全ては信頼関係から

先日、期間限定で公開している「タイタニック」を岸和田カンカンにある映画館へ観に行きました。
ふね検 Official Blog タイタニック号が残した遺産

3D版ということもあり、鑑賞中は専用の眼鏡をかけて観ましたが、テレビでは何度か観ましたが、映画館で観るのは今回初めてで、とても迫力があり何度も観た映画には思えませんでした。妻においては25年ぶりの映画館でのタイタニックとのことで、大学時代を懐かしく思い出しているようでした。鑑賞している平均年齢がおおよそ20代から30代が圧倒的に多く、若い方からすると初めてのタイタニックの映画だった方もあったかも知れません。
映画のクライマックスでのシーンで海に投げ出されたジャックとローズの会話の中に
絶対に諦めないこと
という言葉に、お互いの信頼関係以上のものを感じる場面があり、やはりどんなことにでも「信頼関係」というものが大切だと感じた映画でした。

さて、この「信頼関係」が整骨院整体など、体のメンテナンスをする上で最も重要な部分であることは言うまでもありません。
先日このような方が貝塚市から来院されました。
腰痛いねん。どうせ背骨とか骨盤とか歪んでるとか、足の長さや手の長さが違うとか言いたいんやろ。自分でも歪んでるのは分かってるねん。そしてどこの整骨院行っても治らんのも分かってるねん
と開口一番おっしゃられました。

そして
和泉市の整骨院行った時は〇〇〇〇で、泉大津の整骨院では〇〇〇〇で・・・
と他の整骨院で自分の体の状態説明をどのようにされて、どのような整体を受けて、ことごとく他の整骨院整体院の評価をされ、最後に
腰痛治したいとも思わんし、そもそも治るとも思ってもない。どれだけ治してみせますって言われても困るんやけど・・・
とのこと。

じゃあ、一体今日は何をご希望で当院をご予約されたんですか?
とお伺いすると、
いや別に何も期待してへんけど、ただ関学出身ってホームページに書いてたから同じ大学出身やからたまたま受けに来たねん
とのこと。
そして
関学出身やったらわざわざこんな整骨院の仕事なんかせんでも普通のサラリーマンでもやれたんちゃうんか?
とおっしゃられたため、
普通のサラリーマン少しやってみましたが、肌に合わずすぐに辞めてこの整骨院の仕事に就いております
とお答えしました。
あたかも整骨院整体の仕事をするくらいならサラリーマンで働いているほうがよほどこの方にとっては幸せだと思われたのかも知れません。
ですが自分にとってはやりがいや貢献を感じられる「志事」と思っているため、このような方とはお互いを人として尊重しあえることもないし、ましてや信頼関係など構築することすら困難であると判断したため、
どこの整骨院や整体院へ行こうとあなたの腰痛は絶対に治りませんよ。だってご自身で治ることも治すことも諦めておられるのに、それを無視してこちらが治してみせると意気込んだところで何のお役にも立てません。せっかく同じ大学出身というだけでお越しいただいたのですからこれもご縁でしょうから本日は施術はご提供いたしますが、次回の指導やアドバイスは一切致しません。すべては信頼関係が大事ですから
とお伝えすると、とりあえず何もおっしゃることなく施術は受けて頂きました。

お会計時に
同じ大学出身というだけで当院をお選び頂いたので本日は同郷割引でもさせて頂こうかと・・・
とお伝えすると、
正規料金で支払う。仕事休んで来てるから正規料金のレシートやないと会社に具合悪い
とおっしゃられたため、この方からすると仕事を休む口実を作るためだけに今日は来院してくれたのかと、当院をご予約された目的がようやく掴めました。

このような極端に信頼関係を築くことが困難な方の事例もある反面、当院ではここ最近ではご紹介によって来院される方が圧倒的に多いため、当院を全く初めてご利用の方でもご紹介者様との圧倒的な信頼関係が構築されているがために当院との信頼関係もしっかりと構築されている方が多いです。

泉佐野市からお越しの方からのご紹介で来院されている貝塚市にお住いの方で
スッキリさんで施術してもらったあと、翌日にぎっくり腰みたいな腰痛が毎回あるんです。これってきっと紹介してくれた方が言ってた好転反応だと思って体が変化して良くなっている兆しが出てるって自分に言い聞かせてるんです
と仰られている方がありましたが、これこそまさにご紹介者様との信頼関係があるからこそ当院との信頼関係も構築できている証です。

ご紹介ではなくホームページなどで検索されて当院に来院された方の中には、
施術後に余計に痛くなった
とか
施術した翌日に余計にしんどくなった
という理由で数回で通院を止めてしまわれる方がありますが、どれだけ初回施術後にこういった好転反応が出る場合があることをお伝えしていても、そこに信頼関係が構築できていなければ徒労に終わります。

自分が学生時代に腰痛で悩まされていた時に、同じボクシング部の同期からの紹介で大学近くにある鍼灸院へ足を運んだことがあありましたが、そこでは今はありえない話ではあるが針の使いまわしをしていたため
本当に他の方に刺した針を自分に刺しても感染症とか大丈夫ですか?
と何度も質問したことがあったが、
オートクレーブで消毒しているから大丈夫
と言われたものの、衛生上で信頼できず数回で通院を止めてしまいました。

また、親の紹介で貝塚市整体に通ったこともあったが、その時は
腰痛がすぐに取れるわけではないで
とだけ言われたと思ったら、横向きで急に腰を捻じられボキボキっと鳴らされたと思ったら整体終了。
何の説明もなくただ痛い思いだけをして帰った記憶もあります。

やはり体のメンテナンスをする上で最も重要となるのはマッサージやボキボキ鳴らすことや足ツボリンパマッサージなどの手段ではなく、まずはお互いの信頼関係が最も大切な要素となります。
逆に信頼関係が構築できていればどのような施術を提供しても同じ結果が得られます。

今通っている整骨院整体院で信頼関係をどうやら構築できていないと感じているようであれば、まずは信頼関係の構築から必要となりますし、それができなければ構築できるところを探すことが大事です。

ところで、日本国民は日本という国、そして日本そのものを動かしている官僚の方々を信頼しているからこそ、多い人で5回目のワクワクキャンペーンに参加された方もいらっしゃいますが、下記のグラフを見てみて下さい。


回を重ねるごとにどんどん入院者数が増えているのは果たして何の効果が得られているのであろうか?
そういう疑念が生まれている時点で国と国民の信頼関係は既に破綻してしまっていますが、撃ってるからこそ今の状態で落ち着いていると国を信頼している方からすれば国と国民に信頼関係が構築できていると言えるでしょう。

先日来院された方から
今通っている小児科の先生がやたら子供にも撃ったほうが良いって勧められるけど、ホンマに撃つほうが良いと思う?
と尋ねられたため、
その小児科医の先生との信頼関係と思いますよ。もちろん撃つメリットと撃つリスク、そして撃たないメリットと撃たないリスクを十分天秤にかけた上で、最後はやっぱりその先生の言葉を信頼するかどうかですよ
とお伝えすると、
「違う小児科に替えよう」
とおっしゃられたため、そこまでの信頼関係だったのでしょう。
全ては信頼関係から。