHg以上の方を高血圧症と言います。

高血圧症の中でも原因が明らかでないものを「本態性高血圧症」と言われています。
それに対して腎疾患や心疾患、内分泌疾患など高血圧を起こす明らかな原因があるものを「二次性高血圧症」と言われています。
日本人の高血圧症の方の9割はなんと「本態性高血圧症」だそうです。つまり、高血圧になる明らかな病気がないにも関わらず血圧が基準値を上回っているのです。

では明らかな病気がないのであれば、何がきっかけで血圧が上昇しているのかを見ていく必要があります。
①加齢
これは誰しもが通る道のため、不可避ではありますが、年齢と共に血液を流している血管自体が動脈硬化を引き起こし、結果高血圧の原因となっているものです。

②肥満
太りすぎは血液を大きな体の隅々まで行き渡らせる必要があるため、血圧上昇につながります。
身長(m)×身長(×)22という計算式で標準体重を計算できるが、この22という数字を24に置き換えてみたときに出てくる数字を上回っているようであれば高血圧でないにしても他の病気のリスクが上がるためダイエットして痩せる必要性がありそうです。

③塩分過多
塩分をとりすぎると血液中の塩分濃度が高くなるため、それを薄めようとして体が水分を溜め込み、結果として血液量が増えて血圧が上がるというものです。ここ最近では何かと減塩ブームであまりにも塩分を避けるために逆に塩分をとらなさ過ぎて体調に異変を来している方もあったりします。

④ストレス
ストレスを感じると交感神経が過敏になり、心拍数が上がり結果血圧上昇につながります。

⑤喫煙
たばこは末梢血管を収縮させるため、結果血圧上昇につながります。

⑥飲酒
お酒を飲むと一時的には血管拡張とともに血圧が下がりますが、その後しばらくすると血圧上昇へと転じます。

➆運動不足
現代人は運動不足の方が自分も含め多いです。適度な運動をしていなければ血管が硬化して血圧上昇につながります。


では、血圧が高いとどのような症状が現れるのでしょうか?
ほとんどの場合は、
何もなし
です。
サイレントキラーと言って、高血圧が続いたとしても自覚症状はすぐには現れません。
だからと言って放置していると、やがて動脈硬化が進行し、その結果脳梗塞心筋梗塞へと発展すると大変です。

ですので
血圧が高いですね~お薬出しときますね
内科降圧剤を処方されるのです。

血圧を正常範囲内に治まるようにすることはとても大切なことです。
ですがここで少し立ち止まって考えてみて下さい。
日本人の高血圧症の方の9割以上の方が病気など明らかな原因があって生じている高血圧ではない、いわゆる本態性高血圧症のため、病気で生じる二次性高血圧症の場合は病気を治すことが血圧を下げることに繋がるのと同じように、本体性高血圧症の方は薬を飲む前に血圧の上がっている原因を見つけ、そこから解消していくことが先となります。
それをむやみにただ血圧が高いというだけで降圧剤を飲んでいる方が非常に多く見られます。
血圧が高い人に何ら処方しないお医者さんではやぶ医者扱いされかねないため無理もありません。
以前こんなことをおっしゃられていた方がありました。
下痢がひどいから胃腸科に行ったのに、単なる下痢やから水分補給して脱水だけしないように気をつけて腸内から全部出し切りなさいって言われて薬何一つ出してくれへんかった。あんなやぶ医者二度と行かん。それに引き換えこっちの内科の先生は痛み止めと胃薬と下痢止めと全部出してくれたわ~ええ先生やわ~
どっちのお医者さんが本当の意味でのええ先生なのかは捉え方で人それぞれでしょうが、それにしても何でもかんでもにばかり頼ろうとする現代の医療には疑問を感じるところではあります。


