ダイエットには生活習慣を見直す必要があります

痩せるためには生活習慣を見直しましょう
「ダイエット」の画像検索結果

ダイエットによって体型を変えるためには、食事の内容を変えるのはもちろんのこと、軽い運動を習慣づけるなど、生活習慣にも工夫を加える必要があります。例えば今までキッチンで料理をしたことがない方が料理するようになってからダイエットに成功したとか、今まで階段を上らずにエスカレーターばかり使っていた方が階段を上り下りするようになってから5kg痩せたとか。
これはまさに生活習慣が変わったからだと言えそうです。

このような大きな変化は誰にでも当てはまるようなことではありませんが、毎日の生活習慣を変えていくことによって、今まで体重が増えていた時期に体重を維持したり、減らしたりすることができるようになります。

食事量などに努力はしているものの、なかなか思い通りに食欲をコントロールできない、予定通りの食事ができないという場合もあります。このような時にどのような工夫をしたら良いかをまとめてます。

□朝は1日の準備をしましょう
起床時、あなたは無造作に飛び起きたりしていませんか?目を覚ましたばかりの時はまだ身体が目覚めていません。ベッドの中で背伸びをしたりして、身体を軽くほぐしてから起きるようにすると、朝のアクシデントも減少します。ベッドの中で身体を伸ばしたり、深呼吸をするなど1日の準備を始めましょう。そして身体が動き始めてから朝食です。朝食が1日の状態を決めます。昼食の直前に空腹感を生じる量が適量です。朝食を欠かせないようにしましょう。そして、朝からでも脂質とたんぱく質を忘れないようにしましょう。

そして通勤・通学です。朝は忙しくてバタバタ出て行くことも多いかも知れませんが、家を一歩出たところで軽く背筋を伸ばして前を見て、それから歩き始めましょう。良い姿勢は健康の基本です。
普段からの心がけも大切です。特にダイエットで疲れている時は、意識してシャキっとするようにしましょう。駅の階段を上がる時に力が出ないような時はダイエットペースが早すぎるかも知れません。そんな時は、昼食前や翌朝に、トマトジュースや野菜ジュースで糖質を微調整しましょう。これだけでかなり楽になると思います。

□昼食から夕食までの工夫
食事の時間で気をつけたいのは、まず昼食から夕食までの間隔です。夕食を早くとることができる場合は問題ありませんが、遅い場合は間食が欲しくなるし、夕食のドカ食いにも繋がります。これを防ぐために活用したいのが間食です。食べても安全な間食をバッグやカバンに忍ばせておくと役にたちます。
また、帰りが遅くなった時は、帰宅途中にノンカロリーのドリンクを飲んでお腹を膨らませておくというのも一つです。そうすれば夕食が遅くなってもドカ食いをするリスクを減らせます。

□夕食はできるだけ早めに
夕食は就寝3~4時間前には済ませるようにし、血糖値が下がってから寝るのが理想的です。帰宅が遅い場合には、翌日の朝食前に空腹感が出るように、軽めに済ませましょう。このような時は、超低糖質で高たんぱく、野菜類も少々食べておくのが理想的です。
思い切った方法としては、夕食を外食にするという手もあります。リズム感のある生活はダイエットにプラスです。このような方法で取り組む場合は、仕事中や会社帰りにバランスの良い夕食が食べられる店を調べておきましょう。

そして食事の内容ですが、脂質の代謝に働くのがビタミンB2。レバーうなぎの蒲焼には特に多く含まれています。また、さば、さんま、卵、納豆などもビタミンB2を豊富に含んだ食品です。魚の脂質にはEPAも豊富に含まれています。このようなものも積極的に摂るようにしましょう。

□のんびり入浴しよう
日本人はお風呂が大好きです。入浴の目的は一体何でしょうか?と質問されたら人それぞれだと思います。特にダイエット中は、身体を洗うことよりもリラックスすることを心がけましょう。あまり熱くないお湯にのんびり浸かってリラックスしたかなという程度の入浴がオススメです。好きな香りや綺麗な色の入浴剤で楽しむのも良いかも知れません。

なお、入浴で失った水分は寝るまでに補給するようにしましょう。特に低糖質ダイエットでは水分ロスが多くなります。寝ている時に足がつったりしないようにするためにも失った水分を補うのは大切なことです。

□質の高い睡眠のために
ダイエットは元気な時ほど良い結果が出るものです。ですので、夜はしっかりと睡眠をとり、睡眠不足にならないようにしましょう。睡眠の質を高める方法はいくつもありますが、ここでは光と睡眠についてご紹介します。
寝る直前までパソコンに向かったり、テレビを見たりするのは避けたいところです。それは寝る直前まで、目に刺激の強い光を浴びていると、睡眠の質を高めるメラトニンというホルモンの分泌が遅れてしまうからです。

メラトニンは脳の松果体で作られ、睡眠をもたらすホルモンです。夜暗くなると脳の中でメラトニンが放出され、自然と眠りがやってきます。するとベッドに入った時にメラトニンのレベルが十分に高まり、質の良い睡眠ができるのです。そして朝になるとメラトニン量が減り、眠りから覚めます。
しかし、夜照明のない生活をすることは困難です。そのような場合は、蛍光灯の白い光より、電球のような黄色い光の照明に変えるのも一つです。


早起きのダイエット効果
ダイエットのために食事制限するのは当然』と考え、朝食や昼食を抜いている人は少なくありません。その理由として、朝食抜きの人は起床時間が遅いことが挙げられます。起床時間が遅く、昼頃に1日の最初の食事を摂り、夕食はきちんと食べ、そして夜遅くまで起きているので夜食も摂ってしまう。1日としては3食食べているのだから別に構わないだろう・・・と思うでしょうが、これはダイエットにとってかなりデメリットです。
人がエネルギーを消費する方法の1つに『食事誘導性熱産生(DIT=Diet Induced Thermogenesis)』があります。これは食事の際の消化・吸収に伴って熱を発散する時に消費されるエネルギーのことです。食事をすると身体が温まったり、汗をかいたりするのは、エネルギーが消費され、熱を発しているのです。
このDITは1日の時間帯のうちでも違いがあります。最も多いのは午前中で、午後から徐々に少なくなり、夜中には最も低下します。
つまり、1日の間に同じ食事をしても、早起きをして午前中にしっかりと食べ夜食を食べない人と、朝食抜きで夜食を食べる人では、同じ3食でも前者のほうがダイエットしやすいことになります。
食事制限や運動をしていても遅く起きて夜食を食べていては、ダイエット効果も期待できません。
早起きをしている人は、朝食を多めに摂ったり間食をしても、DITの作用で1日のうちにエネルギーが消費されることが多いのです。逆に起床時間が遅い人は痩せるチャンスを逃していることになります。
また、早起きをすれば自律神経が整い、交感神経と副交感神経のスイッチや体内時計の働きを正常化する効果もあります。交感神経の働きが活発になるとDIT反応もアップするというメリットもあります。
早起きをして朝食を摂り、昼・夕食をしっかり食べ、夜食などは食べないほうが太りにくい体質になると言えます。ダイエットについても『早起きは三文の得』と言えるでしょう。