では上記に書いた加齢が原因で高血圧になっているのであれば若返ることは不可能です。また年齢と共に運動量も当然20代や30代の方と同じようには動くこともできないため加齢と共に血管が動脈硬化を起こし、結果血圧が上昇するのはごく自然な流れなのではないのでしょうか?
それをなりふり構わず正常範囲内に治めようと無理に降圧剤で血圧を下げているため、脳に必要な血液量が行き届かない結果、認知症が増えているなどという専門家もいるくらいです。
自分がこの整骨院業界に入った25年前には最高血圧が160mmHgを超えていたらそろそろ降圧剤を内科で出されても良いくらいだったのが、今では140mmHgを超えただけですぐに処方されています。
そして140mmHg程度で降圧剤を処方されている高齢者の方がよく
夏場はなんでか頭がフラフラするねん
とおっしゃられて血圧を測ってみると上の血圧が100mmHg以下にまで下がってそれでも毎日血圧の薬を飲んでいる方もいらっしゃいます。

肥満が原因で血圧が上昇しているのであれば、健康的にダイエットして標準体重まで落とすことが血圧を正常範囲にすることにつながります。
ですが肥満解消はなかなか意思が強くないと上手くいかないため、そんな方がやむを得ず降圧剤に頼るのは無理もありません。

喫煙飲酒も然り。
自分の意志でしっかりと禁酒禁煙が徹底できる方は正常範囲を取り戻せるまでしっかりと取り組むことが理想です。
ですがなかなか意思が強くなければ続かないものです。
自分もその一人です。煙草はやめてから10年以上経ちますが、酒だけはやめられず自分にとっての休肝日はよほど体調が悪い時でなければありえないほど自分の意志の弱さに脱帽してしまいます。

安易に血圧を下げるために薬にばかり頼るのも嫌だという方には、今自分自身の体で試しているこのような食品がおススメかも知れません。

まずはトマトジュース
既にパッケージにも書かれているとおり、高めの血圧を下げるリコピンという成分が豊富に含まれているのがトマトジュース
善玉コレステロールを増やす働きもあると書かれているため、悪玉コレステロールが気になる方にもおススメです。

次に納豆

納豆のネバネバ成分が血液をサラサラにしてくれ、動脈硬化を防ぐ働きがあるとのことです。
ですが、先日芸能人の方で
一日に6パック納豆を食べて痛風になった
という方がいましたが、何事も体に良いとは言え、過ぎたるは猶及ばざるが如しです。

そして納豆にプラスアルファしているのが、アマニオイル


オメガ3とオメガ6の油があるそうですが、まだ自分自身の体で実験中のため今のところ順調な結果が出ていますが、もう少し詳しく調べてみる必要があります。

そして麦茶

天然のミネラル補給にもってこいですが、当初は玉ねぎの皮をゆでて玉ねぎ茶を作って飲んでいるという方の情報をもとに玉ねぎ茶でチャレンジしようと思いましたが、いちいちたまねぎの皮を茹でてからお茶にする手間に面倒臭さを感じ、どうせミネラル補給のためならということで麦茶を毎日2リットル程度飲むようにしています。

1年ほど前までは、高血圧を下げるには牛乳に含まれるカルシウム成分が良いということをメディアで見かけたため、毎日あまり好きではない牛乳を頑張って飲み続けてみましたが、少しも下がる兆候すら見られなかったため、牛乳を断念して今年から上記食品を始めてみた結果がこちら。

今年の4月の血圧ですが、こんな状態がかれこれ5年以上前から続いているため、試行錯誤して今に至りますが、ここ最近はこんな感じ。

牛乳を飲み続けても一向に変化がなかった昨年に比べれば、少し変化の兆しが出ているため、もうしばらく上記食品を継続してみようかと思います。
ですがこれでも下の血圧が88mmHgのため、病院へ行ったら降圧剤を飲むことになるかも知れないため、怖くてうかつに病院へ行けないです。

本来であれば休肝日を設けることで血圧を正常範囲に取り戻せるのではなかろうかという勝手な推測はしているものの、どうしても酒がやめられないがための悪あがきと言われてしまうかも知れませんが、自分自身にとっては
①薬は極力飲みたくない

②酒はやめたくない

③普段食べている食品で上記2点をリカバリーできるなら少々美味しくないものでも食べる

人それぞれによって血圧の上昇する原因を見つけ、下げるための工夫を試してみるだけで思わぬ効果があらわれるかも知れません。
少しでもできることから取り組んでみましょう。